ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀の紹介:1990年アメリカ映画。ジョージ・A・ロメロの傑作「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を特殊メイクアーチストのトム・サビーニがリメイクした作品です。オリジナルをほぼ踏襲しながら、ヒロインのバーバラを闘う女に脚色し、ベンとハリーの確執を強く表現してます。ゾンビとの戦いの中にある、人間模様を映し出した内容になっています。
監督:トム・サヴィーニ 脚本:ジョージ・A・ロメロ 出演者:トニー・トッド(ベン)、パトリシア・トールマン(バーバラ)、トム・タウルズ(ハリー)、マッキー・アンダーソン(ヘレン)、ウィリアム・バトラー(トム)、ケイティ・フィネラン(ジュディー)、ビル・モーズリー(ジョニー)、ヘザー・メイザー(サラ)ほか
映画「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀」解説
この解説記事には映画「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀のネタバレあらすじ:起
墓参りにやってきたジョニーとバーバラの兄妹。ジョニーはバーバラに「ゾンビがでるぞ~」と悪ふざけばかりしてます。その時、本当にゾンビが現れバーバラに襲いかかろうとします。助けようとジョニーがゾンビに襲いかかり格闘になると、ゾンビに押し倒されたジョニーは墓石に頭を打って死んでしまいました。
慌てたバーバラは走って逃げ、近くの一軒家に助けを求めます。家の中は無人で、調べていると二階から腕が落ちてきて2体のゾンビが現れます。外に逃げたバーバラは、ゾンビを引き殺しながらトラックでやってきたベンに会います。
ベンとバーバラは家の中のゾンビ2体を殺し落ち着くと、ベンが話しはじめます。「町まで行きたいがガソリンがないので立ち寄った」とベンが言いながら、バーバラがこの家の住人じゃない事を知ると、「オレのいたところでは、ゾンビ狩りの連中が横行している。まるで捕虜狩りの様だ。いいか!ゾンビの体を撃っても死なない。頭を狙うんだ、頭を撃てばゾンビは死ぬ」と教え、「助けが来るまで、二人で協力して戦おう」と言いました。
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀のネタバレあらすじ:承
2階を調べに行ったベンが若者がショットガンで自殺しているのを見つけます。次に地下室を調べると、中からハリー、ヘレン、サラの親子とトム、ジュディの若いカップルが出てきました。トムの叔父がこの家の住人で「死んだ叔父さんが生き返った、いとこは自殺した。そこへハリー一家がやって来て皆で地下室に隠れた」と話します。ベンとバーバラが殺したゾンビはこの家の住人達でした。
「家の扉と窓を塞いで、助けを待とう」というベンに対し、「地下室にいた方が安全だ」とハリーが対立します。二人は言い争いをはじめ、結局ハリー一家が地下室、それ以外は家の中のとびらや窓に木を打ちつけ、バリケードを作りはじめます。
そのころ家の周りには少しずつゾンビが集まりはじめていました。動きののろいゾンビを見ていたバーバラが「外へ逃げよう、あの歩き方なら逃げれる」と言いますが、ベンは相手にしません。補強の板が足りなくなり、地下室から調達していると、ベンが「娘さんは病気か?」と聞きます。ヘレンは「ゾンビに噛まれたの」と言います。ベンは「毛布でもかけてやれ」と言って地下室を出ました。
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀のネタバレあらすじ:転
再び顔を合わせたベンとハリーが言い争いをはじめます。トムが「言い合うより、早く補強しよう」と言うものの、二人はやめません。その時、一体のゾンビが補強を壊して入ろうとします。バーバラは数発の銃弾を体に撃ちこみ、最後に頭を撃ち抜いて殺し「いいかげんにしろ」とベンとハリーに怒鳴りつけます。それでも二人の言い争いは続き、結局もみあいになってしまいます。
バーバラが突然扉を開け「殺したゾンビが、ガソリンタンクの鍵を持っているはずだ」と言います。トムが叔父さんの死体を探すと鍵がありました。そこでベン、トム、ジュディがベンのトラックに乗り給油に向かいます。途中でベンが荷台から落ち、トムが叫びますがジュディはそのままガソリンタンクに向かいます。
トムが鍵で開けようとすると鍵が合わないため、ショットガンで壊そうと構えます。見ていたベンが「やめろ!」と叫ぶもののトムが発砲すると、ガソリンに引火し車ごと炎上したのです。そのころ家の中では、娘のサラが居なくなっていました。サラを探すヘレンの前に現れたのは、ゾンビとなったサラでした。
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀の結末
ベンが戻ると、ゾンビのサラがヘレンを噛み殺してリビングに現れます。ベンはハリーに「撃ち殺せ」と言いますが、「オレの娘だ」とハリーが言ってベンに向け発砲し始めたのです。すかさずバーバラがサラを射殺すると、群がるようにゾンビ達が家になだれ込んできます。
バーバラがベンに「逃げよう」と言うと、「オレはいい、もうだめだ」と言い、ゾンビ噛まれた傷口を押さえていました。ベンは地下室に逃げ込み、バーバラは一人家を出て走ります。やがてバーバラはソンビハンター達に助けられます。トラックの荷台にはゾンビなって殺された兄のジョニーの姿がありました。
バーバラが着いたのはゾンビハンター達の村でした。生きたゾンビを檻に入れ遊び、ゾンビ達を吊るして射撃の訓練をしています。バーバラはハンターたちとベンを助けるために家に戻ります。地下室の扉をチェンソーで壊すと、ゾンビになったベンが出てきます。ハンターはベンを射殺します。
そこへハリーが出てきます。ハリーは一人生き残っていたのです。バーバラは有無を言わさずハリーを射殺し「こいつも焼いて」とハンター達に言います。村に戻ると、ゾンビ達の野焼きが始まっていました。
以上、映画「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀」のあらすじと結末でした。
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