こどもつかいの紹介:2016年日本映画。こどもつかいの紹介:行方不明になり帰ってきた子供と接触すると3日後に死ぬという噂が広がる。呪いをかけられてしまった尚美と恋人の駿也は呪いを解くために奮闘する。「呪怨」を手がけた清水崇監督の2017年公開のホラー作品。こどもつかいを演じる滝沢秀明の17年ぶりの映画出演も話題。
監督:清水崇 出演:滝沢秀明(こどもつかい)、有岡大貴(新聞記者・江崎駿也)、門脇麦(保育士・原田尚美)、尾上寛之(近藤創)、中野遥斗(笠原蓮)、西田尚美(小松洋子)、ほか
映画「こどもつかい」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「こどもつかい」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
こどもつかいの予告編 動画
映画「こどもつかい」解説
この解説記事には映画「こどもつかい」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
こどもつかいのネタバレあらすじ:起
とあるマンションの一室、柴田絵理奈は娘の瑠奈に虐待行為をしています。今日も乱暴に瑠奈をベランダへ追い出し、窓を閉めてしまいます。「開けて!」と叫ぶ瑠奈を無視して放置していると声がピタリと止みます。不審に思い、ベランダの窓を開けると瑠奈の姿がありません。絵里奈は必死に瑠奈を探しますが一向に見つかりません。しかし、警察に通報した頃には結局元のベランダに座り込んでいる瑠奈の姿がありました。絵里奈はどこに行っていたのか瑠奈に激しく問い詰めますが、瑠奈は答えません。するとどこからか不気味な子供達が出てきて瑠奈は殺されてしまいます。そばには不気味な黒マントの男(滝沢秀明)が立っていました。保育園で働いている原田尚美(門脇麦)はいつものようにモンスターペアレントの対応に追われていました。ふと見ると園児の笠原蓮(中野遥斗)が1人で立っていました。蓮は汚い身なりで、腕を見るといくつもの痣がありました。どうやら母親から虐待されているようで、尚美は手当てしてあげます。一方、新聞記者として働いている江崎駿也(有岡大貴)はショッピングモールで女子高生に都市伝説の取材をしています。近頃「トミーの呪い」という噂が広がっているのです。トミーは子供の魂を操って霊界へ連れて行ってしまい、後に子供は戻って来ますが、3日後にその親が死ぬという噂です。駿也の先輩はその噂を馬鹿にしますが、駿也はどうしても気になって忘れられず、瑠奈のマンションの隣に住んでいる女子高生に再び話を聞きに行きます。駿也が詳しく話を聞くと、女子高生は事件のあった日から、不気味な歌が壁から聞こえてくると語ります。話を聞き終えた駿也が帰宅しようとすると、モール内の雑貨店で学生時代の同級生の近藤と偶然再開します。近況報告で盛り上がる2人でしたが、店前に立っている少女を見た途端、近藤の態度が一変し、逃げるように去っていきます。その少女は奇妙な歌を歌っており、不思議に思った駿也は少女の歌を録音して帰ります。
こどもつかいのネタバレあらすじ:承
保育園では夕方になっても笠原蓮の親の迎えだけが一向に来ないので尚美が彼の家まで送る事になります。蓮のアパートへ来た尚美はドアをノックしますが、反応が無いので試しにドアノブを捻ると、かすかに物音がしました。しかし、結局ドアは開かず、尚美は自宅で蓮を預かる事にします。寂しそうな蓮に尚美は手作りのお守りを与え、「私がお母さんになってあげる」と言います。尚美と同棲している駿也は最初は反対したものの、尚美の押しで蓮を受け入れ、その夜は3人で楽しく過ごします。しかし、翌日尚美が保育園に出勤すると、蓮の母親がドアノブに首を吊って亡くなっていたという事が判明します。しかも、尚美が昨日訪問した時間帯に…。そして、駿也の旧友の近藤も不審な死に方をしてしまいます。