IN HER SKIN/イン・ハー・スキンの紹介:2009年オーストラリア映画。実際に起きた事件を題材にしたサイコサスペンス映画です。バレエ教室に通うレイチェルをいつも通りに迎えに行った父親のマイクでしたが、レイチェルはいつもの電車に乗っていませんでした。そしてレイチェルの恋人のマニーが、高額なアルバイトに誘われていったという言葉で、二人の捜索が始まります。娘を持つ親にとっては見るのが辛いようなストーリーの問題作です。
監督:シモーヌ・ノース 出演者:ガイ・ピアース(マイク・バーバー)、ミランダ・オットー(エリザベス・バーバー)、サム・ニール(デビッド・レイド)、ルース・ブラッドリー(キャロライン)、ケイト・ベル(レイチェル・バーバー)ほか
映画「IN HER SKIN/インハースキン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「IN HER SKIN/インハースキン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
IN HER SKIN/イン・ハー・スキンの予告編 動画
映画「IN HER SKIN/インハースキン」解説
この解説記事には映画「IN HER SKIN/インハースキン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
IN HER SKIN/イン・ハー・スキンのネタバレあらすじ:起
1日目、マイク・バーバーは、車でバレエ教室から帰ってくる15歳の娘のレイチェルを車で待っていました。しかし、いつもの電車からは降りてきませんでした。心配したマイクは妻のエリザベスに電話をしました。帰ってこないレイチェルに対し、恋人のマニに電話すると、いつも通りに別れて帰ったと言いました。1時間待っても帰って来ないため二人は警察に相談に行きました。警察は1時間しか経っていないなら、そのうち帰って来るでしょうと二人を追い返しました。自宅に戻り焦る二人に、マニから電話が掛かりました。『レイチェルは昔からの友人に誘われて、高額な報酬がもらえるアルバイトに行った』と泣きながら伝えました。親戚のドリューもやって来たので、二人はバレエ教室周辺を探しました。
2日目、二人は再び警察に向かいました。昨日同様、家出だろうという事でとりあってはもらえませんでした。焦る二人は、行方不明のポスターを作り、通りに貼りました。そして再び警察に向かって事情を話すと、担当者は『家出したい人は探しても見つからない』と言われ追い返されました。
IN HER SKIN/イン・ハー・スキンのネタバレあらすじ:承
4年前、自宅で妹の守をするキャロラインは荒れていました。太っていてブスの自分に劣等感を感じる彼女は、何事も悪い方に考え、母親も手を焼いていました。その日も向かいの家のエリザベスを自宅に呼んでキャロラインの事を相談していました。相談内容を聞いたキャロラインは暴れ出しました。一人自分の部屋に居るキャロラインは、向かいのバーバー家のリビングを見ていました。バレエを踊るレイチェルを家族が見ていました。レイチェルはスタイルが良く、顔も可愛く自分と正反対でした。両親はレイチェルを溺愛し、とても幸せそうな家庭に見えていました。
そして4年後、キャロラインはアパートで独り暮らしをしていました。父のデビッドが再婚したため、自分が邪魔で放り出されたと思い込んでいました。鬱病になり情緒不安定でした。同じ職場の同僚と街で楽しんでいると、向かいのベンチにバレエ教室帰りのレイチェルとマニがいちゃついてキスをしているのを見ました。キャロラインはその後、職場のトイレで倒れました。上司のアイリーンがキャロラインをアパートまで送って行き、父のデビッドに連絡をし、来るまで待ちました。
IN HER SKIN/イン・ハー・スキンのネタバレあらすじ:転
やがてデビッドがやってきてキャロラインと話をしますが、自分が邪魔で追い出したことを根に持って暴言を繰り返しました。デビッドの優しい言葉に落ち着いたキャロラインは、過去にレイチェルに対し親友になってくれと頼んだ時、断られたことを思い出しました。キャロラインはレイチェルを誘い出す口実を考えました。バレエが上手いのを利用して、500ドルの報酬で衣裳も選び放題のアルバイトがあると持掛けて誘い出しました。恋人のマニは怪しいと言いましたが、レイチェルはキャロラインと会いました。
そのころ父のマイクは駅でレイチェルを待っていました。キャロラインの言うまま、自宅アパートに入りました。そして衣裳を見せ、酒を飲ませ、練習だと言って目をつぶらせ、背後から皮のロープで首を絞めました。倒れても何度も首を絞め、完全に殺しました。死にゆくレイチェルにはマニーとの思い出や、バレエの思い出が蘇りました。レイチェルの死体を浴槽に移動させ、ナイフで傷つけました。
9日目、太った女と歩いて行ったという情報をレイチェルの友人から聞きました。失踪課のデパイルはバーバー夫妻の作ったポスターを見て、夫妻に会って、私が捜査をすると告げました。
IN HER SKIN/イン・ハー・スキンの結末
レイチェルの失踪事件はマスコミにも取り上げられテレビでも報道されていました。キャロラインはテレビを見て一喜一憂していました。そして父の所有する農場へ行く計画を立てていました。デパイルの捜査でキャロラインは包囲されました。デパイルはデビッドにも話をしました。デビッドは内容を聞いてキャロラインかもしれないと言いました。警察がキャロラインのアパートの捜索に入りました。キャロラインは薬を飲んで倒れていました。
目を覚ますと、デビッドと刑事がいました。デビッドと話をし、キャロラインは刑事に、レイチェルを殺し、農場に埋めたことを話しました。デパイルらはバーバー夫妻に話に行きました。娘の死を知った二人は、探さなければ生きているかもしれないと思ってずっといられた・・・と落胆しました。
レイチェルの葬儀が行われました。ショックが大きく夫妻は涙も出ませんでした。キャロラインは懲役20年が求刑され、刑務所にいました。
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