映画「Pinocchio√964」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
Pinocchio√964（ピノキオ√964）の紹介：1991年日本映画。ロボトミー手術をされ、ダッチハズバンドとして女に売られていたピノキオ964は逃げ出し、ヒミコという女に拾われます。ヒミコは言葉を教え、ピノキオ964と愛し合います。このことで人間としての感情が蘇ったピノキオ964は暴れだし…という内容のカルトムービー。普通の映画とは一線を画した作品です。
監督：福居ショウジン 出演者：鈴木はぢ（ピノキオ√964）、ONN-CHAN（ひみこ）、大坪光路（ナリシマ）、原恭子（秘書）、北公次（マジックマン）、RANKO（ラブリーA子）ほか
この解説記事には映画「Pinocchio√964」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ナリシマは男をロボトミー手術して、ダッチハズバンドとして生まれ変わらせ、女性客にレンタルする商売をしています。レズビアンである女性のラブリーA子の元から逃げ出したダッチハズバンド『ピノキオ964』は街を彷徨っていました。
街では路上に座り込み、自分の世界観に浸るヒミコがいます。ヒミコは彷徨うピノキオ964を見つけ、興味を持ち自分の住処に連れて行きます。ヒミコの住処は廃屋のビルの一室のようで、ピノキオ964に言葉を教え始めます。
やがてピノキオと喋れるようになった頃から、街を連れまわし始めます。その頃、ナリシマはラブリーA子からピノキオ964がを放り出したことを聞きます。ナリシマは部下3人に「ピノキオ964を探せ！」と命じます。
地下鉄の駅に一人ピノキオ964を残し、買い物に行ったヒミコは男たちがピノキオ964を探しているのを見かけます。駅に戻るとピノキオ964はいなくなっていました。
必死に探すヒミコでしたが結局見つからず、探し疲れ住処に戻ると、ピノキオ964は自力で帰っていました。嬉しくなったヒミコはピノキオ964に抱き着き、そのまま愛しあいます。
その夜、人間としての感情を取り戻し始めたピノキオ964は苦しみ始めます。手術前の記憶と手術後の記憶が見えだし、苦痛で唸り、体が変異し始めます。これに同化されたヒミコも、無くした記憶が少しずつ蘇り始め発狂します。
しばらくしてピノキオ964の体が元に戻ると、ヒミコはスクラップ置き場に連れて行き、手錠を溶接し、体に鉄の箱を取付け監禁状態にして住処に戻りました。そしてヒミコはピノキオ964を探す男に声をかけ、自分の住処にいるのを見せます。
男は慌ててナリシマに報告します。ナリシマは部下たちに、ピノキオ964は連れて帰り、女は殺せと命じ、武器を持たせます。そしてヒミコの住処に乗り込みますが、覚醒したヒミコが男たちに襲いかかり撃退しました。
するとピノキオ964が暴れ出し、鎖と箱を付けたまま逃げ出します。ヒミコは部下の男と一緒にナリシマの事務所に向かいます。
事務所ではナリシマが秘書といちゃついていました。ヒミコと部下が着くと、別の部下がピノキオ964がやってきたと叫びます。ビルの外で待っているとピノキオ964が走って来ました。
ナリシマが『お前は死ね！』と叫ぶと、ピノキオ964は自分で手錠を壊して外し、こぶしでナリシマの腹を突き破ります。内臓が垂れ落ちて倒れたナリシマの横では、秘書が発狂していました。
逃げるピノキオ964をヒミコが追いかけます。そしてヒミコが教えてやる！と叫び頭の皮を剥ぐと、下から化け物のような巨大ないぼいぼの顔が出てきました。
それを見たピノキオ964は発狂し、暴れながらヒミコに襲いかかり、ヒミコの頭をもぎ取ります。そしてヒミコの頭を被ったピノキオ964は『楽だ～、全てクリアだ～』と喜びを言葉にしました。
以上、映画「Pinocchio√964」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する