劇場版 「Fate/stay night [Heaven’s Feel] II.lost butterfly」の紹介:2019年日本映画。PCゲーム「Fate/stay night」の劇場版で、間桐桜をヒロインとする第三ルートを描いた3部作の1作目となります。間桐臓硯および真アサシンとの戦いでセイバーを失ってしまった衛宮士郎でしたが、間桐桜を守るため聖杯戦争への参加を続けます。やがて、士郎と桜は結ばれ、2人はつかの間の幸せを享受しますが、一方で、影の暴走は止まらず、犠牲者は増えていきます。そして、影の暴走が冬木市全体を飲み込もうとした時、影の正体がついに明らかになります。
監督:須藤友徳 声優:衛宮士郎(杉山紀彰)、間桐桜(下屋則子)、間桐慎二(神谷浩史)、セイバー(川澄綾子)、遠坂凛(植田佳奈)、藤村大河(伊藤美紀)、言峰綺礼(中田譲治)、間桐臓硯(津嘉山正種)、ほか
映画「Fate/stay night [Heaven’s Feel] II.lost butterfly」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「Fate/stay night [Heaven’s Feel] II.lost butterfly」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
劇場版 「Fate/stay night [Heaven's Feel] II.lost butterfly」の予告編 動画
映画「Fate/stay night [Heaven’s Feel] II.lost butterfly」解説
この解説記事には映画「Fate/stay night [Heaven’s Feel] II.lost butterfly」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
劇場版 「Fate/stay night [Heaven’s Feel] II.lost butterfly」のネタバレあらすじ:起
柳洞寺でセイバーを探していた士郎は、セイバーが突如現れ黒い帯に包み込まれる梨乃を見て、そして、目の前に現れた影から出た黒い帯に自身も包まれた時、目を覚ましました。
次の日、帰宅した士郎は、電話で呼び出されて学校の図書室に行くと、そこには間桐慎二と桜、さらにサーヴァント「ライダー」がいました。慎二は、ライダーを士郎にけしかけ、士郎は一方的にやられますが、隙を見て慎二に殴り掛かり、慎二から桜を引き離すことに成功します。
怒り狂った慎二が、ライダーを再び士郎にけしかけた時、窓を破って凛とサーヴァント「アーチャー」が入ってきて、ライダーを倒しました。それでも慎二は、ライダーをけしかけますが、その時、桜が「やめて」と叫ぶとライダーは桜の元に現れました。
ライダーのマスターは実は桜で、慎二にライダーを預けていただけでした。桜にライダーへの命令を拒否された慎二は、手にある結晶を潰すと、桜のイヤリングが割れ、中から液体が飛び散りました。その液体を浴びた桜は、苦しみだし、周囲に黒い球体が現れ、その球体から黒い帯が飛び出し周囲を攻撃し始めました。
黒い帯が凛に襲い掛かろうとした時、それをかばった士郎を黒い帯が貫きました。さらに、士郎が倒れたことに我を忘れた桜も黒い帯に貫かれました。
劇場版 「Fate/stay night [Heaven’s Feel] II.lost butterfly」のネタバレあらすじ:承
負傷した士郎と桜は、言峰教会に運び込まれ治療を受け、一命を取り留めました。士郎は言峰から、いずれ桜はまた暴走し、最後は自分自身まで殺してしまうだろうと言われます。
それを聞いた凛は、桜を殺そうと桜のいる部屋に向かいますが、言峰から「実の妹でもか?」と言われます。桜は、元々凛の妹として遠坂家に生まれたのですが、幼いころ間桐家に養子に出されていたのでした。それでも凛は、桜の元に向かいますが、桜は部屋にはいませんでした。
言峰教会から出た士郎は、ほどなく桜を発見します。自分を責める桜に士郎は「桜が許さなくても自分が桜を許す」と手を取り、共に家に帰りました。
劇場版 「Fate/stay night [Heaven’s Feel] II.lost butterfly」のネタバレあらすじ:転
次の日、イリヤが住んでいる城を訪れますが、そこでイリヤとそのサーヴァント「バーサーカー」は、間桐臓硯とそのサーヴァント「真アサシン」の攻撃を受け、さらに、そこに影に飲み込まれたセイバーそっくりの黒いセイバーも乱入し、バーサーカーを攻撃しました。
そのすさまじい戦いに士郎とイリヤも巻き込まれますが、凛とアーチャーに助けられました。そこへ真アサシンがイリヤを確保しようと襲い掛かりますが、アーチャーが防ぎ、逆にアーチャーが真アサシンを追い詰めた時、影の穢れがアーチャーを包み込み、身動きが取れなくなりました。
バーサーカーと黒いセイバーの戦いは、黒いセイバーが勝利し、バーサーカーは影に飲み込まれました。そして、真アサシンが士郎たちに襲いかかりますが、影の穢れに囚われたいたはずのアーチャーが駆け付け、真アサシンを退けました。
しかし、今度は影が現れて爆発し、士郎は左腕を失ってしまいました。影の爆発により瀕死の重傷を負っていたアーチャーは、ライダーの制止にもかかわらず、自らの左腕を切り落とし、士郎に移植すると消滅しました。
劇場版 「Fate/stay night [Heaven’s Feel] II.lost butterfly」の結末
帰宅した士郎は、蔵の中で凛から左腕の治療を受けますが、その時、以前から士郎を知っていたと凛から告白されました。しかし、それは桜が大切な思い出とする士郎を知った時と同じ時間と場所であり、その話を外で聞いていた桜は愕然としましす。
その夜、士郎の部屋を訪ねた桜は、士郎はなぜ自分を助けてくれるのかを尋ね、士郎が桜を好きな女子として見てくれていることに喜び、そこで2人は結ばれました。
次の日、冬木市で発生した大量殺人のニュースを見ていた士郎と凛は、その事件に影の痕跡があることを見つけます。その夜、桜は、夢の中でいたずらする幽霊を倒し、幽霊が残した飴玉を食べようとした時、サーヴァント「ギルガメッシュ」が現れました。実は桜は、夢を見ている間に無意識に外を出歩き、人を殺してはその肉を食べていたのでした。
ギルガメッシュは、その強大な宝具で桜に無数の剣を刺しますが桜は死なず、逆に影に飲み込まれてしまいました。次の日、士郎が目を覚ますと、桜は寝床におらず、玄関の外で血まみれになって倒れていました。
その夜、臓硯に呼び出された士郎は、影の正体は、桜を媒体として表れた聖杯の中身であると知らされます。士郎は、臓硯から、これ以上被害を出さないために影、つまり桜を殺すことを依頼されますが、士郎は桜を殺すことができませんでした。
そのことを知った桜は、士郎に迷惑をかけないために実家に戻りますが、そこで慎二に襲われてしまいます。慎二に凌辱される中、慎二がいなくなればいい、と桜が思った時、黒い帯が現れ慎二を殺してしまいました。
自分の思いが慎二を殺したことに桜はショックを受け、その影響で影が暴走して、ついに冬木市全体を覆うほどになり、そして、桜自身も影と同化してしまいました。
以上、映画「劇場版 「Fate/stay night [Heaven’s Feel] II.lost butterfly」」のあらすじと結末でした。
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