モンスター・ホテル2の紹介:2015年アメリカ映画。前作で恋を実らせたドラキュラの娘メイヴィスと、人間のジョナサン。2人の間には、男の子デニスが産まれます。人間の子供として育てたいメイヴィスと、ヴァンパイアの子供として育てたいドラキュラは、ぶつかってばかり。その対立に漬け込むように、人間嫌いなドラキュラの父親ヴラッドがモンスター・ホテルにやって来て大騒動に発展します。前作よりもパワーアップした、ドタバタ喜劇のアニメーション作品です。
監督:ゲンディ・タルタコフスキー 声の出演:アダム・サンドラー(ドラキュラ)、セレーナ・ゴメス(メイヴィス)、アンディ・サムバーグ(ジョナサン)、ほか
映画「モンスター・ホテル2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「モンスター・ホテル2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
モンスター・ホテル2の予告編 動画
映画「モンスター・ホテル2」解説
この解説記事には映画「モンスター・ホテル2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
モンスターホテル2のネタバレあらすじ:起
モンスターも人間も両方が楽しめるホテルとなった「モンスター・ホテル」。メイヴィスとジョナサンの息子デニスは、間も無く5歳の誕生日を迎えます。未だヴァンパイアの牙が生えず、コウモリにも変わらないデニスに、ドラキュラはヴァンパイアの血筋が途絶えるのではと、気が気でありません。何かにつけヴァンパイアとして育てようとするドラキュラに、メイヴィスはうんざりし、ジョナサンの故郷でデニスを育てようと考えます。当然のことながら反対するドラキュラでしたが、愛娘メイヴィスに嫌われるわけにはいきません。メイヴィスとジョナサンに2人きりで旅行するよう勧め、デニスを子守する作戦を立てます。
モンスターホテル2のネタバレあらすじ:承
子守にあたって、ドラキュラはフランケンシュタインやオオカミ男などモンスター仲間を集め、デニスのヴァンパイアとしての才能を目覚めさせようとあれこれ試みます。デニスがヴァンパイアであると信じて疑わないドラキュラは、デニスを塔の上から落とすことで、コウモリに変身させようとします。変身せず落ちるデニスをドラキュラは間一髪で助けますが、その様子がニュースで流され、メイヴィスは怒り心頭で戻って来ます。人間の子供としてデニスを受け入れない父親を責めるメイヴィスに、ドラキュラはうなだれるばかり。
モンスターホテル2のネタバレあらすじ:転
デニスの5歳の誕生日パーティーには、ドラキュラの父親である人間嫌いのヴラッドも招待されていました。ヴラッドは小間使いベラとやって来て、ホテルに人間がいることに激怒します。昔堅気のヴラッドは、人間がモンスター狩りをする邪悪な存在と決めつけ、ドラキュラの説得にも耳を貸しません。祖父の態度にメイヴィスも機嫌を損ね、ジョナサンの家族も加わり、家族は派手に仲違いを始めます。
モンスターホテル2の結末
悲しみにくれるデニスは、オオカミ男の娘ウィニーとホテルを抜け出し、森へと向かいます。デニスを憎き人間とみなし、襲いかかるベラ。ウィニーが怪我したことで、デニスの怒りがヴァンパイアとしての才能を開花させるのです。ベラはコウモリの一群を呼び寄せ、攻撃を再開します。デニスの危機を察知した家族と仲間は、人間もモンスターもなくベラとその一群に立ち向かいます。人間が邪悪ではないと悟ったヴラッドは、ベラを退治します。メイヴィスとジョナサンはホテルに留まることにし、大団円で幕が閉じるのです。
以上、映画「モンスター・ホテル2」のあらすじと結末でした。
国際結婚の結果の、異文化対立を描いた映画といえるのではないでしょうか。とはいえ、夫と妻のそれぞれが自分の文化で子どもを育てたいと思う、ありがちな対立ではありません。ヴァンパイアのメイヴィスは息子のデニスを人間として育てたいと思い、夫のジョナサンは逆に、モンスターの文化の中で育てることを望むのですから。
夫婦もヴァンパイア三世代も、本当は互いのことをとても思いやっているのに、なかなか思いが噛み合わない部分が切ないです。だからこそ、彼らがついに思いを一つに出来たラストシーンにほっとしました。