きさらぎ駅の紹介:2022年日本映画。2004年にインターネット匿名掲示板「2ちゃんねる」に「はすみ」と名乗る人物が実際に投稿した都市伝説で、この世に存在しないはずの異世界の駅「きさらぎ駅」をモチーフにしたホラー作品です。本作が映画初主演となる恒松祐里扮する女子大生がこの異世界の駅の謎を追う姿が描かれす。
監督:永江二朗 出演者:恒松祐里(堤春奈)、佐藤江梨子(葉山純子)、本田望結(宮崎明日香)、莉子(松井美紀)、寺坂頼我(飯田大輔)、木原瑠生(岸翔太)、芹澤興人(花村貴史)、瀧七海(葉山凛)、堰沢結衣(大園葵)、野口雅弘(謎の老人)、坪内守(親切なおじさん)ほか
映画「きさらぎ駅」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「きさらぎ駅」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「きさらぎ駅」解説
この解説記事には映画「きさらぎ駅」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
きさらぎ駅のネタバレあらすじ:起
関東女子大学で民俗学を専攻している女子大生の堤春奈は卒業論文の題材を「神隠し」とし、一時期インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」で話題となった“現代の神隠し”といわれる、この世に実在しない異世界の駅「きさらぎ駅」のことを書くことにしました。
この「きさらぎ駅」とは“はすみ”と名乗る謎の女性が辿り着いたという駅で、“はすみ”はこの駅の様子をリアルタイムで匿「2ちゃんねる」に書き込んでいたものの、いつしか行方をくらませてしまったというものでした。
春奈は実際に異世界に行ったと噂される元高校教師の女性・葉山純子こそが“はすみ”ではないかと思い、実際に会ってみることにしました。純子の自宅で彼女の姪・凛に出迎えられた春奈は純子から当時の事情を聞くことにしました。純子は自らが“はすみ”本人であることを認め、当時の事を語り始めました―――。
きさらぎ駅のネタバレあらすじ:承
―――時をさかのぼること2004年、残業を終えた純子は帰路につくべく遠州鉄道・西鹿島行きの終電に乗り込みました。気がつくと周囲はなぜか真昼で、電車はこの路線にはないはずのトンネルを潜り抜け、全く見覚えのない景色の中を走っていました。純子以外の乗客は全員眠り込んでおり、純子は乗客を起こすことにしました。
やがて電車は見知らぬ駅「きさらぎ駅」に到着し、純子は自身の高校に通う女子高生・宮崎明日香、松井美紀・飯田大輔・岸翔太の若者3人組、サラリーマンの花村貴史の乗客5人と共にこの駅に降り立ちました。
この駅の周辺の民家には人の気配は全くありませんでした。岸と美紀は外に出ましたが、すぐさま飯田の身に異変が起きたことに気付き戻ってきました。飯田の全身から血管が浮かび上がってきたとのことで、一行は飯田を残し、線路沿いを徒歩で移動することにしました。ところがその時、突然太鼓の音が聞こえてきたかと思えば、花村の頭が突然破裂してしまいました。
その直後、杖をついた謎の老人が突如現れ、線路を歩いては危ないなどと話しかけながら猛スピードで追いかけてきました。更には飯田が一行に追い付き、突然美紀に抱きついた直後に二人とも炎に包まれてしまいました。
きさらぎ駅のネタバレあらすじ:転
岸は所持していたナイフを取り出し、純子か明日香を生け贄にして脱出すると言い出しました。純子と明日香は何とか逃げ出し、「伊佐貫トンネル」というトンネルに逃げ込みました。追ってきた岸は血管のようなものに吊るされ、純子と明日香はたまたま車で通りかかった親切なおじさんに助けられました。
ところが、このおじさんまでもが純子と明日香に襲いかかり、何とか逃げた純子と明日香はとある神社に辿り着きました。そこには光の扉が出現し、明日香は扉の向こうへと入りました。扉は消えましたが、純子は元の世界に戻っていました。しかし、あれからなぜか7年の歳月が過ぎており、明日香は助かったのかすらも分からない行方不明の状況でした―――。
―――純子から話を聞いた春奈は、純子が当時電車に乗っている際に二度も寝過ごし、結果的に1往復する形で電車に乗り続けていたことに着目しました。「きさらぎ駅」に行く方法は電車が1往復してから終電に乗ることだろうと考えた春奈は、純子と同じルートを辿って「きさらぎ駅」の世界へと向かいました。
春奈は純子が話した通りに「きさらぎ駅」に辿り着き、かつて純子が出くわした通りの乗客5人(明日香、美紀、飯田、岸、花村)と遭遇しました。
明日香ら5人は当時の記憶を全く覚えていませんでした。春奈は純子の話を思い出し、これから5人が遭遇するであろう怪奇な現象の阻止に動きました。
きさらぎ駅の結末
春奈たちは怪奇現象を避けつつ「伊佐貫トンネル」に入りました。そしてトンネルを抜けると車に乗った男性が通りかかります。そして花村は襲われて脱落していきました。
残った一行は灯りのついた謎の洋館を発見して入っていきます。そこでも2名が脱落し、生き残った春奈と明日香は、洋館の先に光の扉が出現しているのを発見しました。元の世界に戻るには明日香を先に扉にくぐらせることだと純子から聞いていた春奈はその言葉通りにしましたが、元の世界に戻れたのは明日香ひとりだけであり、春奈は異世界に取り残されたきり戻ってくることはありませんでした。
純子は元の世界に戻った明日香を出迎えました。実は純子は元の世界に戻れるのは最初に光の扉をくぐった者のみであることに気付いており、明日香を救い出すために春奈を捨て駒として利用したのです。
以上、映画「きさらぎ駅」のあらすじと結末でした。
「きさらぎ駅」感想・レビュー
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2ちゃんねるのスレを元に、新たにオリジナルストーリーを加えた感じですね。ラストが後味悪いです。
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最後がホントにビックリ。
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最後が予想もしなかった。
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んーなんとも後味が悪い。利用されちゃったのね。
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夢鬼っていう怪談のテイストも混ざってそう。
アマプラで見てラスト胸糞悪いですね