忌怪島/きかいじまの紹介:2023年日本映画。天才脳科学者と呼ばれる主人公・片岡友彦がとある島での科学実験を実施し取り入れていくことになりますが、そこで聞いたことのない怪事件に巻き込まれていくことになります。AIと呪いの融合した手法が新しい作品です。
監督:清水崇 出演:西畑大吾(片岡友彦)、生駒里奈(深澤未央)、平岡祐太(山本春樹)、水石亜飛夢(北島弘治)、川添野愛(三浦葵)、笹野高史(新納シゲル)、當真あみ(金城リン)、なだぎ武(肥後)、伊藤歩(出井文子)、山本美月(園田環)、ほか
映画「忌怪島/きかいじま」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「忌怪島/きかいじま」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「忌怪島/きかいじま」解説
この解説記事には映画「忌怪島/きかいじま」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
忌怪島/きかいじまのネタバレあらすじ:起
片岡友彦(西畑大吾)は天才脳科学者と言われる人物でした。ある日、VR開発チーム「シンセカイ」に参加することになり、その活動拠点である忌怪島にやってくることになりました。やってきたシェアハウスでは、シゲル(笹野高史)という老人が管理をしていて、島に住む中学生のリン(當真あみ)がシゲルの世話をよくしていました。
シンセカイのメンバーたちは無人島で一人で過ごす仮想空間を開発していて、そのモデルを忌怪島にしていました。そして忌怪島を完全にコピーすることに成功します。
友彦は島に着くまで連絡を取り合っていたシンセカイのリーダー井出が、数日前に不審死をしたことを知ります。井出はラボでVRの機械を付けたまま亡くなっていたこと、ラボの床がなぜか海水で水浸しになっていたことが分かりました。
さらに同時刻、島民の園田という男性が井出と全く同じ状況で亡くなっていたことも分かります。警察も一旦事故死扱いし、捜査を終えています。
忌怪島/きかいじまのネタバレあらすじ:承
友彦は園田の娘の環(山本美月)から、井出と園田の死因調べて欲しいと頼まれ、調査にあたります。すると井出がVRを利用して、人間同士の感情や思考を同期させるシンクロ機能に着手し、その被験者に園田を選んでいることが分かります。
井出と園田のVR映像を確認すると、二人が仮想空間中の鳥居のある海岸で海に引き釣りこまれて死んでいることが分かりました。そこに赤い着物を来た女の幽霊が映り込んでいて、この女の幽霊に襲われた形跡が見受けられます。
友彦はこの女の幽霊の正体を探り始めることにしました。島のシャーマンである南トキの脳波データを集め、シンクロさせて霊視能力を手に入れます。
しかし翌朝、メンバーの内の1人北島(水石亜飛夢)が行方不明になりました。井出の時と同様に床は海水で濡れており、監視カメラではVRの機械を付けたまま、フラフラと出ていく姿が映っています。
忌怪島/きかいじまのネタバレあらすじ:転
その後、友彦たちが井出の録画映像を確認してみると、いたはずの女幽霊が消えていました。怪奇現象はその後も続き、犠牲者が増えていきます。
友彦たちはトキから女幽霊の話を聞きます。「イマジョ」と呼ばれる過去にこの島に住んでいた女性で、無理やり島の有力者の愛人にさせられた末、有力者の妻にバレたときに惨たらしく殺されてしまいました。その後怨霊となった女性は、次々と島の人間を呪い殺していったのです。
トキはシンセカイの面々が島にやってきてから、しばらく静かだったイマジョが再び人を襲うようになったと話します。どうやらイマジョは、シンセカイのメンバーが作った仮想空間を使い、あの世とこの世を行き来するようになったのです。トキはイマジョの怨念が強すぎて払うことが出来ないと言います。
このままだと全滅してしまうので彼女を仮想空間に閉じ込め、出入り口となる鳥居を封じるしかなくなりました。その後、シゲルが島民たちに迫害され、精神を病んで死んでしまったシゲルの母親の復讐のためにイマジョを解き放ったことが分かります。
忌怪島/きかいじまの結末
シゲルは、リンだけは生き残らせたいと家に閉じ込めますが、捕らえられていることに気づいた環がリンを助け出します。シゲルはそのまま倒れて死んでしまいました。その後、環とリンはシゲルの部屋で大きく祀られたイマジョと、壁の中に亡くなった母親の死体を見つけます。
その頃、友彦とシンセカイメンバーの春樹(平岡祐太)がイマジョを封じるべく、仮想空間の島に向かっていました。春樹はイマジョが行き来するための鳥居を見つけますが、イマジョに殺され、友彦も襲われてしまいます。
一方で、環やリンたちが浜辺にあるあの鳥居を見つけ出し、鳥居を燃やします。鳥居を燃やした事で、イマジョに襲われて死にかけていた友彦は助かりました。
全てが終わり、友彦と環は忌怪島から出る船に乗ります。しかし、二人の手首には仮想空間にいることを示す数字が光っていたのです。2人共、仮想空間島に閉じ込められてしまっていました。
リンはシゲルから教えられた歌を歌いながら、鳥居のある海へ歩いていき、そのまま戻ってきませんでした。
以上、映画「忌怪島/きかいじま」のあらすじと結末でした。
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