僕等がいた 後篇の紹介:2011年日本映画。高校時代に紆余曲折の末、惹かれ合い付き合う事ができた七美と矢野。しかし、離れ離れになってしまった2人、6年の時が過ぎてすっかり大人になった彼らは、再び出会うことができるのか。前編では語られなかった秘密が語られます。
監督:三木孝浩 出演:生田斗真(矢野元晴)、吉高由里子(高橋七美)、高岡蒼甫(竹内匡史)、本仮屋ユイカ(山本有里)、比嘉愛未(千見寺亜希子)、小松彩夏(山本奈々)、柄本佑(アツシ)、須藤理彩(竹内文香)、麻生祐未(矢野庸子)、ほか
映画「僕等がいた 後篇」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「僕等がいた 後篇」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「僕等がいた 後篇」解説
この解説記事には映画「僕等がいた 後篇」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
僕等がいた 後篇のネタバレあらすじ:起
七美(吉高由里子)が矢野(生田斗真)と離れてから6年の月日が経ちました。始めはこまめに連絡を取り合っていたのですが、ある日を境に音信不通になってしまいます。
東京に行けば矢野に会える、その一心で七美は必死で勉強し東京の大学に合格するのですが、肝心の矢野がどこにもおらず、七美は失意のまま学生生活を過ごすことになり、いつの間にか就職の時期を迎えていました。
何社もの会社に落ちながらも滅気ずに就職活動を続けた七美は、ある出版社に入社することができました。同僚となった亜希子(比嘉愛未)と仲良くなった七美でしたが、やはり矢野を忘れることができずに、同じく上京してきた竹内(高岡蒼甫)に毎日愚痴っていました。
そんな中、クラス会の知らせが入り、七美はもしかしたら矢野に会えるのではないかと期待に胸を膨らませます。
僕等がいた 後篇のネタバレあらすじ:承
しかし、矢野はそこにも現れずがっかりする七美。七美はクラス会を抜け出し、昔矢野と花火を見た思い出の場所に足を向けていました。そこで一人花火を見ていると、心配した竹内が追いかけてきたのです。そこで竹内は3年前に矢野と再会していたと話します。さらに竹内は矢野の近況を話し始めました。
矢野は転校した先でも前と同じように人気者になりました。上手く行っていた矢先、母親がガンで入院することになり矢野は家計を助けるためバイトを始めます。そのせいで学業は疎かになっていき、母親の病状もよくなりません。
見かねた父親の再婚相手が矢野を引き取りたいと言い始めました。夫だけでなく息子まで取られてしまう…。母親は自らを追い込んでいきます。そして日々に疲れた矢野が、七美に会うために北海道に向かった事が引き金となり、飛び降り自殺してしまいました。
母親を追い込んだのは自分だと自責の念に駆られ矢野は、東京を離れて故郷である札幌へと戻ってきました。そして元カノの妹である由里(本仮屋ユイカ)と再会します。
僕等がいた 後篇のネタバレあらすじ:転
親の介護で生活が一変し、日々疲れていた由里と再会し、同じ境遇だと感じた矢野は由里を助けるため一緒に暮らし始めるのでした。そんな時に竹内と再会したのです。去り際に、七美を頼むと言われていた竹内は、これまでずっと七美を支え続けてきたのです。
全てを知り、涙が止まらない七美。居ても立っても居られない七美が空港に向かうと、七美との最後の思い出作りに来た矢野と再会します。東京でのデートを終えると、二人は何も言わず静かに別れました。七美は涙をこらえ、振り返ることもしません。
竹内は七美に真実を告げたことで、ずっと七美を思っていた気持ちを伝える事に決め、指輪を渡し七美にプロポーズします。しかし、七美は指輪を受け取ることはしませんでした。断られた事で竹内は自分の気持ちに決着をつけるため、指輪を川に投げ捨てます。
僕等がいた 後篇の結末
さらに月日が経ちました。結婚式に参加するために七美と竹内は北海道にやってきます。竹内から、矢野が由里と別れた事を聞いた七美でしたが、七美に動揺はありませんでした。しかし、母校が取り壊されると聞き、七美は結婚式が終わると母校へと向かいます。
そして思い出の屋上へとやってくるのでした。一通り思い出に浸った七美が帰ろうとすると、屋上の扉が開いた事に気づきます。そこにいたのは矢野でした。信じられないという表情の七美、結婚式に遅れたこと、由里の親が亡くなってしまい独り立ちした由里とはもう別れたことを矢野は語ります。
そして二人は再会を喜ぶように抱き合いました。
以上、映画「僕等がいた 後篇」のあらすじと結末でした。
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