フルメタル・パニック! ディレクターズカット三部作 第3部「イントゥ・ザ・ブルー」編の紹介:2018年日本映画。TVアニメ「フルメタル・パニック!」を再編集した全三部作の第三部。宗介から南の島に二人きりの旅行に誘われたかなめでしたが、行先はミスリルの基地で、さらに緊急事態が発生したことにより、テッサが艦長を務める強襲揚陸潜水艦「トゥアハー・デ・ダナン」に乗り込むことになりました。そこでかなめは、行き違いにより宗介と険悪な雰囲気となります。そんな中、先の戦いで捕虜となりトゥアハー・デ・ダナンの中に拘束されていたガウルンが、シージャックを起こし、トゥアハー・デ・ダナンを乗っ取ってしまいます。テッサをはじめ乗組員が拘束される中、かなめと宗介は、トゥアハー・デ・ダナンの指揮権を回復すべく奮闘します。
監督:千明孝一 声優:相良宗介(関智一)、千鳥かなめ(ゆきのさつき)、テレサ・テスタロッサ(ゆかな)、クルツ・ウェーバー(三木眞一郎)、メリッサ・マオ(根谷美智子)、アンドレイ・カリーニン(大塚明夫)、ガウルン(田中正彦)
映画「フルメタル・パニック! イントゥ・ザ・ブルー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フルメタル・パニック! イントゥ・ザ・ブルー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「フルメタル・パニック! イントゥ・ザ・ブルー」解説
この解説記事には映画「フルメタル・パニック! イントゥ・ザ・ブルー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フルメタル・パニック! イントゥ・ザ・ブルーのネタバレあらすじ:起
文化祭の準備をしている中、かなめは、宗介から南の島へ二人きりの旅行に誘われます。かなめは、期待に胸を膨らませながら空港まで来ますが、そこで行先がミスリルの基地と聞いてテンションが下がってしまいます。さらに、途中で緊急事態が発生し、宗介とかなめは、飛行機からパラシュートで降下し、強襲揚陸潜水艦「トゥアハー・デ・ダナン」に乗り込みました。
すっかり機嫌を損ねたかなめでしたが、艦長のテッサをはじめとする乗組員はかなめを歓迎し、さらに、そこで開催されたトゥアハー・デ・ダナンの進水1周年記念パーティに参加したことで機嫌を直しました。かなめは、テッサから自分もウィスパードだと明かされ、ブラックテクノロジーを生み出すウィスパードの力を狙う組織からかなめを守ると約束されました。
宗介は、テロリストに占領された米軍基地の奪還作戦に参加していました。テロリストの中に以前の作戦で宗介に敗れ死んだと思われていたガウルンがおり、宗助達に戦いを挑んできました。
ガウルンが搭乗しているAS「ヴェノム」は、ラムダ・ドライバを搭載しており、同じくラムダ・ドライバを搭載している宗介のアーバレストでしか倒せませんが、アーバレストのラムダ・ドライバはなぜか起動せず、ヴェノムに一方的に攻撃されます。しかし、クルツの援護によりヴェノムは行動不能となり、ガウルンは投降し捕虜となりました。
フルメタル・パニック! イントゥ・ザ・ブルーのネタバレあらすじ:承
作戦から帰還した宗介は、ラムダ・ドライバを使いこなせず仲間を危険にさらしたことに落ち込みます。かなめは、宗介を慰めますが、宗介はそれに反発して言い争いになってしまいました。先の戦いで捕虜となったガウルンは、トゥアハー・デ・ダナンの中で厳重な監視下に置かれていましたが、監視をしていたダニガンが裏切り、ガウルンを解放しました。
ガウルン達は、途中で出会ったかなめを人質にして発令所に行くと、発令所を制圧しました。ガウルンは、ミスリルの技術班の人間に作らせた特殊プログラムを起動させると、トゥアハー・デ・ダナンのシステムを乗っ取り、艦長権限を握りました。
