グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATIONの紹介:2019年日本映画。PC用ゲーム「グリザイア:ファントムトリガー」の劇場版アニメーション。新人教師の有坂秋桜里は、美浜学園という学校法人に採用されましたが、そこはCIRS(サーズ)と呼ばれる国家機関によって新たに作られた特殊技能訓練校で、在籍する生徒達は、工作諜報員育成機関SORD(ソード)のメンバーとして様々な活動に従事していました。生徒達は、様々な理由で行き場を失って美浜学園に流れ着き、人は彼女らをファントムトリガーと呼びました。
監督:村山公輔 声優:トーカ(佐倉綾音)、グミ(三森すずこ)、レナ(内田真礼)、マキ(南條愛乃)、クリス(名塚佳織)、ムラサキ(種﨑敦美)、有坂秋桜里(井澤美香子)、ハルト(代永翼)、シルヴィア(長妻樹里)、ベルベット(小見川千明)、シホ(依田菜津)、タナトス(友永朱音)、ほか
映画「グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION」解説
この解説記事には映画「グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATIONのネタバレあらすじ:起
新人教師の有坂秋桜里は、教師として採用された美浜学園にやってきました。この美浜学園は、CIRS(サーズ)と呼ばれる国家機関によって作られた特殊技能訓練校でしたが、行き場のない若者を受け入れる組織という一面もありました。
秋桜里は、工作諜報員育成機関SORD(ソード)のメンバーを集めたA組の担任となりました。秋桜里は、A組に赴いて自己紹介をしましたが、教室にはレナ、トーカ、クリス、ムラサキの4人しかいませんでした。秋桜里を案内した伝習員のハルトは、レナからマスターと呼ばれるなど彼女らを指揮する立場でもありました。
射撃訓練などを通して彼女らの特殊技能の凄さを見た秋桜里は、帰り道に公園に立ち寄り、この仕事に向いていないのか、と一人落ち込んでいました。その時、秋桜里は、見知らぬ男からバッグを渡されましたが、その中には拳銃が詰まっていました。予想外のものを見て驚く秋桜里でしたが、彼女の背後には彼女を見つめる謎の集団がいました。
グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATIONのネタバレあらすじ:承
その夜、非常呼集で集められたハルト達は、秋桜里が拉致されたことを知りました。秋桜里は、違法取引の現場に偶然居合わせて巻き込まれたのですが、その取引相手はCIRSが監視対象としていた人吉会で、それですぐに秋桜里の拉致が判明したのでした。
ハルト達は、秋桜里を救出するために人吉会のアジトに向かいました。アジトには銃を持った構成員が何人もいましたが、レナ達は難なく彼らを倒して秋桜里の救出に成功しました。その帰り秋桜里は、今夜の出来事を思い出し思わず涙を流しますが、ハルトは、秋桜里を慰めました。
ハルトは、レナ達は、高度な特殊技能を持ちファントムトリガーとも呼ばれたりもするが、一般常識に疎いまだまだ未熟な部分も多い子供達だ、と言いました。
次の日、レナ達は、普通の人間である秋桜里は、昨日の事件にショックを受けて美浜学園を辞めるのではないかと危惧していましたが、秋桜里は何も変わらない様子で教室に入ってきました。秋桜里は、レナ達に逃げるだけでは駄目なんだと教えられた、と言い、教師を続ける意思を示しました。
グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATIONのネタバレあらすじ:転
ある夜、港で2人の少女が船の入港を待っていました。彼女らは、船に乗っているトーマス・ベネディクトという半年前に頭部に銃弾を受けて意識不明となっている人物の護衛のためやってきたのですが、船員からトーマス・ベネディクトがいなくなった、と告げられました。
次の日、美浜学園にもトーマス・ベネディクト捜索の依頼がきて、レナ達は情報の収集に動きました。ハルトは、港に行ったバニラ、チョコの伝習員で美浜学園の姉妹校「京船桜が丘」の千尋に会いましたが、詳細な情報は得られませんでした。
ハルトは、タナトスに港からトーマス・ベネディクトから運んだと見られる車の追跡を依頼し、タナトスの情報から山奥の古い洋館にたどり着きました。洋館の中にトーマス・ベネディクトがいましたが、すでに死亡しており、さらに心臓が持ち去られていました。ハルトが、千尋に確認したところ、CIRSの幹部の石部という政治家が心臓移植の待機者リストにあったと言いました。
今回の仕事を依頼した石部の目的は、脳死状態のトーマス・ベネディクトから心臓を移植することでしたが、トーマス・ベネディクトを拉致した犯人の目的もやはりトーマス・ベネディクトの心臓を移植することで、その犯人は、ロシア最大の犯罪組織のボスで心臓移植の待機者でもあるアレクセイ・ニコラエヴィチでした。
グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATIONの結末
レナ達は、洋館からトーマス・ベネディクトの心臓を奪い去った車を追跡し、心臓の奪還に成功しました。ハルトは、千尋がよこした使いの人間に心臓を渡しましたが、その人間に違和感を覚えたレナは、バイクに乗って使いの人間の車を追いかけました。
その時、背後関係を調査していたムラサキから、取引に不審な点があり、知らない人間に心臓を渡さない方がいい、という連絡があり、さらにレナから追いついた使いの人間から攻撃を受けたという連絡がありました。レナは、使い人間から心臓を受け取ったバイクの少女を追いかけ、バイクごと体当たりをして谷底に落下させました。
バイクに乗った少女は、レナが幼いころ共に過ごしたマキで、彼女は、アレクセイ・ニコラエヴィチ配下の殺し屋となっていまいた。レナとマキは、任務のため本当の姉妹のように大切な存在だった相手を本気で殺しにかかりましたが、最後はレナが勝利しました。ただ、レナが取り戻した心臓はすでに移植できる状態ではありませんでした。
今回の事件は、京船桜が丘を守るために千尋が起こしたものでした。石部は、SORDの規模縮小を考えており、京船桜が丘が廃校となる可能性がありましたが、今回の違法心臓移植の件で、事件そのものを否定した京船桜が丘に借りを作ったこととなり、千尋の目論見は見事に当たりました。
その夜、レナは、ハルトに頑張ったご褒美として妹が欲しいとお願いしました。次の日、ハルトは、レナ達が住む寮に1人の少女を連れてきました。その少女は、レナと戦ったマキでした。マキは、事件後拘束されていましたが、レナのお願いを受けたハルトから誘われSORDの一員となったのでした。
以上、映画「グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION」のあらすじと結末でした。
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