スーパー戦闘 純烈ジャーの紹介:2021年日本映画。特撮出身者を中心に結成され、3度の「NHK紅白歌合戦」出場を誇る歌謡コーラスグループ「純烈」の初主演作となる特撮映画です。監督は「仮面ライダーシリーズ」「スーパー戦隊シリーズ」などで特撮監督を務める佛田洋が務め、スーパー銭湯アイドルとして活動する純烈の4人が温泉施設の平和を守るヒーローとして戦う姿が描かれます。
監督:佛田洋 主題歌:純烈「NEW (入浴)YORK 出演者:後上翔太(後上翔太)、白川裕二郎(白川裕二郎)、小田井涼平(小田井涼平)、酒井一圭(酒井一圭)、小林綾子(天地星子)、出口亜梨沙(桶川アリサ)、ふせえり(赤の女神)、中島ゆたか(青の女神)、しのへけい子(紫の女神)、山本康平(康助)、松下恵(売店の店員)、岩永洋昭(ザウナ)、松本享恭(ガラン)、白又敦(ゾープ)、龍真(ジャワー)、栄信(桜井)、宮澤佑(竹中)、蜂須賀祐一(純グリーン)、縄田雄哉(純レッド)、坂本隆(純ブルー)、鍜治洸太朗(純バイオレット)、今井靖彦(純バイオレット)、小林幸子(女王フローデワルサ)、前川清(御前川清)、鈴村健一(ナレーション)ほか
映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スーパー戦闘 純烈ジャーの予告編 動画
映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」解説
この解説記事には映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スーパー戦闘 純烈ジャーのネタバレあらすじ:起
“スーパー銭湯アイドル”の異名を持つ4人組ムード歌謡グループ「純烈」。リーダーの酒井一圭(酒井一圭)、白川裕二郎(白川裕二郎)、小田井涼平(小田井涼平)、後上翔太(後上翔太)はスーパー銭湯「御老公の湯」のステージで純子・烈男(純烈ファンの呼称)を前にショーを開いていました。
その頃、浴場を清掃していた清掃員の天地星子(小林綾子)は、浴槽で老人の男性が死亡しているのを発見しました。絶叫した星子は思わずステージに駆け上がりました。
「御老公の湯」にはすぐさま刑事の桜井(栄信)と竹中(宮澤佑)が駆け付けました。仕事中に居眠りしていた売店コーナーの店長・御前川清(前川清)は女性店員(松下恵)に起こされました。桜井と竹中は老人の死因は入浴中の心不全によるものだと断定しました。風呂場には怪しげなアヒルのおもちゃが浮かんでいましたが、誰一人として気付く者はいませんでした。
実は星子は後上の通っていた高校の元教師で恩師でした。面倒見が良く、時には口うるさい星子は生徒たちから「正直ババぁ」と呼ばれていた存在でした。後上とまさかの再会を果たした星子は純烈のメンバーとも挨拶を交わしました。
ステージを終えた純烈のメンバーは喫茶コーナーで休憩を取っていました。競馬好きの酒井が手にした新聞にはあるイケメンバンドマンの失踪事件が報じられていました。
スーパー戦闘 純烈ジャーのネタバレあらすじ:承
世間では最近、イケメン男性が次々と行方不明になるという事件が相次いでいました。手がかりは全く掴めず、警察の捜査は難航していました。「御老公の湯」で発見された老人の遺体の特徴は金髪に鼻ピアス、口元のホクロなどでしたが、失踪したバンドマンの特徴とは年齢以外では非常に酷似していました。純烈のメンバーはこの老人はなんらかの原因で年を取ったのだろうと考えました。
一連のイケメン失踪事件の真犯人は、“温泉の向こう側の世界”を支配する悪の女王フローデワルサ(小林幸子)でした。3000年もの長寿を誇るフローデワルサは永遠の美しさを保つため、純粋で烈しいイケメン男たちのエキスを吸い取っていたのです。「御老公の湯」で死んだ老人は、実はフローデワルサにエキスを吸い取られたバンドマンそのものだったのです。
フローデワルサには忠実な部下の“四天王”、そしてイケメンたちに狙いを定めるアヒルのおもちゃ型の“アヒルちゃん”が配下についていました。四天王はザウナ(岩永洋昭)、ガラン(松本享恭)、ゾープ(白又敦)、ジャワー(龍真)の4人組であり、フローデワルサから更なるイケメンのエキスを集めるよう命じられていました。アヒルちゃんが次の狙いを定めたのは何と後上でした。
その頃、後上は偶然出くわした占い師の桶川アリサ(出口亜梨沙)から、自身に重大な危機が迫っていること、そして“運命の女性”との出会いがあることを告げられました。後上はてっきり運命の女性とはアリサのことではないかと思い込みました。
