ハッピーフィートの紹介:2006年オーストラリア,アメリカ映画。南極を舞台にしたコウテイペンギンのアメリカのアニメーション映画です。フルCGを使い美しい映像です。コウテイペンギンの白と黒の体は日本の学生服を思わせますし、みんな同じように育たなければ規格外にしてしまう教育体制の悪い面を指摘しています。それは日本だけでなく世界的にもしばしば見られる悪い面なのかなとも思います。教育関係に携わっている人や親子で見てほしい映画です。また音楽がすばらしいです。主題歌『Song of the Heart』は、2006年ゴールデングローブ賞主題歌賞を受賞しています。
監督:ジョージ・ミラー 声優: イライジャ・ウッド(マンブル)、ブリタニー・マーフィ(グローリア)、ヒュー・ジャックマン(メンフィス)、ニコール・キッドマン(ノーマ・ジーン)、ヒューゴ・ウィーヴィング(ノア)、ロビン・ウィリアムズ(ヒューゴ・ウィーヴィング)、ほか
映画「ハッピーフィート」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハッピーフィート」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ハッピーフィート」解説
この解説記事には映画「ハッピーフィート」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハッピーフィートのネタバレあらすじ:コウテイペンギン
南極のコウテイペンギンたちは群れをなして暮らしていました。コウテイペンギンたちは卵を父親が温めて、母親が餌を取りにいきます。父親のメンフィスは卵を温めて妻の帰りを待っていましたが、ある拍子に卵を落としてしまいます。妻のノーマが無事に帰ってきます。卵は順調にかえり、息子のマンブルが誕生しました。親子3人で幸せに暮らしますが、マンブルがコウテイペンギンの学校に通うようになると、息子の異変に学校の先生と両親は気づきます。コウテイペンギンは美しい声をどのペンギンも持ち、美しい歌声が出るようになるために教育されるのでした。ところがマンブルは信じられない程歌が下手で周囲を驚かせます。両親はどちらも美しい歌声の持ち主だったために、父親のメンフィスは自分が卵を落としたことが原因なのではないかと悩むようになります。
ハッピーフィートのネタバレあらすじ:マンブルの理解されない才能
マンブルが他のペンギンたちと違うので、学校ではどんどん阻害されるようになります。一人でいることが多くなったマンブルは一人で遊ぶようになります。そうすると、マンブルは自然に体を動かしリズム遊びを始めます。そのリズムは複雑なものから軽快なものまで、彼は自在に足を踏んで奏でることができるのでした。周囲も良心もマンブルのおかしな動作を気味悪がります。マンブルはすばらしいリズム感の持ち主でしたが、その才能を誰も理解しようとはしませんでした。同級生のグローリアは美しい声も持ち主で、マンブルの憧れでした。彼女は彼が刻む不思議なリズムとともに美しい声で歌います。彼女は彼に特別な才能があることを見抜きますが、コウテイペンギンの古株たちや学校の先生たちはますますマンブルの才能を毛嫌いし、卒業証書も彼には渡さなかったのです。そして魚が最近取れなくなったのは、マンブルのその不吉な踊りのせいだと言い始めます。両親は彼の才能を見守っていこうとしていましたが、自分のせいで群れで居場所を失う両親を見てマンブルはコウテイペンギンの群れから離れることを決意します。
ハッピーフィートのネタバレあらすじ:マンブルの冒険
マンブルは一人で南極大陸を旅します。危険なめにも合いますが、旅の途中でアデリーペンギンたちに出会います。彼らはマンブルのリズムを刻む踊りに魅了されて彼と行動をともにします。アデリーペンギンたちはコウテイペンンギンたちよりも新しい物を受け入れる理解がありました。アデリーペンギンの長老がある日不思議な首飾りを付けてみんなの前に登場します。長老は上機嫌でしたが、その首飾りにマンブルは見覚えがありました。首飾りは日に日に長老の首を絞めつけます。その首飾りは南極にやってきた人間が捨てたゴミでした。マンブルは旅の途中で人間たちを見たのでした。マンブルたちは人間たちの住み家に行き、長老を助けますが、マンブルは人間に保護されてしまいます。
ハッピーフィートの結末:退屈な水族館
マンブルは人間の水族館で暮らすことになります。自動的に餌が与えられ退屈な日々にマンブルはいつしかリズムを忘れて生きる気力を失います。ある日水族館にやってきた少女がガラスを叩いてリズムを刻みます。そのリズムに反応したマンブルは人間たちの前で得意のリズム感と踊りを披露します。マンブルは一躍人間たちの間で評判になります。一方魚が取れなくなってしまったコウペイギンたちは餌がなく苦しい毎日を送ります。そんな群れにマンブルは人間たちを誘導します。魚が取れなくなったのは南極で人間たちが活動したからでした。人間たちはコウテイペンギンたちが元のように魚を取って暮らせるように調整を始めます。魚が取れなくなったのはマンブルのせいではなかったことをグローリアはみんなに歌で説得します。コウテイペンギンたちはマンブルのリズムとグローリアの歌声で音楽を奏でます。群れはまた魚を取って生活できるようになり、マンブルの才能がコウテイペンギンたちにも認められます。
以上、ハッピーフィートのあらすじと結末でした。
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