ベル&セバスチャン 新たな旅立ちの紹介:2015年フランス映画。セシル・オーブリー原作の児童文学を映画化した「ベル&セバスチャン」の続編となる作品。美しいアルプス山麓の村を舞台に孤児のセバスチャンと愛犬ベルの冒険を描きます。「ココ・シャネル」のクリスチャン・デュゲイ監督がメガホンを取りました。
監督:クリスチャン・デュゲイ 出演者:フェリックス・ボシュエ(セバスチャン)、チェッキー・カリョ(セザール)、マルゴ・シャトリエ(アンジェリーナ)、ティエリー・ヌーヴィック(ピエール)、ティラーヌ・ブロンドー(ガブリエラ)、ほか
映画「ベル&セバスチャン 新たな旅立ち」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ベル&セバスチャン 新たな旅立ち」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ベル&セバスチャン新たな旅立ちの予告編 動画
映画「ベル&セバスチャン 新たな旅立ち」解説
この解説記事には映画「ベル&セバスチャン 新たな旅立ち」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ベル&セバスチャン新たな旅立ちのネタバレあらすじ:起
アルプスの山麓にある小さな村。第二次世界大戦が終わり、村にも平和な日常が戻ってきました。孤児のセバスチャンは優しいお爺さんセザールと賢き愛犬ベルとともに暮らしています。ある日レジスタンスの活動のため家を離れていたセザールの姪アンジェリーナが帰ってくることになりました。セザールとセバスチャンは歓迎会の準備を始めますが、その矢先アンジェリーナの乗っていた小型飛行機が山中に墜落したという知らせが入ります。村人の話によると墜落により山火事が発生、辺りは灰と化し、乗客は全滅したといいます。アンジェリーナが生きていると信じてやまないセザールはある操縦士に捜索を依頼することにしました。その男はセバスチャンの実の父ピエールでした。セザールから父が生きていることを知らされたセバスチャンは複雑な心境を隠せません。セザールは父が亡き母リザにプレゼントというペンダントをセバスチャンに託します。セザールとセバスチャンはピエールに会いに行くことになりましたが、セバスチャンがピエールの息子であることは秘密にします。
ベル&セバスチャン新たな旅立ちのネタバレあらすじ:承
一度はセザールの依頼を断ったピエールでしたが、お金がもらえると分かるや否や態度が急変、捜索に協力すると言い出します。ピエールを信用できないセバスチャンはベルともにこっそりと機体に乗り込みます。そして何も知らないピエールはそのまま飛行機を離陸させてしまいます。セバスチャン達を乗せた機体は墜落現場上空へと到着しますが、一帯は灰と化しており、ピエールは捜索を諦めて引き上げようとします。セバスチャンは岩の間からオレンジ色の煙が出ているのを目にし、アンジェリーナが助けを求めていると直感します。セバスチャンは操縦室のピエールに引き返せと迫りますが、ピエールはセバスチャンを突き飛ばします。しかしベルに噛まれたピエールが操縦桿から手を離した隙に機体はバランスを失い、湖へと不時着してしまうのでした。飛行機の修理が終わるまでここを動かないと言うピエールを置いて、セバスチャンとベルはアンジェリーナ捜索のため山へと入ります。しかし徐々に日が暮れだし、心配になったピエールもセバスチャンの後を追って山に入ります。合流した二人は山中で野宿します。
ベル&セバスチャン新たな旅立ちのネタバレあらすじ:転
翌朝アンジェリーナを探すため二人は山道を登っていきます。沢のほとりで水浴びをしていたところ、ピエールはセバスチャンの首に光るペンダントに目が行きます。それは若かりし頃ピエールがリザにプレゼントしたペンダントと同じものでした。セバスチャンから母リザが10年前に死んだことを知らされたピエールはセバスチャンが自分の息子であることに気づきます。ピエールはリザが死んでいたことすら知りませんでした。そんな中ベルが熊に追いつめられていた木こりのガブリエラを救い出します。そしてセバスチャンとピエールは山火事の避難所で暮らしているというガブリエラに避難所を案内してもらいますが、そこにアンジェリーナの姿はありませんでした。一刻も早くアンジェリーナを助け出したいセバスチャンはベルとともに山に入ろうとしますが、ピエールに制止され、セバスチャンは車の中に閉じ込められてしまいます。その夜ピエールはリザと駆け落ちを考えていたものの約束した日に彼女が現れなかったこと、その後何か月も探したものの行方が分からなかったことをセバスチャンに打ち明けます。夜明けになりセバスチャンとガブリエラはベルを連れ山に入ります。
ベル&セバスチャン新たな旅立ちの結末
二人はオレンジの煙が上がっていた崖のそばへたどり着きますが、周辺の木々に火が燃えうつり、あっという間に炎に囲まれてしまいます。そこへピエールが二人を助けにやってきました。ピエールは持っていたダイナマイトで突破口を作り、三人は炎の中から脱出します。そして崖に辿り着くと、セバスチャンが命綱を付けて崖下へと降りていきます。崖下には衰弱したアンジェリーナがうずくまっていました。セバスチャンはアンジェリーナと固く抱き合います。ピエールとガブリエラが二人を引き上げ、四人は炎を逃れながらなんとか無事に脱出することができました。飛行機の修理が終わり、セバスチャン達は村へと戻ってきます。アンジェリーナはセザールに抱きつき、二人は再会を喜びます。セバスチャンとピエールはリザの墓参りをします。セバスチャンはピエールとアンジェリーナが互いに惹かれあいることを感じ取っており、一目ぼれだと呟きます。セバスチャンとピエール、アンジェリーナとセザールは寄り添いながら暮れ行く夕日を見つめるのでした。
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