クライマーズハイの紹介:2008年日本映画。クライマーズハイは横山秀夫による小説が原作でNHKでテレビドラマ化後、2008年に映画化された。日本航空123便墜落事故を題材として、群馬県の架空の地方新聞社を舞台に未曾有の大事故を取材する新聞記者の奮闘を描く。「クライマーズハイ」とは、登山者の興奮状態が極限まで達し、恐怖感が麻痺してしまう状態を意味する。
監督:堤幸彦 出演:堤真一(悠木和雅)、堺雅人(佐山達哉)、尾野真千子(玉置千鶴子)、遠藤憲一(等々力庸平)、滝藤賢一(神沢周作)、小澤征悦(安西燐太郎)、高嶋政宏(安西耿一郎)、山崎努(白河頼三)ほか
映画「クライマーズハイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クライマーズハイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
クライマーズハイの予告編 動画
映画「クライマーズハイ」解説
この解説記事には映画「クライマーズハイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クライマーズハイのネタバレあらすじ1:ジャンボ旅客機が行方不明
北関東新聞者で記者として働いている悠木は、緊急事態が起こると現場へかけつける記者として勤務していました。悠木は登山が趣味で、この日も販売部門の友人・安西と谷川岳へ挑戦しようとしていました。そこに「日航ジャンボ旅客機が行方不明となった」と連絡が入ります。社に戻った悠木は、この事件の全権デスクを任せられます。詳細な情報が何も入らず、取材は思うようにいきません。次第に飛行機は墜落したとの情報が入ってきますが、「それがどこなのか?」が掴めず、苦戦します。ようやく場所が掴みかけたところで、悠木は若手の記者・佐山を山へ派遣します。
クライマーズハイのネタバレあらすじ2:友人の死
佐山は、状況の悪い中、山での取材を続けますが、様々なトラブルが重なり、取材した内容は朝刊に載ることはありませんでした。必死の取材であったのに、朝刊に掲載されることが叶わず、佐山はデスクである悠木を責めます。一方、友人の安西は、登山に間に合わせようと、この事故関連の仕事を過密スケジュールでこなしていました。無理がたたったのか脳梗塞で倒れてしまい、数日後に亡くなってしまいました。悠木は悲しみにくれる暇なく、事故のデスクを守ります。悠木は乗客者のリストの中に自分の息子と同じ年の子がいるのを見つけます。悠木は忙しい日常の中、息子を一人で飛行機に乗せることが度々あったため、何とも言えない悲しい気持ちになり涙を流します。
クライマーズハイのネタバレあらすじ3:特ダネ
女性記者が墜落の原因である内容を取材により手に入れます。それはどこの新聞社も掴んでいない特ダネでした。しかし、悠木はこの特ダネを前に、裏付けを取って確認してから掲載すべきだとストップをかけます。周りの反対がありましたが、なによりも真実を確認してから、記事は掲載すべきという自分の信条を崩すわけにはいきませんでした。確認を取っているうちにスクープは他社にすっぱ抜かれてしまいます。「それ、見たことか」と嘲笑う周囲をよそに、悠木は仕事を進めます。
クライマーズハイの結末:息子
悠木は遺族と会って、特ダネばかりを追い続ける会社の方針に疑問を持ち始めます。時がたち、新聞各社はこの事故についてあまり記事を出さなくなりました。そんなとき、真実を求めさまよう遺族を見て、この事故のことを継続的に新聞の載せるべきだと新聞社に掛け合いますが、聞き入れてもらえず、意見の相違で新聞社とたもとを分かつこととなります。時が経ち、悠木はあの日登山することができなかった谷川岳に、安西の息子と登ります。そこで、悠木は息子の痕跡を見つけます。仕事ばかりでなかなか構うことができなかった息子とは、もう何年も連絡を取っていませんでした。悠木は安西の息子から、父親を想う息子の気持ちを聞きます。それを聞いて、悠木は息子に会いにいくことを決意します。
以上、映画クライマーズ・ハイのあらすじと結末でした。
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