映画「上海要塞」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
上海要塞の紹介：2019年中国映画。中国が宇宙から持ち帰ったシエントンという鉱物により、世界は目覚ましい発展を遂げましたが、やがてシエントンを狙って宇宙から巨大なデルタ母船が攻め込んできました。世界の都市が陥落する中、残ったのは上海要塞だけでした。司令官リンのもと、グレーイーグルのメンバーはデルタ母船に総攻撃をかけますが・・・という内容の中国制作のSF大作です。
監督：タン・ファータオ 出演者：ルー・ハン（チアン・ヤン）、スー・チー（リン・ラン）、ゴッドフリー・ガオ（ヤン・チェナン）、シー・リアン（ルー・イーイー）ほか
この解説記事には映画「上海要塞」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
宇宙からシエントンという鉱物を持ち帰った中国は、シエントンから発せられる強大なエネルギーを利用し、世界を発展させました。しかし、それに伴い宇宙からの侵略者も呼び込んでしまいました。それはシエントンを狙ったデルタ母船でした。戦闘機やプレデターを配備し、世界各地のシエルトンを奪い、都市を荒廃させていました。
上海には上海要塞と呼ばれる、世界各地の委員が集まりシエントンの管理と、宇宙からの侵略者への対応をしていました。上海要塞に所属する軍隊の中で、グレーイーグルという名の戦闘機部隊がありました。その部隊はチアン・ヤン、ション・ユイ、ルー・イーイー、パンの４人で構成されていました。
その中でもヤンは、美人司令官のリンと、最高指揮官のシャオ・イーコンから絶対の信頼を得ていました。ヤンはリンに憧れ、リンに恋心を持っていました。やがてニューデリーのシエントンが奪われて陥落し、残るは上海要塞のみとなりました。
デルタ母船が上海上空に現れました。司令塔の上海要塞はシエントンから発せられるシールドに守られていました。グレーイーグルに戦闘命令が入り、リンが指揮をとりました。街にはプレデターが送り込まれ、街を破壊し始めました。たまたま休みだったヤンも、戦闘に加わりました。
イーコンは海底に設置されたシエントンをリンに見せました。委員会では史上最大の武器のキャノン砲を母船に撃ちこもうという意見が出ていました。イーコンはキャノン砲を発射させるために、シエントンのエネルギーを大量に使うと、シールドが破損する恐れがあると言って拒否しました。デルタ母船のデータを抜き取ったチェナンも、母船のデータ解析が終わってからでも遅くはないと同調しました。
攻撃してきたデルタ母船に対し、母船のデータをもとにグレーイーグルによる攻撃を命じ、デルタ母船は上海を離れ、宇宙に消えました。
上海に平和が戻りました。司令官に昇進したヤンを祝おうと、イーイーの音頭で、倉庫の中にあるバーで酒盛りをしました。しかしヤンは一人になり、誕生日がくるリンの事を考えていました。イーイーはヤンに思いをぶつけた方がいいと言いました。
上海要塞ではチェナンの推将への昇進が決まり、喜びを語っていました。この様子をモニターで見ていたヤンらは、チェナンが遠回しにリンへ告白している言葉を聞きました。それを見ていたヤンは決心し、リンの行きつけのラーメン店に先回りしてリンを待ちました。リンがやってくると、ヤンは誕生日にと花束をプレゼントし、明日のデートの約束をしました。
翌日、二人っきりで会ったヤンでしたが、リンの前では何も言えず、リンの話を聞くだけで終わりました。しばらくすると、上海の街の地表に亀裂が入りはじめました。委員会はシエントンの副作用だと言いますが、デルタ母船が再び迫っていました。
委員会では、推将になったチェナンの発言力が増し、イーコンと対立しました。やがてシールドが破られ、上海要塞は猛攻撃を受けました。グレーイーグルが出動しますが、パンが撃墜されました。司令塔が破壊される中、リンはキャノン砲の発射を命じました。しかしキャノン砲はデルタ母船のシールドに塞がれ、司令塔近くに炸裂して大地は灰となり、上海はリンを巻き込み海へ沈みました。
イーイーもやられ、ユイが「オレを的にしてシャノン砲を撃ちこめ」と、デルタ母船の弱点のポイントに向かって飛びました。そして瀕死のチェナンが発射ボタンを押しました。キャノン砲はデルタ母船に命中し、大爆発を起こしました。
５年後、復興されつつある上海で、出生したヤンがリンの行きつけのラーメン店にいました。部下が、ヤンが戦闘で亡くした携帯電話を見つけました。充電すると、リンへメールを送信しました。リンが既読となったことから、ヤンはゆっくり眠って！とメールを送りました。ヤンは入隊時の担当がリンで、希望する部隊に、リンのいた上海要塞と書いていました。
以上、映画「上海要塞」のあらすじと結末でした。
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