ドクター・ストレンジの紹介:2016年アメリカ映画。ベネディクト・カンバーバッチを主演に迎えたマーベルコミックのヒーローアクション作品。ドクター・ストレンジは、天才脳外科医として有名だったが傲慢さもあった。地位、名誉、豪華な生活も手に入れていた天才外科医ドクター・ストレンジは、運転中の事故で両手の機能を失う。リハビリと手術を繰り返すも、医者からはさじを投げられ、途方に暮れる。そんな折、半身不随から見事回復した男の話を聞き、ネパールの魔術師の元へ行く。手を治療が目的だったが、師に見込まれ否応なく世界の支配を企む敵との戦いに巻き込まれていく。本作はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズの14作目となります。
監督:スコット・デリクソン 出演:ベネディクト・カンバーバッチ(ドクター・ストレンジ)、キウェテル・イジョフォー(バロン・モルド)、レイチェル・マクアダムス(クリスティーン・パーマー)、ベネディクト・ウォン(ウォン)、ティルダ・スウィントン(エンシェント・ワン)ほか
映画「ドクター・ストレンジ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドクター・ストレンジ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドクター・ストレンジの予告編 動画
映画「ドクター・ストレンジ」解説
この解説記事には映画「ドクター・ストレンジ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドクター・ストレンジのネタバレあらすじ:起
その技術と記憶力で天才外科医と呼ばれた男、スティーブン・ストレンジ医師(ベネディクト・カンバーバッチ)。鼻につく高慢さがたまにキズでしたが、腕は確かでした。ある日、学会に向かう途中、車で大事故を起こし、重体になります。病院で目覚めたストレンジ医師が見たのは、傷だらけで固定された自分の両手でした。
リハビリに取り組み、実験的手術を行うも回復しません。ついに医者にも匙を投げられ、途方に暮れていたところ、半身不随から見事回復した男性の情報を手に入れます。その男の元に向かうと、ネパールのカマー・タージなる場所へ向かうように言われます。
ドクター・ストレンジのネタバレあらすじ:承
ネパールに着くと、現地の窃盗団に取り囲まれ、時計を奪われそうになります。そこに現れた黒人男性が空手のような動きで次々に窃盗団を倒し、ストレンジを救います。男性はバロン・モルド(キウェテル・イジョフォー)と名乗り、ストレンジをカマー・タージの最高師範エンシェント・ワンの元に連れて行きます。
そこにはスキンヘッドの女性がおり、彼女がエンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)だと紹介されます。ストレンジは彼女が科学的な方法で半身不随の男を治療したと考えていましたが、彼女は否定します。そして彼女によって宇宙空間や別次元の世界に一瞬にして飛ばされます。ストレンジは弟子入りしたいと懇願しますが、ワンは彼の傲慢さを理由に弟子入りを認めません。最終的にモルドの説得を受け、ようやく弟子として迎え入れます。
ドクター・ストレンジのネタバレあらすじ:転
ストレンジは生来の努力家な部分が幸いして勉強に励み、徐々に魔術を上達させます。ある日カマー・タージの図書館で見つけた本を読み、タブーとされる魔術を実践してみます。それは時間を操る力で、すぐにワンとモルドに見つかり止められてしまいます。時間を支配する力で世界の変貌を企むカエシリウスなる人物(マッツ・ミケルセン)と破壊の王ドル・マムゥの脅威が迫っている、とワンは伝えます。
話の途中、カエシリウスが乱入。ストレンジは吹き飛ばされ、時空の扉からニューヨークにあるカマー・タージの拠点へと移動してしまいます。その際カエシリウスからワンが時間を支配する力で不死を得ていると聞かされ、ストレンジは疑問を抱きます。彼は胸部を刺され重傷を負うも、さらに時空の穴を開け、病院へ移動。ストレンジは元恋人で同僚だったクリスティーン(レイチェル・マクアダムス)の手術を受けます。
ストレンジは無事生還し、ニューヨークに戻りワンとモルドとともにカエシリウスの一団と対峙します。空間をねじ曲げ、上下左右を反転させ、魔術師たちの攻防が始まります。ついにワンが刺され、ストレンジはまたも時空の穴からクリスの元へワンを運びます。しかし霊体になった彼女は時間を支配する力を使わずにこの世を去ります。
ドクター・ストレンジの結末
ストレンジは、次に狙われる場所を知り、ニューヨークで手に入れた浮遊マントを身につけ、香港に向かいます。香港にはウォン(ベネディクト・ウォン)というアジア人の弟子がおり、一足先にカエシリウスと対峙していました。モルドとストレンジが香港に到着した時には既に町は崩壊しかかっており大パニック。ストレンジは時間を巻き戻す力を発動させながら、町を元に戻していきます。
モルドとウォンを残し、雲のような姿のドル・マムゥとようやく対面。今度は時間を繰り返す力でドル・マムゥに取引に応じるよう幾度となく現れ、いらつかせます。結局ドル・マムゥは取引に応じ、カエシリウスと弟子を吸収。町は無事に元に戻ります。モルドはエンシェント・ワンが安易に自然の摂理に背き、自分たちを裏切ったと考え、教団を離脱します。ストレンジはニューヨークに本拠地を構え、次なる敵との対決に備えるのでした。
以上、映画ドクター・ストレンジのあらすじと結末でした。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品の時系列・順番
1.『アイアンマン』(2008年公開)
2.『インクレディブル・ハルク』(2008年公開)
3.『アイアンマン2』(2010年公開)
4.『マイティ・ソー』(2011年公開)
5.『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年公開)
6.『アベンジャーズ』(2012年公開)
7.『アイアンマン3』(2013年公開)
8.『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013年公開)
9.『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年公開)
10.『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年公開)
11.『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年公開)
12.『アントマン』(2015年公開)
13.『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年公開)
14.『ドクター・ストレンジ』(2016年公開)
15.『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017年公開)
16.『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年公開)
17.『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年公開)
18.『ブラックパンサー』(2018年公開)
19.『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年公開)
20.『アントマン&ワスプ』(2018年公開)
21.『キャプテン・マーベル』(2019年公開)
22.『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年公開)
23.『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年公開)
続いて、より詳細なネタバレあらすじを解説します。
「ドクター・ストレンジ」感想・レビュー
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コンピュータ・グラフィクスの魔術に引き込まれます。傲慢な性格の主人公ドクター・ストレンジが修行を通し魔術師としての使命感に目覚めていくところが見所。次々と目まぐるしく変わる魔術戦闘シーンは、まさに魔術にかけられているようです。物理世界の常識が通用しない魔術世界の決戦に目が離せません。
まさかベネディクト・カンバーバッチがマーベルの映画に出演するとは!という興奮でいっぱいでした。コミックのキャラのイメージ通りの雰囲気、そしてCGだらけの演出によく合わせた演技で素晴らしかったです。ストーリーは割と難しめで、特にマーベルの基本的な知識がないと少し取っ付き辛いのかなあと感じました。今後にも繋がる重要な映画なので、マーベルファンには是非観ておいてほしい作品です。