ガンズ・アンド・ギャンブラーの紹介:2011年アメリカ映画。先住民族が多い砂漠の町のカジノで有り金をすってしまったスミスは、店の女に言われるがままエルヴィス・プレスリーのモノマネショーに出場。その後スミスは「面を渡せ」と次々襲われて迫られ…という内容のロードムービーです。先住民族の紛争の種である面のありかを探すストーリーですが、ラストにどんでん返しがあります。
監督:マイケル・ウィニック 出演者:クリスチャン・スレーター(ジョン・スミス)、パワーズ・ブース(ランチャー)、デイン・クック(ハッチンス保安官)、ジェフ・フェイヒー(カウボーイ)、クリス・カッタン(ゲイ・エルヴィス)、ヘレナ・マットソン(ブロンド)、ゲイリー・オールドマン(エルヴィス)、ミーガン・パーク(シンディ)、サム・トラメル(カウリー保安官)、トニー・コックス(小柄エルヴィス)ほか
映画「ガンズ・アンド・ギャンブラー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ガンズ・アンド・ギャンブラー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ガンズ・アンド・ギャンブラーの予告編 動画
映画「ガンズ・アンド・ギャンブラー」解説
この解説記事には映画「ガンズ・アンド・ギャンブラー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ガンズアンドギャンブラーのネタバレあらすじ:起
エルヴィス・プレスリーのそっくりさんが、砂漠の荒野にあるバス停から乗車します。運転手が用をたしに行っていると、2丁拳銃のブロンド嬢が乗り込んできて、小説家エドガー・アラン・ポーの小説のくだりを話しながらエルヴィスを銃撃します。
この事件の発端は1日前。砂漠の町にあるカジノにやってきたスミスは、ボロ負けして金を使い果たしました。カウンターのお姉ちゃんに相談すると、「エルビスの物まねショーに出ろ」と言われ、住所と名前を書いて衣装を渡されます。
一人で座っていると、冒頭のブロンド嬢が近寄って来ます。ブロンドの誘いにメロメロになり、今夜のSEXを想像していると、ブロンドはスミスの財布をすって立ち去りました。
パンツの中に隠した金だけになってしまったスミスは、エルヴィスの物まねショーに出たメンバーの優勝者であるエルヴィス、ゲイエルヴィス、アジアのエルヴィス、小柄なエルヴィスと一緒にポーカーゲームを始めます。
ここでも勝ったのはエルヴィスで、そのままテーブル席で眠り込んだスミスが目覚めると、二人組に捕まります。二人組はこの町の首長配下の人間で、「面を渡せ」と言います。その面はインディアンの『戦士の面』で、「この面のおかげで、インディアン系の首長は町を支配しカジノを持てた、しかし過去に白人がこの地に入って来て面を奪い、取り返すのに100年かかった」と言います。
そして二人は「犯人はエルヴィスだ」と言いながらスミスを車のトランクに押し込み、走り出します。
ガンズアンドギャンブラーのネタバレあらすじ:承
スミスがトランクで目覚めると、車は止っていました。シートを破って出て来ると、二人の男は頭を撃ち抜かれて死んでいました。男の手の甲には、エルヴィスの住所が書かれています。そこでスミスはその住所に向かいます。
ゲイのエルビスがトイレにいると、ブロンドがやってきて、エドガーアランポーの小説のくだりを話しながら射殺します。そして盗んだスミスのカードを放り投げて立ち去ります。
エルヴィスの家についたスミスがソファーで寝ていると、隣人のシンディがやって来ます。話をしているとカウボーイらがやって来て「面を渡せ」と言います。シンディが上手く気を引いた隙に逃げ出すと、小柄なエルビスがやって来て「面を渡せ」と言います。その場も切り抜けると、スミスはエルヴィスの物まねをした誰かが面を持っていると確信し、アジアのエルヴィスの家に行きます。
そのころ、首長派のハッチンス保安官と牧場主派カウリー保安官のコンビが、ゲイのエルヴィスの殺害現場の検証をしていました。そこで二人はスミスのカードを見つけます。
アジアのエルヴィスの家に着くと、お互いが「面はどこだ」と言います。そこへ大柄なインディアンが入って来て、アジアのエルヴィスを斧で殺すと、スミスに迫ります。その時シンディがインディアンの頭を殴り、二人は逃げ出します。
外に出るとカウボーイがいて、銃を向け「車に乗れ」と言います。中には首長と対立する、同じ先住民族の牧場主がいました。
ガンズアンドギャンブラーのネタバレあらすじ:転
牧場主は「あの面は元々ホビ族のもので、不思議な力があり、首長はあの面を持っていることでカジノを建て、オレより稼いでいる。首長がエルヴィス好きなのは知っている。エルヴィスの物まねショーに参加した者は、首長の書斎に勝手に入れる。書斎にはあの面が飾られている。盗んだのは物まねした誰かだ。あの面を二人で24時間以内に探し出せ。見つけなければお前を殺す」と言います。
スミスはシンディに「行こう」と言って、エルヴィスの家に向かいます。家には小柄なエルヴィスがいました。そこへブロンドが入って来ると、小柄なエルヴィスを射殺します。逃げたスミスは保安官二人組に捕まります。スミスが「エルヴィスを探している」と言うと、保安官らは「行き先はわかっている」といって、バス停に着きます。
バスの中にはモーとカウボーイがいました。保安官が銃を向けると、カウボーイは早撃ちで保安官二人を射殺します。そこへ大柄なインディアンがやって来て、カウボーイを殺します。
しばらくすると首長達がやって来ました。バスの中ではすでにエルヴィスが殺され、バッグが奪われていました。そして死体に紙が貼りつけられ「第12開拓地へ、スミスに金を持ってこさせろ」と書かれていました。首長たちはスミスを連れ、第12開拓地に着くと、牧場主も金を持ってきていました。
ガンズアンドギャンブラーの結末
牧場主がライフルを構えると、首長の子分たちも銃口を向けます。「人数ではこっちが有利だ」と首長らが言った時、シンディが首長の頭に銃を突きつけます。シンディは牧場主の娘だったのです。建物の中にはブロンドがいます。ブロンドは「金をスミスに持ってこさせろ」と言います。
スミスが首長と牧場主の金を持って中に入ると、二人は抱き合いキスをします。その時、大柄なインディアンが暴走しました。しかしブロンドは強く、インディアンを射殺します。こうしてブロンドは首長の金を持って、迎えに来たレズの恋人のバイクにまたがります。そして「面はエルビスが崖から捨てた」と言って走り去ります。
この隙にスミスは、金を袋に詰めて歩いて逃げ出します。歴史の中で争いつづけたインディアンの首長とホビ族の牧場主は、お互い笑いながら帰ります。昔、牧場主は首長らの地域に白人の家族を住まわせました。すると首長派は家族を襲い、ホビ族の祖母を残し殺しました。この時、祖母は幼いスミスを地下に隠していました。
成長したスミスは、首長と牧場主に復讐するために、この計画を練り、ブロンドと協力して実行したのです。スミスは、ガソリンが漏れるように細工されたエルヴィスの乗り捨てた車を修復して乗り、面を奪うと途中からバスに乗り、ホビ族の運転手に面を渡しました。
以上、映画「ガンズ・アンド・ギャンブラー」のあらすじと結末でした。
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