ロイヤルコーギー レックスの大冒険の紹介:2019年ベルギー映画。イギリスの先代女王・エリザベス2世の愛犬ロイヤルコーギーをモデルに、宮殿を飛び出した1匹の犬の冒険と成長を描いたアニメ映画です。本作にはエリザベス2世の他にも映画公開当時のアメリカ合衆国大統領だったドナルド・トランプ夫妻といった実在人物も登場します。
監督:ヴァンサン・ケステロー、ベン・スタッセン 声優(日本語吹替版):中村悠一(レックス)、沢城みゆき(ワンダ)、落合弘治(チャーリー)、岩崎ひろし(ネルソン)、清水はる香(マーガレット)、たかはし智秋(ミッツィ)、佐藤せつじ(ジャック)、後藤光祐(バーナード)、菊池通武(タイソン)、拝真之介(チーフ)、宮沢きよこ(エリザベス2世)、浦山迅(ポラックス)、斎藤志郎(フィリップ殿下)、いとうさとる(カスター)、岡純子(パトモア)、後藤光祐(ドナルド・トランプ)、松本佳奈(メラニア・トランプ)、越後屋コースケ(ジンジャー)ほか
映画「ロイヤルコーギー レックスの大冒険」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ロイヤルコーギー レックスの大冒険」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ロイヤルコーギー レックスの大冒険」解説
この解説記事には映画「ロイヤルコーギー レックスの大冒険」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロイヤルコーギー レックスの大冒険のネタバレあらすじ:起
時の英国女王エリザベス2世は夫・フィリップ殿下から誕生日プレゼントとして天性の可愛さを備えた1匹のコーギー犬をプレゼントされました。
レックスと名付けられたこの犬はエリザベス女王が既に飼っている3匹のコーギー犬のチャーリー、ネルソン、マーガレットと共にバッキンガム宮殿で暮らし、エリザベス女王はレックスをトップドッグに任命しました。大事に大切に可愛がられて育てられたレックスはいつしかわがままで高慢な犬に育っていきました。
そんなある日、アメリカのドナルド・トランプ大統領とメラニア夫人が国賓としてバッキンガム宮殿を訪れました。トランプ夫妻はコーギー犬のミッツィを連れて来ていました。ミッツィはレックスを気に入り、積極的にアプローチをかけてきました。そんなレックスは晩餐会の席上でトランプ大統領に噛み付いてしまうという前代未聞の大失態をやらかしてしまいました。
トランプ大統領は怒って帰ってしまい、エリザベス女王から叱られたレックスは自分はもはやここにはいられないのではないかと落ち込んでいると、普段から親友のように接してくれているチャーリーがローマ教皇が犬を探しているというので一緒に行こうと誘ってきました。
ロイヤルコーギー レックスの大冒険のネタバレあらすじ:承
誘いに乗ったレックスとチャーリーはバッキンガム宮殿を抜け出し、セント・ジェームスパークへと向かいましたが、実はチャーリーは親友なんかではなく、かねてからレックスからトップドッグの座を奪い取ろうと目論んでいたのです。チャーリーに裏切られたレックスは首輪を失い、凍った川に突き落とされてしまいました。
何とか一命を取留めたレックスは犬保護施設へと入れられました。レックスはそこで他にも施設に入れられたジャックやチーフといった犬たちと知り合いました。レックスはワンダという美しい犬に惹かれ、一目惚れしましたが、ワンダはこの施設の犬の中でも凶暴なボス格のタイソンの彼女でした。
この施設の地下は格闘場みたいになっており、そこでは連日のように犬たちが激闘を繰り広げていました。レックスは果敢にもタイソンに闘いを挑みましたが上手くいかず、機転を利かせたワンダのおかげで一度は戦線離脱しました。
ロイヤルコーギー レックスの大冒険のネタバレあらすじ:転
やがてレックスは新しい飼い主が見つかり、引き取られることになりましたが、その直前でレックスが見たのはワンダに暴力を振るおうとしたタイソンの姿でした。
一方その頃、バッキンガム宮殿ではコーギーたちの飼育係がレックスがいなくなったことに気付きました。チャーリーはレックスを探し回っているエリザベス女王に、あらかじめレックスから奪っておいた首輪をあたかも自分が見つけたかのように見せつけました。エリザベス女王はレックスがキツネに食べられてしまったものだと思い込んで泣き崩れました。
やがてレックスの葬式が執り行われ、エリザベス女王はチャーリーを新たなトップドッグに任命しました。こうしてまんまとトップドッグの座に就いたチャーリーはネルソンやマーガレットに対して威張り散らすようになりました。
レックスはジャックら仲間たちと力を合わせてタイソンを倒しました。レックスはワンダも共に施設を出てバッキンガム宮殿に戻る決心をしましたが、ジャックたちはこの施設が気に入っていることを理由に留まることにしました。
ロイヤルコーギー レックスの大冒険の結末
宮殿に戻ったレックスとワンダは衛兵に追い出されてしまいましたが、ワンダは一度施設に戻るとジャックたちを引き連れて宮殿に向かいました。ジャックたちが衛兵を引きつけている間に、レックスは何とかバッキンガム宮殿に入ることにできた。
ところが、レックスが生きていることを知ったチャーリーはレックスとワンダを部屋に閉じ込め、宮殿に大量にしまっておかれていたレックスのグッズに火を放ってしまいました。レックスはワンダを風船にくくりつけて宮殿の外に逃し、ワンダは仲間たちを引き連れて宮殿に戻り何とか火を消すことに成功しました。
ワンダはチャーリーからレックスの首輪を取り返し、エリザベス女王はレックスが生きていることを知って大喜びし、レックスはワンダを連れていたことからレックスはきっと新恋人を探しに宮殿の外に出たのだろうと納得しました。
エリザベス女王はレックスをトップドッグの座に戻そうとしましたが、レックスはワンダのトップドッグになりたいとこれを固辞、引き続きチャーリーがトップドッグの座に留まることになりました。ところが、程なくしてチャーリーはトランプの愛犬ミッツィと結婚させられることになり、バッキンガム宮殿を出てアメリカに連れて行かれました。
エリザベス女王の計らいによってワンダのみならずジャックら仲間たちも宮殿に引き取られることになり、レックスはワンダや仲間たちと一緒に宮殿で暮らすことになりました。
以上、映画「ロイヤルコーギー レックスの大冒険」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する