僕等がいた 前篇の紹介:2011年日本映画。2002年に連載を開始し発行部数1000万部を越え、アニメ化にもなった人気コミックを原作に製作されました。生田斗真と吉高由里子の主演が注目され、特に当時24歳だった吉高由里子が女子高生役を卒なく演じたことも話題になりました。
監督:三木孝浩 出演:生田斗真(矢野元晴)、吉高由里子(高橋七美)、高岡蒼甫(竹内匡史)、本仮屋ユイカ(山本有里)、小松彩夏(山本奈々)、柄本佑(アツシ)、須藤理彩(竹内文香)、麻生祐未(矢野庸子)、ほか
映画「僕等がいた 前篇」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「僕等がいた 前篇」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「僕等がいた 前篇」解説
この解説記事には映画「僕等がいた 前篇」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
僕等がいた 前篇のネタバレあらすじ:起
高橋七美(吉高由里子)は、クラスメイトの結婚式に出席するために釧路にやってきます。母校である釧路第一高校が廃校になると聞いて、この高校での思い出の場所の一つである屋上に立っていました。七美は高校時代の事を思い出していました。
高2の時、テストで散々な点数を取ってしまった七美は、気晴らしに屋上にやってきます。しかし、先客がいました。答案用紙を紙飛行機にして飛ばす矢野(生田斗真)です。矢野はクラスの人気者でした。矢野にテストの点数を見られてしまった七美は、少し気まずい思いをします。
女子からの人気が高い矢野でしたが、七美には少し苦手なタイプでした。しかし、初めて屋上で話をし、時おり見せる矢野の寂し気な横顔が気になり「悩みがあれば聞くよ」と七美は言ってしまいます。
僕等がいた 前篇のネタバレあらすじ:承
学級委員をしていた七美は、クラスメイトの山本由里や竹内(高岡蒼佑)の助けを得て、上手くクラスを切り盛りしていました。いつでも明るく天真爛漫な七美の性格もあり、その頃から、矢野と七美の距離も急速に縮まっていきます。
ある時、七美は矢野が時折見せていた寂し気な表情の本当の理由を知ります。矢野は中学時代に交際していた由里の姉である奈々を事故で亡くしていたのです。事情を知っていた竹内から聞いた七美、その頃から七美の矢野に対する気持ちが恋心に変わっていきました。
矢野がどんな過去を抱えていようが全て受け止める、そんな気持ちをストレートに七美はぶつけます。「過去になんて負けない、今を作ろう」懸命な七美の気持ちが、どこか頑なだった矢野の心を溶かし、いつしか七美に惹かれるようになっていきました。
僕等がいた 前篇のネタバレあらすじ:転
順調に恋心を育んでいくように見えた二人でしたが、亡くなった姉の奈々同様に、妹である由里も矢野の事が好きだった事、そして親友であるはずの竹内が七美に思いを寄せていたことがわかります。
未だ過去を払拭出来ずにいた矢野に対し、竹内は真っ直ぐな思いを七美にぶつけます。そして由里は姉の事を引き合いに出し、矢野に言い寄ろうとしてきました。
しかし、矢野は由里の思いを拒否します。そして竹内の七美への真っ直ぐな思いに心揺さぶられた矢野は、自分の精一杯の思いを七美に伝えます。
僕等がいた 前篇の結末
こうして両思いとなった二人は付き合う事になったのですが、矢野の母親が離婚し東京に行くことになり、矢野も付いていかなければならなくなったのです。
お互い離れ離れにはなりたくない思いはありましたが、矢野はどうしても母親を一人にはできなかったのです。二人は東京の大学での再会を誓いました。
見送りに来ていた七美は、矢野を乗せ走り去る電車を追いかけ、泣きながら何度も矢野の名前を叫びます。しかし、矢野を乗せた電車が止まることはありませんでした。
以上、映画「僕等がいた 前篇」のあらすじと結末でした。
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