at Home アットホームの紹介:2014年日本映画。平凡で幸せな家庭に見える5人家族の森山家は、実は血が繋がっておらず、父親は空き巣泥棒、母親は結婚詐欺師、長男はパスポートなどの偽造を行っていた。壮絶な人生の中で居場所を求めて出会った5人の絆を描いたヒューマン・ドラマ。
監督:蝶野博 出演者:竹野内豊(森山 和彦)、松雪泰子(森山 皐月)、坂口健太郎(森山 淳)、黒島結菜(森山 明日香)、池田優斗(森山 隆史)ほか
映画「at Home アットホーム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「at Home アットホーム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「at Home アットホーム」解説
この解説記事には映画「at Home アットホーム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
at Home アットホームのネタバレあらすじ:森山家の実情
5人家族の森山家の賑やかで平和な夕食中、母親の皐月が夫の和彦に「お父さん、今日はどうだったの?」と尋ねると、和彦は財布からお金とカードを取り出します。数枚の1万円札を見て喜ぶ皐月ですが、「掛け軸も盗んだ」と得意気に広げて見せる和彦に、家族は無言になります。現金以外は危険だから燃やすと長男の淳に怒られる和彦。大黒柱の和彦は空き巣泥棒、皐月は33歳のフリをした結婚詐欺師、印刷工場で偽造師のゲンジに習いながらパスポートの偽造を行う淳、中3の明日香、小学生の隆史の5人は、血の繋がらない「家族」でした。
at Home アットホームのネタバレあらすじ:皐月が拉致される
和彦と皐月と淳は明日香の高校受験のために、それぞれの仕事に精を出します。皐月はミツルという男を騙すためにデートに出かけますが、実はミツルも詐欺師でした。その上、結婚詐欺師であることがバレてしまい、逆上したミツルに拉致されて酷い暴力を受けてしまいます。ミツルは森山家に電話をして皐月と引き換えに一千万円を要求します。淳は和彦が以前盗んできた拳銃を取り出しますが、和彦に止められます。淳は印刷工場で偽札を作ることに成功し、偽札を持って家族で拉致現場に向かうのでした。
at Home アットホームのネタバレあらすじ:森山家の過去
和彦と淳が偽札を渡して皐月を連れ帰ろうとしたところで、車で待っていたはずの隆史と明日香が来てしまいます。殴られて血だらけの皐月を見た隆史は怒りを抑えられず、ミツルに拳銃を向けて発砲します。ここから森山家の過去が明らかになっていきます。和彦には刑務所に入っていた過去があり、出所後も空き巣泥棒を続けていました。ある日、空き巣に入った家の浴室で、育児放棄されて首に鎖を繋がれて閉じ込められている子供を目にします。その子が隆史でした。和彦は酷い状態の中で怯えている隆史を連れて帰り、一緒に暮らしていく決心をします。父親から性的虐待を受けて自殺をしようとしていた明日香は、夫からDVを受けている皐月と出会い、二人で寄り添うようにアパートで暮らし始めます。淳は厳格で世間体を気にする両親から存在を否定され続けた苦しみから家族を殺そうとしてしまいます。呆然と外を歩いている時に空き巣泥棒後に逃げている和彦と出会い、一緒に暮らし始めます。皐月と和彦が出会ったことから5人は親しくなり、偽名を作って家族として暮らすことになります。
at Home アットホームの結末:家族の絆
隆史が撃った弾は命中してミツルは息絶えていましたが、和彦は足に当たっただけと言って家族を帰らせます。和彦が隆史の罪をかぶろうとしている事に気付いた淳は残り、正当防衛に見せるために拳銃で和彦の足を撃ってから去ります。数年後、出所した和彦がバス停にいると、淳が車で迎えに来ます。カタギの印刷工場で働いているという淳は、ある場所に向かいます。家族で住んでいたあの家でした。家はすっかり廃墟になっていましたが、皐月と成長した明日香と隆史が笑顔で立っているのを見た和彦の目には涙が溢れていくのでした。
以上、映画at Home アットホームのあらすじと結末でした。
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