ドラえもん のび太の日本誕生の紹介:1989年日本映画。史上最大の家出を決行すべく、7万年前の日本に来たドラえもん一行だが、未来から来た時間犯罪者ギガゾンビの存在を知る。歴史改ざんの陰謀を阻止することはできるのか。
声の出演者:ドラえもん(大山のぶ代)、のび太(小原乃梨子)、しずか(野村道子)、ジャイアン(たてかべ和也)、スネ夫(肝付兼太)、ククル(松岡洋子)、ギガゾンビ(永井一郎)ほか
映画「ドラえもん のび太の日本誕生」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラえもん のび太の日本誕生」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ドラえもん のび太の日本誕生」解説
この解説記事には映画「ドラえもん のび太の日本誕生」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドラえもん のび太の日本誕生のネタバレあらすじ1
叱られてばかりののび太が家出宣言するも、中々住むところが見つからず、止む無くいつもの空き地にキャンピングカプセルをセットします。静香、ジャイアン、スネ夫達からは本気にされず、ふてくされて昼寝しますが、空き地の所有者が現れ、追い出されます。仕方なく一度家に戻り、ドラえもんにどこでもドアを出させ、山奥の村へと足を運びますが、村全体がダムの底に沈み、慌てて帰ってきます。家出なんて無理だよと諭しの言葉も通じず、部屋を飛び出します。その頃、ジャイアン達も家出を考え、のび太を探しています。一方、ドラえもんもハムスターに恐怖して家を飛び出し、5人で家出をすることになりますが、住むところが決まりません。そんな中、のび太が人間の現れる前の時代はどうかと提案します。早速、タイムマシンに乗り込み、7万年前の日本へ向かいます。
ドラえもん のび太の日本誕生のネタバレあらすじ2
その7万年前の日本、一同はそれぞれの役割分担をします。建設大臣にジャイアン、環境庁長官にしずか、農林大臣にスネ夫、そしてペット大臣にのび太がそれぞれ就任します。のび太はどこか釈然としない様子ですが、気を取り直し、あっと言わせようとその気になります。農林大臣であるスネ夫の畑が収穫し、昼食となりますが、目の前に出された大根を前に不満を覚えています。しかし、ドラえもんが、その大根を真ん中から割り、ドラ焼きが入っているのを見ると皆安心します。そこへ、のび太が帰ってきますが、事情を知らないため、目の前の大根を丸かじりし、一同苦笑いします。その後、表で寛ぐ一同ですが、騒ぎにならないうちに一度帰ることを決め、現代に戻ります。
ドラえもん のび太の日本誕生のネタバレあらすじ3
翌日、家出の続きを再開すべく野比家に集合する一同ですが、そこへ謎の少年が現れます。ジャイアンと喧嘩になり、気絶した少年を7万年前の隠れ家へと連れていきます。身なり等から考えると本物の原始人としか思えないが、現代に原始人がいるわけが・・・、そんな言葉が飛び交う中、ドラえもんが初めてこの世界に来た時に遭遇した時空乱流のことを思い出します。世界で起きている蒸発事件のように、この少年もどこかの時代から飛ばされてきたのではないか、そう判断したドラえもんは、調査を開始します。結果、少年がいた場所は中国と分かります。本人に直接聞いてみると、ヒカリ族のククルと名乗り、憶測通り時空乱流に巻き込まれて現代にいたことが判明します。一方、他のヒカリ族はクラヤミ族に襲撃され、北の方へ連れていかれたと話します。なぜ戦わないのかと問われると、ギガゾンビと名乗るまじない師が背後にいて、手が出せないと言います。一同はヒカリ族救出作戦を決行すべく、中国大陸へ出発します。
ドラえもん のび太の日本誕生のネタバレあらすじ4
