フランケンウィニーの紹介:2012年アメリカ映画。ある日、少年がとても可愛がっていたペット、スパーキーが死んだ。そして、少年はスパーキーを蘇らせるため、とある実験にとりかかる。しかし、それが全ての事件の始まりだった。
監督:ティム・バートン 声優:キャサリン・オハラ(スーザン・フランケンシュタイン/体育の先生/フシギちゃん)、マーティン・ショート(トシアキ/ブルゲマイスター町長/ボブ)、マーティン・ランドー(ジクルスキ先生)、チャーリー・ターハン(ヴィクター・フランケンシュタイン)、アッティカス・シェイファー(エドガー)、ウィノナ・ライダー(エルザ・ヴァン・ヘルシング)、ほか
映画「フランケンウィニー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フランケンウィニー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
フランケンウィニーの予告編 動画
映画「フランケンウィニー」解説
この解説記事には映画「フランケンウィニー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フランケンウィニーのネタバレあらすじ:起
ヴィクター・フランケンシュタインは、ニュー・オランダという小さな町に住む、化学が大好きな男の子です。しかし、ヴィクターは中々周囲と馴染むことができません。そんなヴィクターにとって、友達は自分の愛犬であるスパーキーだけでした。映画を撮ることも好きだったヴィクターは、毎日化学の実験とスパーキーを主役にした映画を撮ることを楽しみにしていました。その頃、学校では化学コンテストの開催が近づいており、現在雷に強い興味を持っているヴィクターは、より一層研究に打ち込みます。
フランケンウィニーのネタバレあらすじ:承
しかし、そんな頃です。ヴィクターにとってあまりに悲しい出来事が唐突に起こります。なんと、最愛のスパーキーが車に轢かれてしまい、この世を去ってしまったのです。ヴィクターは悲しみにくれます。しかし、そんな頃化学の授業にて、ヴィクターは素晴らしいアイデアを思いつきます。それは、大好きなスパーキーを蘇らせる実験についてでした。ヴィクターは、強い電流をスパーキーの身体に流し、スパーキーを生き返らせようとしたのです。そして、ヴィクターは激しい雷雨の日、その作戦を実行しました。ヴィクターは、雷をスパーキーの身体に落としたのです。そして、その雷を受けたスパーキーが、なんとゆっくりと動き出したのです。
フランケンウィニーのネタバレあらすじ:転
ヴィクターの一世一代の実験は成功したのでした。最愛のスパーキーの復活に大喜びするヴィクター。しかし、一度死んだ筈のスパーキーが動いているところを他の人間に見られてはいけない、と本当的に察したヴィクターは、昼間はスパーキーを自室に隠していました。しかし、スパーキーが生き返ったことが、よりによっていじめっ子、エドガーにばれてしまいます。エドガーは、スパーキーのことをばらされたくなければ死んだ魚を自分の前で蘇らせるように命じます。そして、スパーキーと別れたくないヴィクターは、渋々その条件を飲むのでした。
フランケンウィニーの結末
その頃、町にはオランダ・デーというお祭りが近づいていました。しかし、町では不穏な動きが起こっていました。ヴィクターの実験に、他の生徒達が気づき始めたのです。そして、そんな実験を他の生徒達が真似をし始め、町には蘇り凶暴化した化け物で溢れてしまったのでした。責任を感じたヴィクターは、スパーキーと共に化け物たちを倒します。しかし、その最中ヴィクターを助けたスパーキーが命尽きてしまいました。悲しむヴィクターに、今度は住民が手を貸します。そして、再びスパーキーはこの世に復活するのでした。
愛犬を亡くしてしまうと「生き返ってほしい、また自分の側にいてほしい」と願わずにはいられません。監督のティム・バートンもその経験者であり、『フランケンウィニー』は全ての愛犬家の願いを叶えた作品だと深く感じました。スパーキーを蘇らせるために実験を行ったヴィクターの純粋な気持ちが全身に伝わってくるような思いでした。そして蘇生実験がちゃんと成功する所がとても良いです。悲しい死を扱っているのにハッピーな気持ちになれるこの作品は偉大です。