デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章の紹介:年アメリカ映画。浅野いにお原作の漫画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』、略称”デデデデ“を、幾田りら(YOASOBI)と“あの”のダブル主演で二部作として映画化した長編アニメーション映画の前編です。東京上空に謎の宇宙船が到来、人類が滅亡の危機に瀕するという異常事態の中で、青春を謳歌する女子高生たちの姿と悲劇を描きます。後編は2024年5月公開予定です。
監督:黒川智之 主題歌:ano feat. 幾田りら「絶絶絶絶対聖域」 声優:幾田りら(小山門出)、あの(中川凰蘭)、種﨑敦美(栗原キホ)、島袋美由利(出元亜衣)、大木咲絵子(平間凛)、和氣あず未(竹本ふたば)、白石涼子(田井沼マコト)、入野自由(大葉圭太)、内山昂輝(小比類巻健一)、坂泰斗(渡良瀬)、諏訪部順一(中川ひろし)、津田健次郎(小山ノブオ)、大西沙織(須丸光)ほか
映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」解説
この解説記事には映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のネタバレあらすじ:起
3年前の8月31日。千葉県沖に突如として巨大な未確認飛行物体が出現しました。通称「母艦」と呼ばれるこの飛行物体は東京上空を飛行中、米軍による新型爆弾「A」の攻撃を受け、東京は5000人を超える被害者を出すなど甚大な被害を受けました―――。
―――そして現代。「母艦」は今なお時速5kmの低速で東京上空を回遊し続けており、人々はその下で日常生活を送っていました。都内の高校に通う3年生の小山門出と親友の中川凰蘭は栗原キホ、出元亜衣、平間凛と共に仲良しグループとして過ごしていました。門出の母は「A」による健康被害を訴える市民活動に参加しており、門出はそのことに苦悩していました。
門出は担任の渡良瀬に片思いし、キホは同級生の小比類巻健一と交際していました。やがて5人も受験シーズンに差し掛かろうとしていたある日、「母艦」から小型船が発進し、東京に落下しました。この日、門出が渡良瀬の家に押しかけて告白する一方、凰蘭は小型船の落下現場に興味本位で訪れていました。凰蘭は近くの茂みに落ちていた宇宙船の一部らしきパーツを拾い、「物体T」と名付けて持ち帰りました。ニュースでは小型船の中は無人だと報道されていましたが、自衛隊・市ヶ谷駐屯地は米軍が小型船に乗っていた「侵略者」を秘密裏に回収したとの情報を掴んでいました。
その頃、ロボットの開発を手がける「S.E.S社(サンティリ・エレメンツ・ソリューション)」小型船を自動で迎撃する最新鋭戦闘兵器「歩仁」の開発に成功していました。
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のネタバレあらすじ:承
12月24日、クリスマスイブの日。キホはネット情報のみに囚われ、東京脱出を執拗に迫ってきた小比類巻と別れていました。キホはこの日は門出や凰蘭ら仲良しグループたちと一緒に過ごし、来年のクリスマスも5人一緒に過ごそうと約束していました。既に5人全員が大学への進学を決めており、門出と凰蘭、キホたち3人は別の大学に分かれることになっていました。
この日、またしても「母艦」から巨大な中型船が発進していました。政府は「歩仁」で中型船を攻撃し、中型船は井の頭公園の付近に墜落しました。ちょうどこの時、門出たち5人は帰路についていました。
翌日、門出たちはニュースで、キホが中型船の墜落に巻き込まれて死亡したことを知りました。4人は強い衝撃を受けましたが、それでも日常は何事もなかったかのように流れていきました。
一方、自衛隊は墜落した中型船に搭乗していた「侵略者」の掃討作戦を開始していました。隊員は早速「侵略者」を射殺したところ、この「侵略者」たちは言語を喋り、仲間の死に嘆き悲しんでいました。
やがて門出や凰蘭たち4人は高校を卒業し、それぞれ大学へ進学しました。門出は渡良瀬の連絡先を知り、凰蘭は学校生活を送りながらも時折キホのことを思い浮かべていました。そんなある日、凰蘭が学校の屋上にいると、そこに凰蘭と同じく「物体T」を手にし、なぜか「侵略者」の言語を話すことができる大葉圭太という男が現れました。凰蘭は圭太にどこから来たのか問うと、圭太は凰蘭に同じ質問を問いかけてきました。凰蘭はふと自分の中にある不思議な記憶を思い起こしました―――。
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のネタバレあらすじ:転
―――風蘭が小学生だった頃、引っ込み思案だった凰蘭は同じクラスながらも浮いた存在だった門出と塾の夏合宿に参加したことで友情を持つようになりました。そんなある日、門出と凰蘭は宇宙船を目撃し、中から出てきた宇宙人が子供たちに襲われているのを目撃しました。門出と凰蘭は宇宙人を助け、ひとまず門出の家に匿うことにしました。
地球よりも高度な技術力を持つ宇宙人は、自分たちの言語が翻訳できる装置を門出と凰蘭に渡しました。そして宇宙人は自分は「調査員」のひとりであり、「侵略者」でもあり「幸福をもたらすもの」でもあると告げてきました。宇宙人の発言に不安を覚えた門出は宇宙船の修理が完了するまでの間、できるだけ人助けをすることで地球の評価を上げてもらおうと決意しました。
門出は宇宙人から空間をねじ曲げて物体を操ることのできる不思議な棒を借り、早速人助けをしようとしましたが、妊婦を助けようとして誤って列車の脱線事故を引き起こしてしまいました。この事故で死傷者が出たことを知った門出はすっかり暴走してしまい、汚職をした政治家、いじめをする者や悪事を働く者たちを次々と襲撃していきました。
凰蘭は門出の行いを知ることとなりましたが、門出は全人類を殺害することになったとしても凰蘭だけは助けると言ってきました。凰蘭は門出を拒絶し、それから門出はすっかり学校に通わなくなりましたが、ふと門出のことが心配になって彼女の家を訪れました。門出は自ら犯した罪を償うべくマンションの屋上から飛び降りようとしており、凰蘭は止めようとしましたが門出はそのまま落下していきました―――。
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章の結末
―――不思議な記憶に困惑しながらも我に返った凰蘭は圭太がいつの間にか姿を消えていることに気がつきました驚き、圭太は彼女の様子を遠目から見ており、凰蘭のことを「シフター」と呼びました。
ある日、門出と凰蘭たちは買い物に出かけたところ、すっかり雰囲気の変わった小比類巻と遭遇しました。キホの死以来、小比類巻はすっかりネット上の陰謀論に傾倒しており、門出たちは彼の様子に恐怖を抱きました。
その頃、石川県の高校から東京の大学に進学することになった二人の若者が東京に向かう飛行機に搭乗していました。ひとりは情報過多の現代でも自分の目で見たものを信じていきたいとの信条を持つ少女・竹本ふたば、もうひとりは男でありながらも「誰からも愛されるかわいい存在になりたい」という願望から女装するようになった田井沼マコトです。
飛行機が飛んでいる最中、「母艦」からは中型船と大量の小型船が発進し、自衛隊は新たに開発された新型戦闘兵器「直仁」で迎撃しました。ふたばとマコトは飛行機の窓から、撃墜撃された中型船から大量の「侵略者」たちが落ちていく姿を目撃しました。東京では小比類巻は武器を持って「侵略者」狩りに向かい、門出や凰蘭は街頭のテレビでその様子を見つめていました。人類の終了はあと半年と迫っていました―――。
(『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章』へ続く)
以上、映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」のあらすじと結末でした。
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