映画「ジョンベネ殺害事件の謎」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ジョンベネ殺害事件の謎の紹介：2017年アメリカ, 中国, オーストラリア映画。1996年12月26日に起きたジョンベネ殺害事件。この未解決事件をドラマ化するにあたり、地元民からオーディション参加者を募集します。そのオーディション風景や、参加者たちの事件に関する様々な推測などを織り交ぜ、ジョンベネ殺害事件の謎に迫っていく、異質なドキュメンタリー映画です。
監督：キティ・グリーン 出演：ハナー・カグウィン（ジョンベネ）、タマラ・ハッチンズ（パッツィー）、ロンダ・ベルザー（パッツィー）、ゲイリー・フォスター（ジョン）、マーク・テイラー（ジョン）、ほか
この解説記事には映画「ジョンベネ殺害事件の謎」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
1996年12月26日、6歳の時に行方不明になって、亡くなってしまったラムジー家の娘ジョンベネ。いまだに犯人は捕まっておらず、未解決事件として世界的に有名になります。
この未解決事件をドラマ化するにあたり、地元民からオーディション参加者を募集します。オーディション参加者から、この事件に対するそれぞれの見解や思いを聞いていきます。
ジョンベネの行方が分からなくなった時、自宅には３枚の脅迫状が残されていました。そこには「警察に通報するな」と書かれていましたが、ジョンベネの両親はすぐに通報をします。
ジョンベネの父親ジョンは会社を経営しており、周りからも羨ましがられる存在でした。妻はパッツィー。赤い服が印象的で、パッツィー役を志願した人のほとんどが赤い服を着てオーディションに挑みます。
警察が駆け付けた後、ジョンは再度家にジョンベネがいないか探し、ワインセラー部屋に行くと、白い布にくるまれて冷たくなったジョンベネがいました。あっさりと死体を見つけたジョンに対して、世間はジョンが犯人ではないかと疑いますが、警察は事件現場を誰でも入られる状態にしていたため、現場証拠が不十分となってしまいます。
オーディションに来ていた人々からは様々な意見が飛び交います。殺した後に３枚の脅迫状を書くなんてありえない。そこには身代金を要求する文面も書かれており、金額は11万8000ドル。非常に中途半端な金額でした。これはジョンのクリスマスボーナスと同じ金額で、そんな偶然はありえないという意見が飛び交います。
ジョンベネの死因は首を絞められた窒息死。頭に殴られた痕があり、恐らく、殴られた後に何者かによって首を絞められたと判断されます。
パッツィーは若い頃、コンテストによく出ていました。ジョンベネも自ら好んで美少女コンテストに出ていたので、母に似たのだと世間では言われています。そんなパッツィーは、娘に自分の夢を託していました。
筆跡鑑定士によると、その脅迫状を書いたのはパッツィーの可能性が高いと言われています。パッツィーはその時にガンを患っており、今はそれが原因でこの世にはいません。病気で老いていく恐怖から、将来有望のジョンベネを嫉妬心から殺害に及んだとの意見もあります。
記者会見に出席したとき、夫婦は他人のような素振りをしていたので、世間はこの両親が殺したのではないかと賑わせます。
その頃に、ジョンベネの兄バークが殺した説も浮上します。よく兄弟喧嘩をしていたし、バークが書いた家族の絵にはジョンベネは描かれていなかったことが理由です。バークが殺した真実を両親が必死で隠したとすれば、両親の行動にも納得がいくとのこと。
サンタクロースのアルバイトをしていた男性も疑われました。なぜならジョンベネの葬式に出席していたからです。
ジョン・マーク・カーという奇妙な男も容疑者に浮上します。彼は13歳の少女と結婚したことがあると豪語するほどのロリコンです。ジョンベネの魅力に憑りつかれて犯行に及んだと疑われていました。しかし、ジョン・マーク・カーは、科学的に無実が証明され、釈放されます。
ジョンがジョンベネに性的暴行をしたとの情報も入ってきています。それにパッツィーが怒り、ジョンベネを殺したのではないかとの噂も流れています。
ジョンベネの性器には、傷がついていたそうですが、自転車に乗るときについてしまった傷だと片付けられてしまいます。様々な憶測が飛び交いますが、それでも真相は闇の中。
何組かのジョンとパッツィー役が夫婦喧嘩をするシーンを撮影し、ジョンベネ役がダンスをするシーンを撮影して、このドキュメンタリー映画は幕を閉じます。
以上、映画「ジョンベネ殺害事件の謎」のあらすじと結末でした。
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