木更津キャッツアイ ワールドシリーズの紹介:2006年日本映画。人気テレビドラマ「木更津キャッツアイ」映画版の第2段です。余命宣告をされながらも前回まで元気に生きていた主人公ぶっさんですが、本作では亡くなっています。仲間たちはぶっさんとちゃんとお別れをしなかったため、「仲間とちゃんとお別れをしよう。」ということがテーマとされて、物語が進んでいきます。あいかわらず、はちゃめちゃでとんでもないストーリーですが、今回は仲間との別れが中心に描かれており、しんみりとした内容となっています。残されたものはちゃんと前を見て進んでいこうという意図がこの作品からは感じられます。
監督:金子文紀 出演:岡田准一(ぶっさん)、櫻井翔(バンビ)、岡田義徳(うっちー)、佐藤隆太(マスター)、塚本高史(アニ)、酒井若菜(モー子)ほか
映画「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」解説
この解説記事には映画「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
木更津キャッツアイ ワールドシリーズのネタバレあらすじ:ぶっさんが亡くなって
余命を宣告されながらも元気で生きていた主人公であるぶっさんでしたが、三年前に病に倒れ亡くなりました。仲間たちは市役所に就職したバンビを残して、それぞれ街を出ていったいました。ある日バンビはぶっさんの声を聞き、ぶっさんを生き返らせる術があることを知り、マスターやアニーに会いにいきます。ぶっさんの言う通りに復活をこころみますが、突然爆発が起こり、自衛隊訓練所から脱走してきたうっちーとゾンビ集団に遭遇します。杉本という自衛隊の教官はうっちーを捕まえようと必死です。それに巻き込まれたゾンビ集団は野球で白黒着けようと提案します。
木更津キャッツアイ ワールドシリーズのネタバレあらすじ:野球対決
杉本はゾンビたちの提案を飲み、野球に負けたらうっちーとバンビたち全員に自衛隊に入るように言います。うっちーは勝負を受けると意気込みますが、完全に巻き込まれたバンビたちは意気消沈します。そのまま野球のグランドの整備をしていると、亡くなったはずのぶっさんと昔の知り合いであるオジーが現世に復活していました。ぶっさんは3年ぶりに戻ってこれたことを喜び、仲間たちに野球をやろうと促します。久しぶりにグランドで円陣を組む仲間たちでした。ぶっさんたちと自衛隊訓練所たちとのはちゃめちゃな野球対決が始まります。
木更津キャッツアイ ワールドシリーズのネタバレあらすじ:父親には見えない
大活躍するぶっさんでしたが、その姿は父親である公助にはぶっさんの姿は見えません。そして仲間たちはぶっさんだけが三年前の姿で止まっていることに気づきます。三年前、ぶっさんが亡くなる時に、ぶっさんは仲間たちとさよならを言うのが嫌で、仲間たちに「さよなら」を言えずあの世に逝ってしまいました。ただ一人だけ父親にだけがちゃんと「さよなら」を言えたので、彼にはぶっさんの姿が見えないのでした。そのことに気づいた仲間たちは、ぶっさんにさよならを言わなくちゃいけないことを悟ります。仲間たちはちゃんとぶっさんに「さよなら」を言い、前に進んで生きていくことを誓います。仲間たちとようやく「さよなら」が言えたぶっさんは天国へと旅立って行きます。そして、バンビたち仲間はまた自分たちなりに前へ進んで生きていくのでした。
以上、木更津キャッツアイワールドシリーズのあらすじと結末でした。
木更津キャッツアイは基本ぶっさん(岡田准一)が主役だが今回のワールドシリーズはバンビ(櫻井翔)が主役のような気がする。ドラマや映画第1作目の日本シリーズでは茶髪や金髪だったバンビが黒髪になりスーツを着て仕事をしている姿のギャップは、櫻井翔だからこそ表現できたはず。今までのキャッツアイは笑いを追求しているがこの映画は感動が加わって、前半の笑いと後半の感動の落差は鳥肌もの。