映画「ワールド・オブ・ライズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ワールド・オブ・ライズの紹介：2008年アメリカ映画。デヴィッド・イグネイシャスの小説をレオナルド・ディカプリオとラッセル・クロウの二大スターのW主演で映画化したサスペンス作品です。生き方の違う二人のCIAエージェント、ヨルダン情報局、そしてテロリストによる嘘で塗り固められた頭脳戦が展開されます。
監督：リドリー・スコット 出演者：レオナルド・ディカプリオ（ロジャー・フェリス）、ラッセル・クロウ（エド・ホフマン）、マーク・ストロング（ハニ・サラーム）、ゴルシフテ・ファラハニ（アイシャ）、オスカー・アイザック（バッサーム）ほか
この解説記事には映画「ワールド・オブ・ライズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
CIAの工作員ロジャー・フェリス（レオナルド・ディカプリオ）は紛争の絶えない中東諸国を飛び回り、死と隣り合わせの過酷な任務に就いています。
一方、ロジャーの上司であるエド・ホフマン（ラッセル・クロウ）は、本国アメリカのCIA本部や自宅、さらには子供の世話をしながら安全圏からフェリスに電話で指示を送る冷酷なエリートエージェントです。フェリスの行動は常に無人偵察機で監視されています。
この日もフェリスはヨーロッパで相次ぐ爆弾テロの主犯グループのリーダーであるアル・サリーム（アロン・アブトゥブール）を追っていました。相棒のバッサーム（オスカー・アイザック）と共にイラクに乗り込んだフェリスは、情報提供者を巡って銃撃戦に巻き込まれ、バッサームは殺害され、フェリスも重傷を負ってアメリカの特殊部隊に助けられます。
その直後、ホフマンはフェリスに、アル・サリームが潜伏しているヨルダンに向かうよう命じます。現地に飛んだフェリムは、ヨルダン情報局の責任者ハニ・サラーム（マーク・ストロング）に協力を求めます。
ハニはフェリスに「私に嘘はつくな」と忠告します。フェリスとハニは信頼関係を築きながらアル・サリームの行方を追います。
ハニは敵の兵士を捕まえて寝返らせ、アル・サリームにスパイとして差し向けようとしますが、敵兵を利用しようとしたホフマンが横槍を入れてしまい、激怒したハニはフェリスに、12時間以内の国外退去を命じます。
窮地に陥ったフェリスは、架空のテロ組織をでっち上げてアル・サリームをおびき寄せる作戦を立案、ホフマンも同意します。
フェリスはアメリカ本土のCIA工作員ガーランド（サイモン・マクバーニー）の協力を得て、敬虔なイスラム教徒である建築家オマール・サディキ（アリ・スリマン）を架空組織のボスに勝手に祭り上げます。
しかし、以前フェリスが怪我をした時に治療してもらったことをきっかけに親密になったイラン人の看護婦アイシャ（ゴルシフテ・ファラハニ）が、アル・サリームの組織に誘拐されてしまいます。実は、アイシャの誘拐劇は、フェリスをアル・サリームのアジトに送り込むためにハニが仕組んだ作戦でした。
フェリスはアル・サリームの指示に従って指定された場所に行き、テロリストたちに拉致されます。テロリストたちは3台の車に分乗し、CIAの偵察機による追跡をかわし、さすがのホフマンも追跡を断念ぜさるをえませんでした。
アジトへ連行されたフェリスは金槌で指を砕かれる凄惨な拷問を受け、あと一歩で殺されそうになったその時、ハニ率いる部隊が突入し、フェリスを救出すると、アル・サリームの身柄を拘束しました。
任務を終え、フェリスはホフマンから出世を打診されますが、過酷な騙し合いの日々に疲れ果てたフェリスはそれを断り、CIAを辞めて中東で暮らす決意を伝えます。ホフマンは今までフェリスを監視してきた偵察システムから彼を外す決断を下すのでした。
以上、映画「ワールド・オブ・ライズ」のあらすじと結末でした。
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