映画「ドラえもん のび太の新恐竜」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画ドラえもん のび太の新恐竜の紹介：2020年日本映画。1980年に放映された「映画ドラえもん のび太の恐竜」の流れをくむ生誕50周年記念作品でシリーズ40作目。新恐竜では、完全な新作でありながら、リメイク版“のび太の恐竜2006”のようにCGやカットインが盛り込まれた50周年特別仕様となっており、のび太とキュー・しずかとミューそれぞれお揃いのバンダナで太古の時代を共にしながらも、そこでの仲間との絆や成長を描く50周年にふさわしい内容となっている。新型コロナウイルスの影響で春から夏へと公開が延期された。
原作：藤子不二雄 監督：今井一暁 主題歌：Mr.Children「Birthday」、「君と重ねたモノローグ」 声優：水田わさび（ドラえもん）、大原めぐみ（のび太）、かかずゆみ（しずか）、木村昴（ジャイアン）、関智一（スネ夫）、木村拓哉（ジル）、渡辺直美（ナタリー）、キュー（遠藤綾）、ミュー（釘宮理恵）ほか
この解説記事には映画「ドラえもん のび太の新恐竜」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
恐竜博の化石発掘体験で化石を探索しているのび太としずか達は、背後から迫ってくる物体がティラノサウルスだったことに大慌てしますが、それは遊園地にあるアトラクションの造形模型だったのです。
化石発掘体験コーナーでそれぞれが発見した石材を学芸員と思しき男性に見てもらうことにします。のび太が持ち出した岩石のところで虫眼鏡を片手に驚愕する様子に、のび太は歓喜の表情を隠しきれませんが、ただの石ころだったと冗談交じりに促します。
のび太は悔しさのあまり今度は本物の恐竜を見つけてくると宣言し、遊園地から走って出ます。去り際に「もし見つけられなければ、まぶたでピーナッツを噛む罰ゲームを用意するぞ、楽しみだ」と爆笑するジャイアンとスネ夫。
そして、のび太は遊園地から人里離れた雑木林で、卵型の化石を発見し、こだまする生命の鼓動に期待を膨らませながら家に帰ります。
ドラえもんのタイム風呂敷を使い、卵の化石をもとの状態に戻すことに。卵から出てきた双子の恐竜の赤ちゃんをのび太はそれぞれキュー、ミューと名付けます。偏食や発熱があるものの、のび太による世話の甲斐あってか、二匹はすくすく育ち、柿ピーを手に家を訪れたジャイアンらも驚きます。
のび太のお母さんに見つからないように、クレヨンの秘密道具を使って自宅の屋根にキュー、ミューをワープさせて事なきを得ますが、それを見た町中が一時騒然となり、自室に転送したドラえもんの機転により見間違いということで済みます。
現代で恐竜が生きていくには限界があることを感じたのび太たちは、キューとミューを元の時代に返すことを決心します。タイム風呂敷から卵の生息地を割り出したところ、6000万年前の白亜紀だと分かり、そこへ出発するのび太たちでしたが、タイムマシンの誤作動により1億年前のジュラ紀へ到着してしまいます。そして急いで目的地へと引き返します。
白亜紀へ到着すると同時にティラノザウルスに襲われますが、ともチョコを使ってティラノザウルスはジャイアンの乗り物になります。それぞれがタケコプターでともチョコを配り、仲間を増やしていきます。
場面は変わり、ジャイアンとネ夫は洞窟の探索中に恐竜の奇襲に遭い、猿の姿に扮したハンター（声：木村拓哉）に助けられますが、潜水艦に拘束されてしまいます。そしてともチョコを使って脱出し、足跡を手掛かりに同種の仲間を求めて海を越えたのび太らと合流し、キューらの飛行特訓を手伝います。
ある日、夜景が一転し、おびただしい数の火球に包まれます。恐竜たちが滅んだ6600万年前の再現のため、のび太が歴史を変えようとしますが、ハンターとみられた時空パトローラーのジル（声：木村拓哉）とナタリー（声：渡辺直美）に止められ、歴史の通り隕石の落下を見守ることになります。
ドラえもんが周囲の大陸を見渡しているうちに、辺りがジオラマ模型に似ているのを見て、ジュラ紀で落とした道具が現在の大陸に成長していることから、キューとミューを飼育した時のように道具が使えることに気付きます。
ドラえもんは戦いませんが、安全なジオラマ模型の大陸へ誘導するため、空気砲を片手にタケコプターで恐竜らのいる群れに向かっていきます。
誘導しているうちに、ドラえもんはプテラノドンと衝突して姿が見当たらなくなりました。次にプテラノドンはキューのいる方へやってきますが、のび太が自分の居場所を知らせてオトリになります。その間、キューは飛び立とうとしますがうまく飛行できません。
あわや海に転落するかと思われたところで、両腕に翼が生え揃い空を飛べるようになります。キューはのび太を背中に乗せ、ドラえもんのクレヨンで大陸を囲んでいきます。
たくさんの隕石による気温の上昇がのび太らのいる島へ到達する前に、ドラえもんはジオラマ模型をワープさせてみんなは無事でした。ジオラマ模型の島はキューとミューを育てた時のようにスモールライトを使って遊園地ぐらいのサイズになりました。ジル（木村拓哉）とナタリー（渡辺直美）も知っている場所で平和に生活しています。
のび太らもそろそろ元の世界に帰ることにします。小鳥のさえずりが聞こえる朝、のび太はいつもどおり学校へ登校し、元気に暮らしています。できなかった逆上がりも出来るようになりました。
以上、映画「ドラえもん のび太の新恐竜」のあらすじと結末でした。
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