アナスタシアの紹介;1997年アメリカ映画。この作品は、ロシアを舞台に、行方不明の「アナスタシア皇女」を巡り、一人の少女の運命が変わる物語です。純粋に家族との再会を望む皇太后や、褒美を狙う詐欺師、自分の生い立ちを知りたい記憶喪失の少女、王家を狙う魔術師など、様々な思惑が入り乱れながら、少女はどう決断するのか。アナスタシア伝説を元にした、アニメ映画です。
監督:ドン・ブルース/ゲイリー・ゴールドマン 出演:アナスタシア皇女・アーニャ(メグ・ライアン/白木美貴子)、ディミトリ(ジョン・キューザック/石川禅)、ラスプーチン(クリストファー・ロイド/壌晴彦)、マリー皇太后(アンジェラ・ランズベリー/此島愛子)、バルトーク(ケルシー・グラマー/石田圭祐)ほか
映画「アナスタシア」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アナスタシア」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アナスタシアの予告編 動画
映画「アナスタシア」解説
この解説記事には映画「アナスタシア」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アナスタシアのネタバレあらすじ:ロシア革命と別れ
ロマノフ王家のアナスタシア皇女は8歳の美しい女の子でした。あるパーティで、彼女はマリー皇太后から、オルゴールのついた宝石箱と、宝石箱の鍵のついたペンダントをプレゼントされます。そのペンダントには、「いつかパリで暮らそう」と書いてありました。しかし、そのパーティにロマノフ王朝の崩壊を望む、邪悪な魔法使いラプスーチンが現れ、彼の呪いによってロシア革命が起こります。逃げ惑う中、召使いの男の子に逃がしてもらえたマリー皇太后とアナスタシア皇女でしたが、アナスタシア皇女は汽車から転落し、頭を打って気絶してしまい、行方不明になってしまいました。
アナスタシアのネタバレあらすじ:希望と詐欺
10年後、マリー皇太后は「アナスタシアを見つけ出したものには褒美をとらせる」と宣言をします。それに食いついたのは、多くの詐欺師たちでした。ディミトリとウラジミールもその一員で、2人は「アナスタシア」を演じるオーディションまで開催しますが、いい人材が現れずお手上げでした。ある日、自分の過去の記憶をなくしたアーニャは、孤児院をでる年齢となり旅立ちます。自分の過去を知りたいと願った彼女は、途中出会った犬のプーカを連れ、唯一の持ち物であるペンダントに書かれた「パリ」へ向かおうと決意します。しかし、出国ビザのない彼女は、汽車に乗ることができません。すると、老婆にビザをくれるディミトリという青年がいると教えられ、彼らの隠れ家へと向かいます。そこは、古い城で、城の空気から何かを思い出しかけたアーニャですが、完全に思い出すことができません。そこへディミトリが現れ、自分たちのアナスタシア役にアーニャを利用することを企みます。
アナスタシアのネタバレあらすじ:裏切りと再会
ロシアからパリへと向かう道中、アーニャはアナスタシアとしての知識を叩き込まれます。途中、ラプスーチンの亡霊による呪いに妨害されますが、無事にパリへと到着しました。マリー皇太后への紹介役に、質問をされながら、アーニャはクリアしていきます。彼女は、ディミトリが教えていない質問まで答えていき、彼はアーニャが本当にアナスタシアであることに気がつきます。しかし、皇太后は詐欺師ばかりが訪れることに辟易し、もう誰にも会わないと宣言をしていました。紹介役によって仲介され、まずはディミトリが皇太后に会いますが、彼が詐欺師であることを知っていた皇太后に追い返されてしまいます。そこで、アーニャはディミトリが自分をだましていたことを知り、激怒しながら別れます。自分の行いに罪悪感を持ったディミトリは、皇太后を連れ出し、アーニャのもとへと無理矢理連れて行きます。しぶしぶアーニャと会った皇太后でしたが、その皇太后のつけるハンドクリームのにおいで、アーニャはアナスタシア皇女の記憶を取り戻します。ディミトリを許せないアーニャですが、皇太后から褒美を受け取らなかったこと、そして彼が自分たちを助けてくれた召使いの男の子であることを聞き、心が揺らぎます。
アナスタシアの結末:呪いと決意
アナスタシア皇女が戻った祝いのパーティの中、アーニャはディミトリを許すことのできない自分と、皇女としての立場を受け、一人庭へと向かいます。すると生け垣が彼女を閉じ込め、ラプスーチンの亡霊が現れ、彼女の足下を崩して行きます。間一髪のところにディミトリが現れ、アーニャを助けますが、ディミトリが死んでしまいます。怒ったアーニャは、そばに転がってきたラプスーチンの呪いの道具を踏み壊し、ラプスーチンの亡霊を消し去ります。ディミトリの死を悲しむアーニャですが、ディミトリは気絶していただけでした。会場でアーニャを探していたマリー皇太后は、一通の手紙を見つけます。そこには、皇女としてではなくアーニャとして、ディミトリと生きて行くことが記されていました。
以上が「アナスタシア」のあらすじと結末です。
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