「御老公の湯」に戻った後上はフローデワルサの手先に捕まりそうになりました。その時、他の純烈のメンバーがメイク型変身アイテム“マイクチェンジャー”を手に駆け付け、酒井は純バイオレット(鍜治洸太朗、今井靖彦)に、白川は純レッド(縄田雄哉)に、小田井は純ブルー(坂本隆)にそれぞれ変身しました。
実はスーパー銭湯アイドルとしての顔は世を忍ぶ仮の姿であり、後上以外の3人は温泉施設の平和を守るヒーロー「純烈ジャー」として活動していました。後上は他のメンバーの以外な素顔に驚きました。
その時、純烈ジャーの3人と後上は“温泉の向こう側の世界”に転送されました。4人の目の前には四天王が現れ、純烈ジャーと後上は四天王と戦いましたが圧倒されてしまいました。四天王は挨拶代わりだと称して去っていきました。
スーパー戦闘 純烈ジャーのネタバレあらすじ:転
「御老公の湯」に戻った酒井・白川・小田井は後上を立ち入り禁止場所の神域「神の湯」に連れて行きました。そこには御前川と垢すり職人の康助(山本康平)がいました。実は御前川の正体は温泉の神様であり、酒井・白川・小田井はそれぞれ3人の温泉の女神“オフロディーテ(紫の女神:しのへけい子、赤の女神:ふせえり、青の女神:中島ゆたか)の力を借りることで純烈ジャーへの変身能力を得ていたのです。
温泉の神様たちは何千年も前からフローデワルサと戦い続けており、酒井・白川・小田井に力を授けたのですが、後上だけは純烈ジャーの力を得るには至っていませんでした。御前川いわく、オフロディーテはあともう一人“緑の女神”だけが欠けており、緑の女神は自分がオフロディーテということも知らず覚醒していないのだろうということでした。
後上は先日出会ったアリサこそが緑の女神だろうと確信し、彼女の元へと向かいました。一方、星子から浴場にアヒルのおもちゃ(アヒルちゃん)があるとの報告を受けた康助は確認するために浴場に向かい、アヒルちゃんに捕らえられました。
その頃、アリサと会った後上は、アリサこそが運命の相手であると告げられました。その直後、後上は現れたガランに拉致され、“温泉の向こう側の世界”へと連れて行かれました。後上が目の当たりにしたのは、康助がフローデワルサにエキスを吸い取られている様でした。
駆け付けた純烈ジャーはフローデワルサこそが一連のイケメン失踪事件の真犯人であることに気付きましたが、後上が純烈ジャーの力を得ていない現状では勝てないと悟り、一時撤退しました。
後上は自分の非力さを嘆いていると、星子が現れて慰めました。しかし、後上は星子に辛く当たってしまいました。酒井からそのことを問われた後上は過去のことを振り返りました―――。
スーパー戦闘 純烈ジャーの結末
―――後上がまだ高校生だった15年前、既婚者だった星子は緑の宝石の指輪をつけていました。そんなある日、星子が離婚していたことが明らかになり、学校中に知れ渡りました。実は星子の夫は不治の病で多額の治療費を必要としており、星子に苦労をかけさせないために離婚を選んだのですが、そんな事情も知らぬ生徒たちは星子に指輪を捨てるよう迫りました。星子はやむなく指輪を投げ捨てたのです―――。
―――小田井から気分転換にと垢すりに誘われた後上は星子に謝ろうと決心しましたが、星子は置き手紙を残して「御老公の湯」から去っていました。星子を追いかけていた後上の前にアリサが現れ、後上を誘惑しましたが、後上はアリサを振り切って星子の元に向かい、彼女に謝罪すると緑の指輪を渡しました。実は15年前、後上は必死になって指輪を探し出していたのです。
後上から指輪を受け取った星子は覚醒し、緑の女神としての正体を現しました。星子は他のオフロディーテから迎え入れられ、後上は御前川からマイクチェンジャーを授けられました。
実はアリサの正体はフローデワルサでした。御前川からフローデワルサの野望を打ち砕くよう命じられた純烈の4人はスーパー戦闘メカ“スーパー銭湯機”に乗り込み、“温泉の向こう側の世界”へと向かいました。
純烈の4人は純烈ジャーに変身し、後上も純グリーン(蜂須賀祐一)に変身しました。4人全員揃った純烈ジャーは四天王と戦い、次々と倒していきました。追い詰められたフローデワルサは四天王のエキスを吸い取って巨大化しましたが、純烈ジャーは全国の純子・列男の声援を受けて反撃し、歌でダメージを与えると巨大な剣を生み出してフローデワルサを倒しました。
戦い終えた純烈の4人は温泉で疲れを癒しました。4人はフローデワルサは純烈にとって大恩人である小林幸子そっくりだったと口にし、また明日から頑張ろうと決意を新たにしました。
以上、映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」のあらすじと結末でした。
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