翌朝、一同は中国大陸へ出発し、その日の夕方、ククルが魚を採っていた川を発見します。滅びた村を前に一同決意新たに一夜を過ごします。次の朝、ドラえもんはヒカリ族が連れていかれた方角を突き止め、敵に気づかれないようタケコプターで動くことを決めます。クラヤミ族の野営跡をたどり、敵の居場所はすぐそこまで近づいています。クラヤミ族はギガゾンビの基地へとヒカリ族を連行しています。歩けない者は殺して先を急げとツチダマに命じられ、長老に槍を突き付けていますが、ドラえもんの電撃攻撃により全員逃げ出し、残ったツチダマも何とか倒します。ククルは村人たちの再開を果たし、一同は安全な日本に避難することを勧めます。まずは廃墟になった村まで戻りますが、動物たちがいません。のび太は見つかるまで帰らないと言い張りますが、一同にはヒカリ族を避難させる義務があり、すぐにでも日本に帰るように説得します。
ドラえもん のび太の日本誕生のネタバレあらすじ5
日本にやってきたヒカリ族は、新たな村を作るため、早速工事を開始します。一方、のび太は動物達が心配で、河原でしょぼくれています。そこへククルが現れ、自身がかつて狼の子を飼っていたころのエピソードを話し、のび太を勇気づけます。その夜、ヒカリ族の日本での最初の夕食が始まり、大いに盛り上がりますが、一同の疲労も限界に達しています。一同は一度現代に戻ることを決め、翌朝、ククルに動物達が帰ってきた時のことを頼み、現代へと戻ります。日常生活に戻りつつあるある日、のび太が学校から帰ると、ドラえもんがただならぬ顔をしています。事情を聞くのび太に、ドラえもんはツチダマがただの土の人形ではなかったこと、同時にギガゾンビがただのまじない師ではないことを話します。一同は慌てて7万年前へとタイムマシンを飛ばしますが、時すでに及ばず、ヒカリ族の村は廃墟と化しています。ギガゾンビの基地がどこか、全く手がかりはありませんが、ヒカリ族の連れていかれた方角を頼りに大陸の奥へと進んでいきます。しかし、タケコプターの電池切れにより足を奪われたため、ドラえもんは別の移動手段、リニアモーターカーごっこを出します。何とか敵のアジトを見つけることに成功しますが、のび太が振り落とされ、行方不明となります。
ドラえもん のび太の日本誕生のネタバレあらすじ6
雪山で力尽きようとしているのび太の前に、1頭のマンモスが現れます。栄養ドリンクを飲ませた後、小箱を置いて去っていきますが、のび太は幻だと思いその場で寝込んでいます。その頃、アジトに潜入したドラえもん達はヒカリ族が強制労働させられている様子を目撃します。時間を止め、通り抜けフープで地上の様子を確かめに行くも、謎の部屋に出てしまい、背後から足音が聞こえます。ギガゾンビが現れ、停止した時間を解除したと告げます。ドラえもんはギガゾンビが未来から来た時間犯罪者で歴史改ざんを企んでいることに気が付きます。22世紀の電撃槍で攻撃するも、歯が立たず、ジャイアン達も捕えられてしまいます。夜が明けて吹雪も収まり、目を覚ましたのび太は再び、皆を探し始めます。しばらく雪山を歩いていると、空に何かいるに気づき、見上げるとそこには迷子になっていた動物達がいます。のび太は動物達と共に探索を続けますが、その時、ある洞窟の入り口に0点の答案が転がっているのを見つけ、ドラえもん達がこの奥にいることを確信します。
ドラえもん のび太の日本誕生の結末
ギガゾンビ達が気味の悪い歌を歌っています。そして、ドラえもん達を生贄にするため、サーベルタイガーを放ちます。ドラえもん達に襲い掛かってきますが、そこへ、間一髪のび太が現れ、何とか逃げることに成功します。しかし、ギガゾンビが落盤で全ての逃げ道を塞いでしまい、追いつめられたドラえもんはポケットの中を引っかきまわしますが、役に立ちそうな道具はなく、ドラミが気づかなければそれまでと敗北宣言をします。ふとのび太が懐に手をやると、マンモスからもらった小箱が出てきます。中にあったボタンを押してみるとただ鳴り続けるだけで何も起こりません。地上ではマンモスの振りをして捜索していたタイムパトロールがギガゾンビの基地を見つけたことを本部に報告、応援を要請します。駆けつけた隊員たちドラえもん一同とヒカリ族の救出及びギガゾンビの逮捕を遂行し、事件は収束に向かいます。日本に戻り、ヒカリ族は村を再建させることを宣言します。一方、のび太達も帰ろうとしますが、架空の動物は空想サファリパーク以外はどの時代にも住めないと言われタイムパトロールが預かることになります。帰還していくタイムパトロールの機体を見えなくなるまでずっと見続けるのび太でありました。
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