バスキアの紹介:1996年アメリカ映画。27クラブのひとりでもあるアーティスト、ジャン・ミッシェル・バスキアの20歳から27歳で亡くなるまでを描いた作品。デヴィッド・ボウイやベニチオ・デル・トロ、ゲイリー・オールドマンなどの豪華な顔ぶれもこの作品の見所です。
監督:ジュリアン・シュナーベル 出演者:ジェフリー・ライト(ジャン・ミッシェル・バスキア[セイモ])、マイケル・ウィンコット(ルネ・リカード)、デヴィッド・ボウイ(アンディ・ウォーホル)、デニス・ホッパー(ブルーノ・ビショップバーガー)、ベニチオ・デル・トロ(ベニー・ダルモー)
映画「バスキア」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バスキア」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
バスキアの予告編 動画
映画「バスキア」解説
この解説記事には映画「バスキア」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バスキアのネタバレあらすじ:起
誰もが成功を求めてやってくるニューヨークでバスキアはセイモという名で自分の作品を売ったり、バンド活動やアルバイトをしながら生計をたてていました。まだ駆け出しの画家で済む家もなく路上生活をしていました。雨の日は親友のベニーの家に泊めてもらったりしていました。バスキアはジーナと付き合うようになり、彼女の家で生活をはじめます。どんな形でも成功したいバスキアはベニーに質問をします。ベニーは、まずいい服を着て、有名人と関わり、仲良くなり、社交パーティへ行き、そして同じ作品を作り続け、自分の作品だと印象付け、そして有名になったら同じことを繰り返すたとえ人に嫌われても。とアドバイスをします。ただ、ベニーはバスキアには無理だとも言いました。レストランに入っていくアンディ・ウォーホルとブルーノを見つけ、自分の絵を見せようとします。しかし、ベニーはバスキアに、画家なら作品をあげるのではなく売ることだ、そうしないと利用されるだけだと助言します。アンディは作品を気に入り、購入してくれました。
バスキアのネタバレあらすじ:承
バスキアの作品をみたルネは衝撃をうけます。バスキアの作品を気に入ったルネは彼と仕事をすることにします。そして、ルネはグループ展でセイモの作品を出展し、次から次へと彼の作品を販売してくれました。その展示会にはブルーノも来ていました。バスキアの作品を気に入った画廊主の女性は個展を開くことを提案します。作品づくりのためにアトリエも用意してくれました。バスキアは黒人初の画家だと話題になってはいるが、その差別的発言や貧困層だと見下されることに嫌気がさし、徐々にドラッグの量も増えていきます。セイモが有名になったことで、ジーナやベニーとの間に距離もできてしまいます。個展にはアンディ・ウォーホルとブルーノも足を運んでくれました。ルブーノはバスキアをもっと有名にしようと声をかけ彼に近寄りました。そして、ルネにあげるはずだった作品をブルーノに売ってしまい、ルネとの信頼関係までもがこわれてしまいました。
バスキアのネタバレあらすじ:転
どんどん有名になっていくバスキアのことをいろいろ知りたがるマスコミですが、評価されるところが“黒人”や“母親の精神病”、“マドンナとの熱愛”など嫌気のさすことばかりでした。 そんな中で心の支えになっていたのがアンディ・ウォーホルでした。彼と一緒に作品を作ったりして毎日のように連絡をとっていました。 友だちもいなくなり、酷評を受け止めることができず、絵を描くことをやめたくなっているバスキアのそばにアンディはずっといてくれました。
バスキアの結末
アンディのところへ向かう途中、ブルーノが『アンディが死んだ』ことをセイモに伝えます。一番そばにいてくれた親友を亡くしたバスキアは生きていく気力を亡くし、ドラッグの量は増え、路上で倒れていたところにベニーが表れ、助けてくれました。ベニーは悲しみの中にいるバスキアと一緒にいる時間を過ごしました。しかし、バスキアはヘロインの過剰摂取で1988年8月12日27歳の若さでこの世を去りました。
いくら富や名声を手に入れても、人は心で生きているから、心が満たされないと、辛くて生きられないんだなと感じます。