真夏の夜の夢の紹介:1999年アメリカ映画。イタズラ好きの妖精がホレ薬を間違った相手に使ったがために、2組の恋人たちが大騒動を繰り広げる。シェイクスピアの戯曲を豪華俳優人で映画化したファンタジック・コメディ。
監督:マイケル・ホフマン 出演:ケヴィン・クライン(ニック・ボトム)、ミシェル・ファイファー(タイタニア )、ルパート・エヴェレット(オベロン)、キャリスタ・フロックハート(ヘレナ)、スタンリー・トゥッチ(パック)、アンナ・フリエル(ハーミア)、クリスチャン・ベイル(ディミトリアス)、ソフィー・マルソー(ヒポリタ)、ドミニク・ウェスト(ライサンダー)、デヴィッド・ストラザーン(シーシアス)、サム・ロックウェル(フランシス・フルート)、ほか
映画「真夏の夜の夢」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「真夏の夜の夢」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
真夏の夜の夢の予告編 動画
映画「真夏の夜の夢」解説
この解説記事には映画「真夏の夜の夢」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
真夏の夜の夢のネタバレあらすじ:意に染まぬ結婚
19世紀初頭のイタリア、モンテ・アテナ。貴族の娘ハーミア(アンナ・フリエル)は父イジアス(バーナード・ヒル)の決めた婚約者ディミトリアス(クリスチャン・ベイル)がいたが、別の若者ライサンダー(ドミニク・ウェスト)と愛し合っており、ディミトリアスとの結婚を拒んで責められていた。
イジアスは公爵シーシアス(デヴィッド・ストラザーン)に娘の裁きを訴え出るが、アマゾン国の女王ヒポリタ(ソフィー・マルソー)との婚礼を4日後に控えたシーシアスは、4日後を期限にハーミアに決断するよう言い渡す。追い詰められたハーミアはライサンダーと駆け落ちすることを友人ヘレナ(キャリスタ・フロックハート)にだけ打ち明けるが、ディミトリアスを愛していたヘレナはハーミアへの嫉妬心から彼に2人の駆け落ちを教える。
真夏の夜の夢のネタバレあらすじ:妖精の媚薬
夜も更けた町はずれの森の中では、妖精の王オべロン(ルパート・エヴェレット)と女王タイタニアが養子にした少年をめぐって夫婦喧嘩中だった。そこでオベロンは媚薬を使ってタイターニア(ミシェル・ファイファー)を翻弄させた隙に少年を取り上げようと画策し、イタズラ好きの妖精パック(スタンリー・トゥッチ)に、目覚めて最初に見たものに恋をするという媚薬の花を摘んでくるよう命じる。
その時、駆け落ちを知ってハーミアを追って来たディミトリアスとヘレナが現れる。必死に恋心を訴えるヘレナに冷たい態度のディミトリアスを見たオベロンは、2人と入れ違いに花を持って帰ったパックに「アテナの若者の瞼に媚薬を塗れ」と命じ、自分は眠りについたタイタニアに忍び寄って彼女の瞼に媚薬を塗る。
真夏の夜の夢のネタバレあらすじ:恋人たちの大混乱
ところがパックは間違えてライサンダーの瞼に塗ってしまったため、彼は通りかかって起こされたヘレナを見てたちまち彼女に恋をしてしまう。
間違いに気づいたオベロンが再びパックにディミトリアスに媚薬を塗らせると、ディミトリアスはヘレナを恋するようになるが2人の男がヘレナをめぐって争うようになり、ハーミアはヘレナがライサンダーを奪ったと怒り、ヘレナは3人がグルになって自分をからかっていると怒って大混乱となる。
真夏の夜の夢のネタバレあらすじ:ロバと女王
その頃、町の職人らがシーシアス公の婚礼で演じる芝居の稽古をしに森にやってくる。ところが職人のひとりニック・ボトム(ケヴィン・クライン)がパックのイタズラでロバに変えられてしまい、驚いた仲間たちは逃げ帰ってしまう。騒ぎで目を覚ましたタイタニアはロバの姿をしたボトムをひと目見てとりこになってしまい、彼はわけがわからないまま妖精らに手厚いもてなしをうける。
夜明け近くになり、オベロンは目の迷いを解く薬をライサンダーにだけ塗るようパックに言い、自らは眠っているタイタニアの瞼に塗る。
真夏の夜の夢の結末:一夜の夢
朝になり、目を覚ましたタイタニアは横で眠るロバに驚き、オベロンとは仲直りをして昼の姿で飛び立つ。正しい組み合わせに落ち着いた2組の恋人たちは、シーシアス公とヒポリタの婚礼の場で無事愛する人と結婚、人間の姿に戻ったボトムも仲間と共に婚礼の場で芝居をすることができた。
それぞれが夢のような不可思議な体験に惑っていたが、夜空を見上げるボトムの手には黄金の指輪が残されていた。
以上、映画「真夏の夜の夢」のあらすじと結末でした。
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