ボブという名の猫 幸せのハイタッチの紹介:2016年イギリス映画。路上ミュージシャンをしていたホームレス同然だったジェームズは薬物中毒で死と隣り合わせの毎日を送っていた。そんなジェームズが一匹の茶トラの猫と出会ったことで人との繋がりを取り戻し、社会に復帰して、ベストセラー本とベストヒット映画を世に送り出すことになるまでの実話を元にした映画です。
監督:ロジャー・スポティスウッド 出演:ルーク・トレッダウェイ(ジェームズ・ボーエン)、ルタ・ゲドミンタス(ベティ)、ジョアンヌ・フロガット(ヴァル)、アンソニー・ヘッド(ジャック・ボーエン)、キャロライン・グッドオール(メアリー)、ほか
映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ボブという名の猫 幸せのハイタッチの予告編 動画
映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」解説
この解説記事には映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」のネタバレあらすじ:起
ジェームズ・ボーエン(ルーク・トレッダウェイ)は、その日食べる物にも困るロンドンの売れないストリートミュージシャンでした。両親が離婚し15歳ぐらいから薬物中毒で、ロンドンで住む家もありません。同じような薬物中毒のホームレス仲間と仲良くする中で、ハイになっている所を警察に見つかり病院に連れていかれます。そこで薬物カウンセラーのヴァル(ジョアンヌ・フロガット)から住む家と断薬の機会を与えられます。そんな中一匹の猫を助けます。それが茶トラのボブです。
「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」のネタバレあらすじ:承
その猫、ボブを助けて一緒に歌うようになってからファンも増え、収入も増えます。更にラッキーだったのはボブを保護して病院に連れていく手助けをしてくれた近所の女性ベティ(ルタ・ゲドミンタス)と仲良くなれたことです。ただ、いいことばかりではありませんでした。ジェームズの父親は離婚後、再婚した女性とその子供と暮らしていたのですが、その父親と道で偶然再会します。ボブを飼ったことで収入も増え薬物の断薬中ということもありクリスマスに父親の家を突然訪問します。が、結局は新しい母親とウマが合わず、逃げるように父親の家を後にします。
「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」のネタバレあらすじ:転
悪いことは続くもので、路上ライブ中に犬をつれた男が乱入してきてライブは失敗した上に警察に拘留されてしまいます。拘留中は断薬治療のための薬を飲めなかったため薬局に慌てて買いに行き、そこで飲みます。ジェームズが仲良くなろうとしてるベティは薬物中毒者をひどく嫌っているのですが、運悪くそこでベティと鉢合わせてしまい仲が険悪になってしまいます。路上ライブでのトラブルのせいでストリートミュージシャン活動ができなくなってしまったため、ジェームズはホームレスを助ける活動のビッグイシューという雑誌を路上で売ることにしました。これもボブのおかげで売れ行きは上々で、金に困ることはなくなります。しかし、ここでも不幸に見舞われます。
「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」の結末
ビッグイシューは販売員ごとにテリトリーが決まっていましたが、他のテリトリーでボブ見たさからジェームズから客が雑誌を買い、それが元で1カ月の販売禁止処分を受けてしまいます。他にも色んなトラブルがありボブが逃げてしまい、ジェームズは再び薬に手を出しそうになります。結局ボブはジェームズを心配してか、彼の元に戻ってきます。そのボブの姿を見てジェームズは完全な断薬を決意し、薬物カウンセラーと相談し、2日間一度も家から出ず、ひどい幻覚と禁断症状に苦しみながら、最終的に自らの手足を縛り断薬を成し遂げます。ジェームズとボブの路上パフォーマンスや雑誌販売は多くの人の目に止まり、話題になっていたため、出版社の人から声がかかり、最終的にベストセラー本になり映画になり、サイン会まで開くようになりました。
以上、映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」のあらすじと結末でした。
「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」感想・レビュー
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猫のボブが、おとなしくて、可愛いらしく、ハイタッチをしたり、ジェームズの肩にちょこんと乗っている姿が、何とも言えないくらい魅力的でした。実話というのも驚きましたが、主人公の青年、ストリートミュージシャンが、猫のボブと出会ったことにより、さえない日々の生活が徐々に変化していくのもみどころです。
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ボブを肩に乗せたジェームズがスーパーに行き、ボブに缶詰を一つひとつ鼻に近づけ、どの缶詰が好きか聞くシーンが印象的でした。ボブが好みの缶詰かどうか、興味深々に喰いついている様子が可愛くて、私もボブを抱っこしたくなりました。
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ジェームズの傍らにいつも居るボブの表情が
何とも言えず、いい感じだ。黙って見守って
いるような印象を受けた。
テレビで紹介されていて気になり、先に原作を読んでから見ました。
一番のおすすめポイントは、ボブ本人(本ネコ?)が出演しているところです!バスだけでなく自転車にもさっそうと乗るボブ、本当に愛らしい!誰もがとりこになるのがわかります。
そして何より素晴らしいのが、、自尊心の低かった主人公が、ボブと出会うことにより、自信を取り戻し、前向きに生きようとするところです。
原作では、映画よりもずっと多くの困難があったことがわかります。ぜひみて原作にも触れてほしいです。