映画「中二病でも恋がしたい！ Take On Me」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
中二病でも恋がしたい！ Take On Meの紹介：2018年日本映画。2012年1期、2014年に2期が放送され話題を読んだ京都アニメーション制作の青春ラブコメの劇場版。本作はテレビアニメ終了後の世界を描いており、高校2年生の終わりに差し掛かった極東魔術昼寝結社の面々に降り掛かった事件を描く。
監督：石原立也 声優：福山 潤（富樫勇太）、内田真礼（小鳥遊六花）、赤﨑千夏（丹生谷森夏）、浅倉杏美（五月七日くみん）、上坂すみれ（凸守早苗）、保志総一朗（一色 誠）、井上喜久子（九十九七瀬）、仙台エリ（小鳥遊十花）長妻樹里（七宮智音）ほか。
この解説記事には映画「中二病でも恋がしたい！ Take On Me」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
富樫勇太、小鳥遊六花たちは成績不順ながらも、なんとか高校3年生に進級できた。高等部に進学した凸守早苗は生徒会長に、丹生谷森夏は悔しがりながらも副会長の地位に甘んじていた。
将来の見通しも立たない立花の様子に失望した姉の十花は、立花を自身の仕事場であるイタリアに連れて行くといい出す。十花が本気であることに焦った勇太は、丹生谷や先輩の五月七日くみんに相談する。そして、勇太と立花が一時的に駆け落ちすることで、十花に自分たちの関係が本気であることを理解してもらおうと企てる。
そして、勇太と立花は計画通り、翌日の明け方、誰にもバレないように電車に乗り込み街を抜け出すのだった。
立花達が出ていった後で、十花は残された丹生谷達を尋問する。しらを切る丹生谷達だったが、十花は先日のやり取りをすべて録音していた。十花に弱みを握られた丹生谷と凸守は、十花に加勢し立花達を連れ戻すための手先として働くことになる。
一方立花達は京都を訪れていた。逃避行のさなかながら観光を楽しむ立花達であったが、京都タワーで丹生谷と凸守に見つかってしまう。機転を利かせてどうにか危機をやり過ごした二人は、神戸まで逃げ延びる。しかし、食事をしていたファミリーレストランの後ろの席には十花が座っていた。勇太と一緒にいると立花が成長できないと十花は憂慮するが、勇太はその成長をゆっくりと見守っていいと告げる。十花はしばしの猶予を与えて勇太を一度だけ逃がすことにした。
立花達はその後和歌山を訪れる。立花が建物の外観に惹かれて入ったラブホテルから追い出されたあとで、二人は丹生谷と凸守がすでに追いかけてきているのを見つける。十花が携帯のGPSを使って追跡している事に気がついた勇太は、立花の携帯の電源を切り、東京へと逃げ延びる。
東京の観光をする途中、勇太は蝶の形の指輪を立花にプレゼントする。別居中の立花の母のことに思い当たった勇太は、そこからさらに、北海道を目指すことにする。しかし、連絡先を確認するために地下室で電源を入れた携帯のわずかな電波の漏れで、十花に居場所がバレてしまう。
翌朝空港につくと、すでに丹生谷と凸守が先回りをしていた。しかし、勇太は機転を利かせて、先に飛行機に乗り込み出発することに成功する。
北海道に到着すると、勇太は立花の母親に二人の将来のことについて話そうと考えた。しかし、立花の母は仕事で青森にいるということだった。二人は今度は寝台列車に乗り込み青森を目指すことになる。
翌朝目を覚ますと、指輪だけを残して立花の姿は消えていた。夜に勇太の中学時代の同級生、七宮智音と話した立花は、勇太と一緒にいることで、自分中二病が正常になっていってしまうことに危惧を抱いていたのだ。勇太は必死に立花を探すが見つけることができない。立花の母親に会って自分の不甲斐なさを詫びる勇太だったが、立花の母はそんな彼に立花が自宅へ戻っていることを告げる。
智音とくみんは自宅近くの崖の上にいる立花を見つけ出した。智音は勇太のためにも立花に中二病を捨てることを勧める。しかしくみんは、それは二人が決めることだと諭す。
丹生谷と凸守も追いつき、立花に勇太の居場所を教える。そして丹生谷は二人のために観覧船の乗車券を渡した。
夜、船の上で立花は、自分が変わってしまっても自分のことを愛してくれるかと勇太に問う。勇太はどんな事になっても愛し続けると誓い、立花に指輪を渡す。そして二人は船の上でキスをするのだった。
その後一同は十花の結婚式のためにイタリアへ飛ぶ。十花が立花に投げ渡したブーケには新居の鍵が入れられていた。
立花の新居は勇太の部屋の真上の部屋だった。ベランダからロープを伝って下に降りてきた立花に、勇太はそんな彼女だからこそ好きになったのだと告げるのだった。
以上、映画「中二病でも恋がしたい！ Take On Me」のあらすじと結末でした。
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