こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!の紹介:2011年日本映画。亀有公園前派出所に勤務する両津勘吉は、ある日小学生時代に憧れていた桃子に再会します。彼女は大衆演劇の座長をしており、1人娘、ユイのシングルマザーでもありました。勘吉は桃子の父親になると勝手に決めつけ、大衆演劇に通うようになります。しかしそんな中、ユイが身代金目的の誘拐事件に巻き込まれ、人質となってしまい、勘吉達は救出のため捜査に当たりますが、犯人は意外な人物でした。長期連載だった「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の実写版映画で、主演は香取慎吾さん、ヒロインに深田恭子さんが出演しています。
監督:川村泰祐 原作:秋本治 出演:香取慎吾(両津勘吉)、香里奈(秋本・カトリーヌ・麗子)、速水もこみち(中川圭一)、深田恭子(沢村桃子)、谷原章介(島崎光男)、ほか
映画「こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!」解説
この解説記事には映画「こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!」のネタバレあらすじ:起
葛飾区亀有公園前派出所に勤務する両津勘吉巡査長は借金取りに追われ、金儲けを考える日々を送っていました。ある日勘吉は亀有では見かけない女の子、ユイを見つけます。川沿いに1人でいるユイに声をかけてみると、母親が川の向こうで声をかけてきました。その母親は勘吉が小学生時代に憧れていた澤村桃子でした。桃子は大衆演劇の座長をしており、ユイのシングルマザーでもありました。ユイの父親になろうと決めた勘吉は大衆演劇に頻繁に通うようになります。その中でユイが学校になじめていないことを知ります。ユイは勘吉にどうやったら友達ができるのか相談し、学校のクラスメイトに大衆演劇に来てもらうようにお願いします。見事友達ができたユイは警視庁長官の孫娘アヤカと特に仲良くなります。そんなある日、公園で遊んだアヤカとユイはいたずらをしようと常にアヤカについているSPの前から消えてしまいます。SPが2人を探していた矢先、アヤカが誘拐されてしまいます。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!」のネタバレあらすじ:承
翌日、警視庁長官の孫娘が誘拐され、2億を要求されたとのことで、捜査本部が設置され、大規模な捜査が行われることになりました。勘吉達も直ちに聞き込みに向かいますが、その中で交通安全ボランティアをしている横田から亀有の公園近くで不良たちが騒いでいるのをみて、女の子の叫び声を聞いたと情報を得ます。その情報から直ちに亀有に捜査員が集中的に動員されます。そんな中、1人の男が捜査上に上がりました。名前は島崎光男といい、澤村桃子の事実上の元夫でユイの父親でもありました。その情報が部長の元に入り、急ぎ勘吉達が桃子を捜査本部に連れてきました。その時、1人の女の子が泣きながら歩いているのを発見されます。それはユイの格好をしたアヤカでした。アヤカによると、ちょっとした遊びでユイと服と髪形を入れ替えたのですが、ユイがいなくなってしまい、探していたところ、どこに自分がいるかわからなくなってしまったとのことでした。誘拐されたのがアヤカではなく、ユイと知ったとたん、捜査本部が解散され、通常の誘拐事件に戻されそうになったことに桃子は愕然とします。この状況に怒った勘吉はテレビ局にこの話を売り込もうとしますが、中川が日本のテレビ局を買収しようとした瞬間、捜査本部はそのまま大規模で行われることになりました。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!」のネタバレあらすじ:転
勘吉達が捜査を続ける中、勘吉と親しい小学生が横田の交通安全ワッペンが落ちていたと勘吉に渡します。その時、勘吉は横田が交通安全ボランティアを1日も欠かしたことがないのに今日はいないこと、不良たちを見たのは横田だけと気づき、横田の洗い出しをします。横田は35年前とある事件で誤認逮捕をされ、その後釈放されましたが、仕事を失い、家族は離散となってしまいました。その誤認逮捕をしたのが当時の捜査員であった現在の警視庁長官であることがわかります。急ぎ、島崎と横田を探すと、捜査本部に横田から連絡が入ります。勘吉は誘拐したのは警視庁長官の孫娘ではなく、島崎の子供のユイであることを伝えますが、2億の身代金要求は変わりませんでした。そして勝どき橋が身代金の受け渡し場所となり、勘吉がその役割を果たすことになったのです。一方、誘拐されたのがアヤカではないことを知った横田は島崎を殴りつけます。島崎はかつて大衆演劇にいましたが、演劇を離れた後、お金に困り、万引きしようとしたところを横田に助けられ、今回の誘拐事件に協力していたのでした。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!」の結末
勘吉に横田から連絡が入り、屋形船の上で身代金を受け渡すことになりました。横田は花火師の経験から屋形船に爆弾を積み、1人罪を被るため、島崎をわざと殴り、ユイが屋形船にいることを伝えます。そして誤認逮捕された後、謝罪もされず、長い間苦しい思いをしており、その後誤認逮捕した警察官が現在警視庁長官になっていたことを恨み、事件を起こしたことを伝えますが、勘吉は自分だけじゃなく横田がどんな人でも褒めてくれたからがんばろうと思えると伝えます。その後勘吉はユイを救い出し、間一髪で爆発した屋形船から横田を助け出します。警察に逮捕されていく横田に事件の原因を聞きつけた長官がやってきて、謝罪します。そして桃子は島崎に二度と現れるなと怒りますが、勘吉に未だに島崎を待っていることを言い当てられます。元のサヤに戻った桃子達は後日次の公演地へ向かうため、亀有から引っ越します。長官から金一封の代わりに勘吉は小学生時代に桃子に見せられなかった勝どき橋が動くところを見せようと各役所に許可するよう頼みます。見事勝どき橋が動くところをみた桃子はかつて「うそつき勘吉」と呼んでいたことの意味はずっと好きだったから覚えていられるようにしていたことをユイに話すのでした。
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