グーグーだって猫であるの紹介:2008年日本映画。アメリカンショートヘアの猫、「グーグー」を始めとする猫たちと作者との生活を綴ったエッセイ漫画を原作に作られた映画。
監督:犬童一心 出演者:小泉今日子(小島麻子)、上野樹里(ナオミ)、加瀬亮(沢村青白)、大島美幸(加奈子)、村上知子(咲江)、黒沢かずこ(美智子)、田中哲司(編集長・近藤)、村上大樹(編集者・田中)、でんでん(梶原)、山本浩司(小林)、楳図かずお(UMEZU氏)、マーティ・フリードマン(ポール・ウェインバーグ)、大後寿々花(人間のサバ)、江口のりこ(高梨)、松原智恵子(麻子の母)、ほか
映画「グーグーだって猫である」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「グーグーだって猫である」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
「グーグーだって猫である」の予告編 動画
映画「グーグーだって猫である」解説
この解説記事には映画「グーグーだって猫である」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
「グーグーだって猫である」のネタバレあらすじ:起
漫画家の小島麻子(小泉今日子)は締切目前で4人のアシスタントと共に連日徹夜続き。ようやく原稿も上がった締切明け、気づくと麻子の飼い猫・サバの様子がおかしい。腎臓を患っていたサバは15年の寿命を全うしていた。長く生活をともにしてきたサバを失ったことで気落ちした麻子は描く意欲をも失ってしまい、アシスタントらは心配する。
そんなある日、麻子は新たに一匹のアメリカンショートヘアの子猫を飼うことにする。グーグーと名づけられた子猫の存在で麻子に再び明るさが戻り、グーグーは仕事場でもアシスタントみんなに可愛がられる。
麻子はオス猫のグーグーに去勢手術を受けさせようとするが、グーグーはメス猫を追って外へ出てしまう。いなくなっていることに気づいた麻子は慌てて探しに出ると、公園で出会った男性・沢村(加瀬亮)の協力でグーグーを見つけることができた。
「グーグーだって猫である」のネタバレあらすじ:承
麻子と沢村が話している様子を見たアシスタントのナオミ(上野樹里)は、かねてから麻子が独り身であることを心配していたことから、2人を近づけようと画策する。沢村もまた麻子の漫画のファンであり、複雑な家庭環境だったことから麻子の漫画に勇気をもらっていたのだ。ナオミらの計らいで2人の距離は徐々に縮まっていき、それは麻子にも良い影響を与えていた。
久々に新作のアイディアが浮かんだ麻子はその構想をアシスタントらに話す。それは少女が急速に老化する、というストーリーだったため、登場人物である80歳の老人の行動を全員で体験しようと老人体験グッズを借りて街でシミュレーションする。
「グーグーだって猫である」のネタバレあらすじ:転
その時、ナオミは偶然恋人マモル(林直次郎)の浮気現場を目撃、逃げ出したマモルを皆で追いかけて捕まえるが、その場で麻子が倒れてしまう。
病院に運ばれ、担当医となった沢村から検査の結果卵巣がんだと告げられた麻子は、とりあえず留守中のグーグーの世話をナオミに頼む。入院した麻子は自分にもしものことがあった時にもグーグーを引き取って欲しいと言うが、ナオミは留学を予定していたため、それが叶わないことを知る。
「グーグーだって猫である」の結末
他に唯一頼れるのは沢村だけだった。沢村は麻子の頼みに、来年故郷に帰って父の病院を継ぐことになっているので、その地でよければ引き受けると告げる。
手術は無事に終わったものの、術後の抗がん剤治療でつらい日々が続いた麻子は、ある晩病院を抜け出して公園へ行く。そこで死神に会った彼女はサバに再会し、ひとしきり思い出話をすると、サバは麻子と過ごした楽しい日々に感謝して去っていく。
その後麻子は少しずつ元気を取り戻し、仕事も再開させる。そして留学のため旅立つナオミに「グーグー」という名前の意味を聞かれ、「good good」のことだと教える。
以上、映画「グーグーだって猫である」のあらすじと結末でした。
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