カンバセーション 盗聴の紹介:1973年アメリカ映画。「ゴッドファーザー」で有名になったコッポラ監督が自らのオリジナル脚本を映画化。批評家に絶賛され、アカデミー賞では自らの「ゴッドファーザー PART II」と作品賞を争った。カンヌ国際映画祭でもグランプリを受賞。
監督:フランシス・フォード・コッポラ 出演:ハリー・コール(ジーン・ハックマン)、スタン(ジョン・カザール)ほか
映画「カンバセーション 盗聴」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「カンバセーション 盗聴」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「カンバセーション 盗聴」解説
この解説記事には映画「カンバセーション 盗聴」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
カンバセーション 盗聴のネタバレあらすじ:1
サンフランシスコのユニオン・スクエアでは今日も多くの人々が散策を楽しんでいます。その中には若い男女マークとアンもいます。そして彼らの様子を監視する人間も。
中年男のハリーはマークたちのそばを離れて近くに駐めたバンの中へ。そこでは彼の仲間が盗聴機器を弄っています。彼らは通信傍受のプロで、依頼を受けて人の会話を盗聴、録音するのです。マークとアンの会話を聞くと、彼らは監視を怖れており、数日後にホテルで密会するつもりです。プロに徹したハリーはそんないわくありげな会話にも興味を持たず、暇な時は一人部屋でサックスを吹いています。
カンバセーション 盗聴のネタバレあらすじ:2
久しぶりに恋人のエイミーに会いにゆきますが、彼女はハリーの仕事をあれこれ聞いてきます。ウンザリして彼は外出。翌日、会話の録音テープを届けにオフィスに行くと依頼主は不在で、代わりに秘書のマーティンがテープを受け取ろうとします。拒否すると、マーティンはハリーを脅すような事を言い出します。仕事場に戻ってテープを聞き直したハリーは、「彼は我々を始末する機会を狙ってる」というフレーズを耳にし、不安にかられます。
カンバセーション 盗聴のネタバレあらすじ:3
エイミーとの別れ話のあと、ハリーは通信傍受技術の大会へゆき、同業者と交流。しかし、そこにマーティンが来ていて、ハリーは自分を追い回すな、と文句を言う羽目に。気分を直してハリーは同じ盗聴のプロであるモランたちを仕事場に招きますが、ペンによる盗聴というイタズラに怒って彼らを追い出してしまいます。そして彼らについてきたメレディスと関係をもつのですが、目が覚めてみると彼女は例の会話テープと共に消えていました。どうやらこれは依頼主の差し金らしく、彼からの連絡で再びハリーがオフィスにゆくと、テープは手に入れたから金を払うという話でした。その時、そこにあった写真から、マークと一緒にいたアンがこの依頼主の妻であることが分かります。
カンバセーション 盗聴のネタバレあらすじ:4
依頼主が不倫の妻とその相手を殺すつもりでは、と考え、ハリーは密会が行われるホテルへ。2人の隣の部屋に入って盗聴器で様子をうかがいますが、別に変な物音は聞こえません。やがてその部屋で寝入ってしまったハリーの耳に、ものすごい悲鳴が。あわてて隣室に入ってみると、異常なし。しかし、トイレの水を流すと、大量の血が溢れてきました。依頼主に会いにゆくとオフィスは慌ただしく、面会を拒否されます。しかも新聞を見ると依頼主は交通事故で死亡したとの報道がされています。
カンバセーション 盗聴の結末
ハリーは自分が勘違いしていたことに気づきます。殺人を計画していたのはマークとアンであり、依頼主はその被害者なのでした。一人で部屋に戻ってサックスを吹いていると、マーティンから電話があり、自分が盗聴されていることを知ります。あわてて部屋を探しますがマイクなど見つかりません。もはや無茶苦茶になった部屋の中で、ハリーはヤケクソになってサックスを吹き続けます。
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