jamの紹介:2018年日本映画。ファンのストーカー女に拉致された場末の人気演歌歌手、自分を売ったヤクザに復讐をする刑務所帰りの男、恋人の回復を祈って善行を繰り返す男、この3人が同じ時系列でからみあう、劇団EXILEのメンバー総出演のアクションサスペンス映画です。
監督:SABU 出演:青柳翔(横山田ヒロシ)、町田啓太(西野タケル)、鈴木伸之(川崎テツオ)、秋山真太郎(山下)、八木将康(金城)、小澤雄太(世良)、小野塚勇人(滝口)、佐藤寛太(前島)、野替愁平(港町)、筒井真理子(向井昌子)ほか
映画「jam」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「jam」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
jamの予告編 動画
映画「jam」解説
この解説記事には映画「jam」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
jamのネタバレあらすじ:起
ヒロシ(青柳翔)はマイナーでありながら、おばさん達に絶大の人気を誇る演歌歌手でした。ヒロシのショーの後は、必ずファンを囲んでの座談会があり、ファンの話を聞いてヒロシが答えるというファンを大事にするやり方でした。
この日は札束の首飾りを渡したファンが、歌の順番について話しました。途中で一人の女性が、順番は今のままでいいと反論し、場内は静まりました。その場はヒロシがそれぞれのファンをいたわり、収めました。帰路に着いたヒロシの前にさっき反論した女性ファンの昌子(筒井真理子)が待っていました。
昌子は熱いスープを作ってきたとヒロシに飲ませました。その後、ヒロシは商店街で気分が悪くなり倒れました。昌子が介抱していると、車でタケル(町田啓太)が通りかかりました。タケルは役に立ちたいと、二人を車に乗せ、昌子の部屋まで送りました。その時、車いすの老女を押して歩く殺気立った青年とすれ違いました。
jamのネタバレあらすじ:承
刑務所を出所したテツオ(鈴木伸之)が、街に戻ると早速クラブに入り、バーテンをハンマーで殴り倒しました。次にテツオは、金を数えていたヤクザの事務所に押しかけ、ハンマーで襲いかかりました。数人いた組員を殴り倒し、自宅に帰りました。テツオはヤクザに騙され、自分がすべての罪を被って刑務所に行った復讐をしていました。
自宅には痴呆症の祖母がいました。祖母が、すでに亡くなっているおじいさんを「迎えに行く時間だ!」と言うと、テツオは祖母を車いすに乗せ、街に出ました。祖母の車いすを押しながらも、仕返しに来るヤクザを叩きのめし、商店街に入りました。すると前からヒロシが歩いてきて倒れました。
タケルは入院中で意識の戻らない彼女の回復を願って、人の為になる善行を日々行っていました。善行を繰り返し行い貯めることで、彼女の意識が戻ると信じていました。タケルと彼女は、目出し帽を被った3人の強盗が警官に追われている場面に遭遇し、一人の犯人が撃った銃の弾丸が彼女に命中し、こん睡状態になっていました。
jamのネタバレあらすじ:転
ヒロシが目覚めると昌子の部屋にいました。椅子に両手両足を縛られ、動けない状態でした。部屋中にヒロシの写真が張られており、昌子はヒロシのストーカーでした。
昌子はヒロシに、私の為に歌を作ってと言いました。ヒロシが色々曲名を考えて言いますが、昌子は『MASAKO』にしてと言いました。ヒロシはメロディと歌詞を考え、歌い始めました。聞いた昌子が何度も何度も修正をし、完成しました。そして昌子は明日のコンサートで歌ってと言って、伴奏のCDを渡して練習しました。
テツオは公園でヤクザ十数人に囲まれました。ハンマーで襲いかかりますが、手を放した車いすが動きだし、祖母が池に落ちました。テツオは祖母を助けに行きますが、背後からナイフで刺されました。
タケルは中華料理店で二人のヤクザとカウンターで一緒になりました。タケルが善行をしたら彼女が治るという信念を話したら、ヤクザ二人はいい人だと感心しました。そしてあと2回善行をすると終わると言うと、ヤクザは明日、運転手をしてくれないか?と頼み、タケルはそれを受けました。
jamの結末
翌日タケルはヤクザを乗せ、市民ホールに向かっていました。タケルが車内で、あと一つの善行も一緒にすると言うと、昌子とヒロシが乗り込んできました。二人の行き先も市民ホールでした。ヤクザ達はヒロシの事を知っていて話は盛り上がりました。やがて市民ホールに着くと、ヒロシは控室に、ヤクザ達はトイレに入りました。ヒロシのショーが始まりました。
やがて『MASAKO』を歌う順番が来ました。そのころヤクザ二人は目出し帽をかぶり走り出しました。そこへトイレをしようと入ってきたタケルが二人を見ました。彼女が撃たれたあの時の二人でした。ホールではヒロシが『MASAKO』を歌わず飛ばしました。ショックで呆然とする昌子の背後に、ヤクザ二人が発砲しながら入って来ました。金持ちおばさん達から金品を奪う予定でした。
タケルが二人を止めようと飛び掛かりました。その時二人は発砲し、ヒロシをかばった昌子に当たりました。タケルは昌子を車に乗せ、走りました。ヤクザは走って逃げますが、車にはねられました。ヒロシは全力疾走で逃げました。
やがてヒロシがタケルの車の前に飛び出し、タケルが急ブレーキを踏むとフロントガラスをやぶって昌子がヒロシの胸に飛び込みました。昌子はヒロシの顔を見て大好きと言いました。病院で治療を受ける昌子の傍らにヒロシがいました。テツオと祖母の前に死んだ祖父が現れました。
以上、映画「jam」のあらすじと結末でした。
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