映画「鬼滅の刃 絆の奇跡、そして柱稽古へ」解説
この解説記事には映画「鬼滅の刃 絆の奇跡、そして柱稽古へ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へのネタバレあらすじ：起
【刀鍛冶の里編 第11話】
竈門炭次郎、炭次郎の妹・禰豆子、炭治郎の同期の鬼殺隊隊員・不死川玄弥は刀鍛冶の里で上弦の肆の鬼・半天狗と戦っていました。夜明けが近づくなか、炭治郎たちは逃げる半天狗の本体を追っていました。満身創痍の炭次郎は仲間の我妻善逸の“雷の呼吸”を思い出しながら渾身の攻撃を繰り広げ、半天狗の頸を斬りにかかりました。
半天狗は巨大化して恨（こん）の鬼となり、炭次郎の首を締めてきました。禰豆子と玄弥も加勢し、炭次郎はなおも恨の鬼の頸を斬ろうとしましたが取り逃がしてしまいました。恨の鬼は自らの肉体を再生させるべく刀鍛冶の里の刀鍛冶たちに狙いを定めました。
炭次郎は霞柱・時透無一郎からまだ未完成の日輪刀を受け取り、“ヒノカミ神楽”を発動させて恨の鬼の頸を斬り落としました。しかし、恨の鬼の胴体はまだ動き続け、刀鍛冶たちを襲いました。恨の鬼は半天狗の本体ではなかったのです。
やがて日が登り始め、禰豆子の体が燃え始めました。炭次郎は臭いで半天狗の本体が恨の鬼の心臓の中にいることを見つけ、恨の鬼の胴体を斬ると出て来た半天狗の本体の頸を斬り落としました。半天狗は朝日の光を浴びて消滅していきました。
一方、半天狗の分身のひとつ・憎珀天と戦っていた恋柱・甘露寺蜜璃は憎珀天が消滅したことから炭次郎の勝利を確信しました。その頃、日の光に焼かれたはずの禰豆子は無事であり、片言で「おはよう」と炭次郎に語りかけました。炭次郎は禰豆子が日の光を克服したことを知りつつ、力尽きて倒れこみました。
ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へのネタバレあらすじ：承
その頃、鬼の首領である鬼舞辻無惨は禰豆子が日の光を克服したことを知って喜びました。無惨はこれまで日の光を克服するために“青い彼岸花”を必死で探し続けていたのですが、禰豆子を捕らえて喰らうことで太陽を克服できると確信したのです。
一方、炭次郎と禰豆子、無一郎や甘露寺らは半天狗との戦いに勝利したこと、そして生きていることを喜び合っていました。その頃、鬼でありながらも炭次郎の協力者である珠世は炭次郎に手紙を書いていました。炭次郎から十二鬼月の血と禰豆子の血の提供を受けた珠世は研究の結果、禰豆子の血には驚くべき変化が起きていることを発見していました。
炭次郎と禰豆子が帰る時が来ました。里の長である鉄地河原鉄珍は炭次郎たちが里を守ってくれたことに感謝し、炭次郎の刀を担当する刀鍛冶の鋼鐵塚蛍は新たな日輪刀を届けることを約束しました。炭次郎と禰豆子は里の人々に見送られて帰路につきました。
ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へのネタバレあらすじ：転
【柱稽古編 第1話】
蛇柱・伊黒小芭内、玄弥の兄である風柱・不死川実弥は鬼殺隊隊員2名を引き連れ、荒れ果てた城へと入りました。鬼殺隊隊員の情報によると、この城の中に里の人をさらった鬼が入っていったということで、伊黒と実弥らは襲い掛かってきた鬼たちと戦いました。伊黒と実弥らはさらわれた女性を助けることに成功しましたが、鬼たちには逃げられました。この城こそが無惨の居城である無限城でした。
刀鍛冶の里の件を受け、鬼殺隊の柱たちが急遽招集されて柱会議が開かれました。参加したのは刀鍛冶の里の戦いに参戦した甘露寺と無一郎、水柱・冨岡義勇、蟲柱・胡蝶しのぶ、岩柱・悲鳴嶼行冥、そして無限城から帰ってきた伊黒と実弥です。鬼殺隊の指導者である“お館様”こと産屋敷耀哉は病状の悪化で出席できず、代理として耀哉の妻・あまねが出席しました。
柱会議の議題に挙がったのは、太陽を克服した禰豆子を無惨が狙ってくるであろうこと、そして大規模な総力戦が待ち受けているであろうことでした。さらに刀鍛冶の里での戦いで甘露寺と無一郎の体には独特の紋様の痣が発現したことが明らかになりました。かつての戦国時代にも無惨をあと一歩まで追い詰めた“始まりの呼吸の”剣士たちもまた鬼の紋様と似た痣が発現しており、甘露寺と無一郎はどうすれば痣が発現するのか問われました。二人はあの時心拍数と体温が尋常ではない高さだったことを証言、この状態で死ぬか死なないかが痣が出る者と出ない者の分かれ道だと答えました。
ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古への結末
炭次郎はしのぶの蝶屋敷で7日間も寝込んでいました。程なくして蝶屋敷に善逸が訪れ、禰豆子が片言ながらも喋れるようになったことに驚きました。やがて炭次郎のもとに鋼鐵塚が訪れ、仕上がったばかりの新しい日輪刀を渡しました。刀の根元には全ての鬼を滅するという意味を込めて「滅」の字が刻まれていました。
柱たちは来る無惨との決戦に備えて合同強化訓練を開始することにしました。それは柱より下級の者が柱を順番に周り、稽古をつけてもらう“柱稽古”というものでした。怖気づく善逸に、炭次郎は刀鍛冶の里の戦いで善逸の雷の呼吸が役に立ったことを伝えて感謝しました。
やがて柱稽古が始まりました。第1の試練では遊郭での戦いで左腕と左目を失い、柱を引退した元・音柱の宇髄天元が隊員たちに基礎体力訓練を行いました。続いて甘露寺による柔軟、無一郎による高速移動、伊黒による太刀筋共生、実弥による筋肉強化訓練が行われましたが、なぜか柱稽古には富岡は参加していませんでした。
その頃、珠世のもとに耀哉の使いのカラスがやって来ました。カラスは「鬼殺隊にも鬼の体と薬学に精通している子がいる。禰豆子の変貌も含めて一緒に調べてほしい。無惨を倒すために協力してほしい」と耀哉のメッセージを伝え、珠世に産屋敷に来てほしいと頼みました。珠世は鬼である自分を鬼殺隊の本拠地へ招くのかと不安がりました。
以上、映画「ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ（2024）」のあらすじと結末でした。
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