そして、ガウルンは、火災訓練と称して、乗組員を艦の前方の格納庫に移動させると、隔壁を閉鎖して艦の後方にある発令所との連絡手段を遮断しました。しかし、不審を抱いた宗介は、格納庫に移動せず、クルツと共に発令所に向かいました。
発令所で拘束されているテッサは、密かにかなめに艦長室の鍵を渡すと、ウィスパードの共振を使い、かなめに艦長室にあるユニバーサルキーを持って中央コンピューター室へ行くように伝えました。しかし、かなめが思わず声を挙げてしまったため、かなめが手に何かを握っていることを見て取ったガウルンは、かなめに銃を突き付けました。
そのとき、テッサが隠し持っていた銃を発砲し、ガウルン達がひるんだ隙に、かなめは発令所から出て行きました。
フルメタル・パニック! イントゥ・ザ・ブルーのネタバレあらすじ:転
テッサの思わぬ反撃に激怒したガウルンは、トゥアハー・デ・ダナンから付近の海域にいた米軍のフリゲート艦に向けて巡航ミサイル2発を発射し、1発が命中してしまいました。一方、艦長室でユニバーサルキーを発見したかなめでしたが、発令所から追いかけてきダニガンが立ちふさがりました。
逃げ場がなく窮地に陥るかなめでしたが、そこに宗介がやってきて、宗介とかなめが協力してダニガンを倒しました。かなめは、言い争いになったことを引きずっていましたが、宗介が謝罪したことでその場は納めました。
その時艦内にアクティブ・ソナーの音が鳴り響きました。それは、付近にいた米軍の原子力潜水艦が、味方のフリゲート艦が攻撃されたことで、報復としてトゥアハー・デ・ダナンを攻撃するために発したものでした。
そして、トゥアハー・デ・ダナンの位置を特定した原子力潜水艦は、魚雷2発を発射しました。しかし、魚雷が接近する危険な状況下でもガウルンの態度は変わらず、テッサは、死を全く恐れないガウルンを見誤っていたことを悟りました。
ガウルンは、魚雷を避けるべくトゥアハー・デ・ダナンの実用限界深度を超える深度1500mへの潜行を命じました。中央コンピューター室に到着したかなめは、一瞬でトゥアハー・デ・ダナンのシステムを理解すると、テッサと共振し、システムの回復作業を始めました。
フルメタル・パニック! イントゥ・ザ・ブルーの結末
実用限界深度を超えたトゥアハー・デ・ダナンは、艦内のあちこちで故障や破損が生じていましたが、かなめによるシステムの回復が成功し、艦長権限を取り戻したテッサの指示により魚雷からの回避に成功しました。
ガウルンは、テッサに銃を向けますが、発令所に飛び込んだ宗介により救助されました。発令所から逃げたガウルンは、格納庫に行くとヴェノムに乗り込み、宗介もアーバレストに搭乗しました。先の戦いではヴェノムに全く歯が立たなかったアーバレストでしたが、今度はヴェノムを圧倒し倒すことに成功しました。
しかし、ガウルンは、ヴェノムの自爆装置を120秒後に作動させるようにするとアーバレストにしがみつきました。宗介のピンチを知ったかなめは、フライトハッチを解放すると、アーバレストとヴェノムをフライトハッチに移動させました。
そこで宗介は、かなめに導かれカタパルトに乗ると、宗介の合図で2機は射出されました。アーバレストは、甲板に投げたワイヤーによりトゥアハー・デ・ダナンにとどまることに成功しますが、ヴェノムは、海中に投げ出され、そこで爆発しました。
一連の騒動が終了した後、宗介は、部下を何人も失くして落ち込んでいたテッサを慰めたところ、テッサは、宗介に抱き着き号泣しました。かなめと宗介が日本に帰る日、宗介は、かなめをとっておきの場所に案内しました。
そこは宗介しか知らない秘密の釣りスポットで、宗介が、元々かなめを案内しようと思っていた場所でした。そこで宗介は、かなめに、かなめといるから今の自分がいると、打ち明けました。
以上、映画「フルメタル・パニック! イントゥ・ザ・ブルー」のあらすじと結末でした。
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