オレゴン・ホテル 恐怖の館の紹介:2017年アメリカ映画。生活費がなく、職を探していたアマンダを、田舎町のオレゴンホテルが住み込みで雇ってくれました。愛想がよく面倒見のいいミリーを信頼したアマンダでしたが、ミリーの本当の狙いはアマンダを息子のビリーの嫁にすることでした…という内容の母子の異常愛を背景にした不条理監禁ホラー映画です。
監督:ブラッド・ダグラス 出演者:アビー・ワスン(アマンダ)、マーリン・メイソン(ミリー)、マイケル・マイヤー(ビリー)、マックス・グットフロイント(ブラッド)、ほか
映画「オレゴン・ホテル 恐怖の館」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「オレゴン・ホテル 恐怖の館」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
オレゴン・ホテル 恐怖の館の予告編 動画
映画「オレゴン・ホテル 恐怖の館」解説
この解説記事には映画「オレゴン・ホテル 恐怖の館」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
オレゴンホテル 恐怖の館のネタバレあらすじ:起
酒と男に溺れる母と同居中のアマンダは、母との生活で困窮し、仕事を探しています。しかし身近に彼女を雇ってくれる会社はありません。そんなある日、履歴書を送っていた『オレゴンホテル』に電話します。応対した女性は採用したいようで「早く面接に来てくれ」と言います。喜んだアマンダが場所を聞くと、なんと130kmも離れていました。
荒れる母に20ドルを借りて、ガソリンを入れて出発します。しばらく走って田舎の町にある『オレゴンホテル』に着きます。老婆のミリーが出てきました。ミリーは「息子のビリーと二人暮らし」だと言いながら2階の部屋を案内します。そして「ここに泊まっていい、あなたさえよければ」と広い部屋を見せます。
住み込みで働けることになったアマンダは「荷物を取りに帰って来ます」と言って車を走らせますが、途中で故障してエンジンが止まってしまいます。困り果てたアマンダのところへ、ミリーの息子のビリーがやって来ます。驚いたアマンダでしたが、ビリーに『オレゴンホテル』に送ってもらい、車をビリーに預けます。
オレゴンホテル 恐怖の館のネタバレあらすじ:承
ミリーと食事をし、酒を飲みながら身の上話を始めます。ミリーは、医師であった夫が15年前に屋根から落ちて死んだことや、以前勤めてくれていた女性が客と恋に落ち出て行った事などを話します。一方アマンダは、酒と男に浸る母や、そんな母が嫌で出て行った父親のことなどを話します。
話が盛り上がり、酒を飲み続けたアマンダは知らぬ間に眠りこみ朝を迎えました。排水の詰まったシャワーを浴び、牧師のベンに修理してもらいます。車の修理が終わるまで町に出たアマンダは、カフェを経営するブラッドと話が弾んでホテルに帰ります。
車の修理が終わり、アマンダは自宅に戻ります。すると母は男を家に入れていちゃついていました。母に見つからないように荷造りし出て行こうとすると、酔っぱらって寝ていた母に見つかり「私を置いて出て行くの?父親と同じじゃないの!」と怒鳴り散らします。
アマンダは母の顔を見ず、車に乗って走り出します。『オレゴンホテル』に着くと、早速住み込みの仕事に励みます。頑張るアマンダにミリーは、「少しは休憩しなさい」と言います。休憩をとったアマンダはブラッドのカフェに昼食に行きます。
オレゴンホテル 恐怖の館のネタバレあらすじ:転
ミリーの話を聞いたアマンダに、ブラッドは「ミリーは財産を沢山持っている。ミリーの夫は落ちたんじゃない、突き落とされたと聞いている。前にいた女性の従業員は客と一緒に出て行っていない、行方不明になったままだ」と教えます。
特に気にしなかったアマンダは、この日以来ブラッドとデートするようになります。ブラッドと出て行くアマンダをホテルの窓からミリーが覗いていました。
ある日、アマンダが突然倒れて吐きました。ミリーが医者を呼んで診てもらうと「妊娠している」と言います。ベッドに寝るアマンダは「誰ともSEXしていない。間違いです」とミリーに言います。
実はアマンダがやって来て泊まった日、ミリーはアマンダに睡眠薬入りの酒を飲ませていました。意識がなくなり倒れたアマンダをビリーと一緒にベッドに寝かすと、ビリーに「レイプしろ」と命じます。どうしても出来ないビリーを見て、ミリーがビリーを射精させました。そしてその精液をアマンダに注入したのです。
両手両足をベッドに縛り付けられ、唇を縫い付けられたアマンダの指に、ビリーが指輪をはめてプロポーズしました。
保安官のジョーに婦警のジュリーが「オレゴンホテルに行ったまま連絡の取れないアマンダという女性の捜索願が出ている」と言います。ジョーが『オレゴンホテル』に行くと、ミリーはアマンダを注射で眠らせ、布団をかぶせてビリーを横に寝かせます。ジョーが部屋を調べますがアマンダを見つけることが出来ませんでした。
オレゴンホテル 恐怖の館の結末
ジョーが帰るとミリーはベン牧師のところへ行き、「ビリーとアマンダの結婚式を今夜やってくれ」と頼みます。ベン牧師が「役場の許可書が必要だ」と言うと、ビリーが役場に手続きに行きました。その場にちょうど居合わせたジュリーが書類を見て驚きます。
ジョーに連絡し、二人は『アマンダホテル』に向かいますが、すでにアマンダは教会に連れて来られていました。ベン牧師の誓いの言葉が始まると、黙り込むアマンダにミリーが「早く言いなさい!」と迫ります。その時、アマンダがミリーの首を隠し持っていたナイフで切り裂きます。ジョーとジュリーが到着した頃にはミリーは死んでいました。
ビリーは逮捕され、アマンダとの間で示談が成立しました。アマンダがミリーの財産を全部もらうという条件でした。ビリーはアマンダ以外のミリーと共謀してやった罪で刑務所に送られました。
広大な土地と家を手にしたアマンダは子供を産み、アダムと名付けます。親友のブリタニーと一緒にいると、少年のアダムがブリタニーをアイスピックで滅多刺しして殺しました。驚いて見に行ったアマンダにアダムは「ただのアバズレ女だ」と言います。アダムにはミリーの血が流れているのです。
以上、映画「オレゴン・ホテル 恐怖の館」のあらすじと結末でした。
所謂B級映画であるが、テンポが良く意外と見れた。
怖いかと言われると、我が子の為に狂気に走る親が怖いっちゃ怖い。
警官がいい仕事をするホラー映画は初めてかもw