近藤は万引きした少女に性的虐待をしたため、呪い殺された事が後で分かります。蓮に母親になると軽率な事を言ってしまった尚美は、覚悟が無かったので蓮を冷たく突き放してしまいます。尚美が帰宅すると、駿也が例の少女が歌っていた歌の録音を必死に聞き取ろうとしていました。尚美はその歌を聞いた事が無いのに何故か歌詞が沸いてきて口ずさんでしまいます。駿也は尚美の歌を頼りに聞き取ると歌詞中に「上ノ郷サーカス」というワードが出て来て、調べてみると三重県伊勢地方にかつて存在したサーカスが関係ある事が分かります。ついに謎の歌の手掛かりが掴めたのです。すると突如、どこからともなく蓮が現れます。連絡が来て、どうやら保健所から突然居なくなったそうです。蓮は尚美が与えたお守りを尚美に返します。実はこれがトミーの呪いで、このままだと尚美は3日後に死んでしまうことになります。尚美と駿也は急いで車に乗り伊勢地方へトミーの呪いの手掛かりを探しに行き、ついに上ノ郷サーカスの社長の息子(上ノ郷)へと辿り着きます。60年以上月日が経ち、既に廃墟となったサーカス小屋へ向かった尚美と駿也は「人形に命吹き込む偉才、トミー」と書かれた写真を見つけます。すると、黒マントの男が現れて、彼のマントから何人もの子供が出てきて襲って来ます。それがトミーの呪いで出来たこどもつかい(滝沢秀明)だったのです。間一髪逃れた尚美と駿也は上ノ郷の話で、トミーは外国人の腹話術師だという事、60年前に誘拐事件をサーカスが起こしたとして、村人の反乱で火をつけられて廃業した事が分かります。また、放火事件が起きた時、当時子供だった上ノ郷は焼け跡から人形を持ち帰りましたが、それ以来周りの人が不審死する事件が起きたことから、人形をトラックに乗せて遠くへ捨ててしまった事も判明します。
こどもつかいのネタバレあらすじ:転
呪いを解くために人形を見つけようと再び車を走らせる2人でしたが、どこに行けば良いか全く分かりません。すると、尚美は例の歌を歌えた理由を思い出します。実は尚美も子供時代、母親から虐待を受けていて、母親の死を願った尚美の所へこどもつかいが現れて3日後母親は死んでしまったのです。更に、駿也は人形を近藤の店で見た事を思い出します。尚美と駿也は近藤の店があるショッピングモールへ辿り着くと、既にこどもつかいと子供達が待ち伏せていており、2人を襲います。尚美は気付いたら60年前の上ノ郷サーカスのテントの中にいました。奥へ進むと、トミーの姿が。トミーは子供達に性的悪戯、虐待をしていたのです。そして、押し寄せた村人たちから逃れるため、トミーはテントに火を点けます。子供達は焼け死に、トミーは尚美も殺そうとします。すると後ろからトミーが使っていた、こどもつかいにそっくりな黒いマントの人形がトミーを刺し殺し、間一髪で逃れます。次は尚美が幼少期に住んでた家に居ました。尚美の母親が殺そうと追いかけて来ます。今度は上ノ郷サーカスのテントの外に居ました。そこにはこどもつかいが殺した無数の大人たちがゾンビのように不自然な姿勢で立っています。
こどもつかいの結末
気が付くと尚美はショッピングモールに戻っており、そこにはこどもつかいと蓮が立っていました。尚美は蓮に冷たく当たった事を謝罪し、蓮はそれを許します。動揺したこどもつかいは床へ落下します。尚美と駿也が駆けつけると、バラバラになったトミーが使っていた黒マントほ人形が転がっていました。これで尚美への呪いは解けたのです。それから数日後、尚美と蓮は引っ越しの準備をしていました。そこへ蓮も来ていましたが、ふと出て行き、別のマンションへ向かいます。ドアの前へ立つと、ドアが開き、中から傷だらけの子供が出て来ます。蓮は何かをそっと手渡します。それは呪いのきっかけでもあるトミーの人形の小指でした。
以上、映画こどもつかいのあらすじと結末でした。
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