ラスト・オブ・ザ・デッドの紹介:2015年南アフリカ映画。旅先の南アフリカで虫垂炎になり入院したヘンリーは、発症するとゾンビ化する感染症の拡大に巻き込まれ、病院のサネットとシセコらに助けられ逃げ出します。婚約者の待つハーベルに向かうヘンリー達でしたが、増え続ける感染者たちが行く手を阻みます…という内容の南アフリカ制作のゾンビ映画です。どうしようもないクズ男のヘンリーと医師サネットとシセコ兄弟の葛藤も映画の見所になっています。
監督:ハワード・ファビー 出演者:グレッグ・クリーク(ヘンリー)、クリスティア・ヴィサー(サネット)、ツァマノ・シェーベ(シセコ)、ヴキレ・ズマ(ヴィンセント)、ムフィラカロ・マウェンベ(アヤンダ)ほか
映画「ラスト・オブ・ザ・デッド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ラスト・オブ・ザ・デッド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ラスト・オブ・ザ・デッド」解説
この解説記事には映画「ラスト・オブ・ザ・デッド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ラスト・オブ・ザ・デッドのネタバレあらすじ:起
アフリカ南部の病院で目覚めたヘンリーは、自分の虫垂炎手術が行われていないことに、シセコを呼び理由を聞きます。シセコは「緊急の患者が運ばれ、医師が一人だから無理だった」と言います。ヘンリーの婚約者・ローリンが迎えに来るものの、手術が行われていないことに「先にハーベルに行っている」と言って帰ります。
運ばれてきた患者を診察する医師のサネットは「モロンビアの農民が動物から感染した症状に似ている」とシセコに話します。しばらくするとヘンリーの虫垂炎の手術になります。麻酔薬をうたれたヘンリーが眠ります。
目覚めたヘンリーはあたりが真っ暗で、部屋の外が騒がしい事に驚き、ベッドから降りようとしますが、全身麻酔が効いていて動けません。助けを呼ぶヘンリーの元へサネットがやって来ます。サネットは車いすにヘンリーを乗せて連れだします。「何があった?」と聞くヘンリーに、サネットは何も答えませんでした。
ヘンリーは携帯電話でローリンに電話をすると「こっちは道路が封鎖されて動けない、救助隊が来るのでそれを待つしかない」と言います。ナースコールが鳴り、サネットが見に行くと、ヘンリーと相部屋のパトリックが生きています。パトリックを助け、戻ろうとするとゾンビ化した感染者が襲ってきたのです。
ラスト・オブ・ザ・デッドのネタバレあらすじ:承
どうにかヘンリーの待つ部屋に戻ったサネットとパトリックでしたが、その時、シセコが弟のヴィンセントを連れ助けに来ます。走ってトラックに乗りこむヘンリー達でしたが、パトリックが逃げ遅れ襲われます。
しばらく走るとヘンリーの虫垂炎が痛みだします。サネットは、近くの小屋で空瓶を割り、メスにして手術をします。終わった頃には感染者が小屋を覗きこんでいました。慌ててトラックに乗りこみ走り出す4人でしたが、途中で燃料がなくなってしまいます。
シセコは「シャルビの町へ行き息子のアヤンダを助けたい」と言い、ヘンリーは「ハーベルに行って、救助隊と共にシャルビに行けばいい」と言います。シセコが納得し4人は歩いてハーベルを目指します。
2日後、ヘンリーはローリンに電話します。ローリンは「もうあなたを待てない、一人で帰る」と言って電話を切ります。焦ったヘンリーは道に迷います。ヴィンセントが探しに行くと、ヘンリーの目の前に感染者が現れ襲いかかります。
ヴィンセントに助けられたヘンリーは二人で走って逃げます。途中で携帯電話を落としたことをヘンリーは気づきませんでした。その携帯を拾ったサネットが、ローリンからかかってきた電話を取ります。
ラスト・オブ・ザ・デッドのネタバレあらすじ:転
ヘンリーとヴィンセントと合流すると、サネットが「騙していたのね、婚約者と二人で逃げる気だったんじゃない」とヘンリーを責めます。ヘンリーはヴィンセントを人質にして「ハーベルに連れて行け」と凄みますが、ヴィンセントにあっさり反撃され拘束されると、シセコが「オレの言う事を聞け、そうすればハーベルに連れて行ってやる」とヘンリーに言うと、ヘンリーは納得します。シセコは「ハーベルに着いたら、食料と水をわけてくれ、その後救助隊に頼んでくれればいい」と言いました。
夜も感染者に襲われ、眠れず深夜も歩きます。明け方ハーベルの町に着き、建物の中に入り救助隊を待ちます。翌朝、救助隊が見えると、シセコは死んでいました。ヘンリーは「すまない」とシセコに言います。
救助隊の車で迎えに来たローリン。ヘンリーはサネットとヴィンセントに「すまない」と謝り、歩いて行きますが、ローリンに別れを告げ戻ってきたのです。「3人でアヤンダを助けに行こう」と言うヘンリー。3人は歩きだし、シャルビに向います。このころから、感染者と闘い体液が目に入ったヴィンセントに異常が出始めていました。一方アヤンダは、自宅内で感染者から身を潜めていました。
ラスト・オブ・ザ・デッドの結末
シャルビの町に着くと、アヤンダを連れだします。4人を感染者たちが襲ってきます。ハーベルの救助隊から、救助ヘリが到着するGPSをもらっていたヘンリーは、その地点であるデュアゾンの難民キャンプに着きます。人影はなく廃墟になっているものの、4人はヘリを信じ、バリケードで入り口を囲み、ヘリが車で過ごすようにします。このころにはヴィンセントは動けなくなっていました。
寝ていたヴィンセントが突然暴れ出しゾンビ化します。ヘンリーが制止しますが、格闘になり怪我をし噛まれてしまいます。3人は屋上へ逃げます。屋上から下を見ると、感染者が雄叫びをし、大量の感染者が集まりはじめています。ヘンリーはサネットに発煙筒を渡し、「ヘリが見えたらこれで合図するんだ、後で合流しよう」と言って下へ降ります。そして感染者たちを挑発し引き寄せると、部屋に立て籠もったのです。
ヘンリーは、自分の体が悪くなっているのを感じ、サネットとアヤンダを助ける為の行動だったのです。死ぬ気で瞑想するヘンリーは、バリケードを壊す音に目を開けます。そこにはサネットがいました。ヘンリーはサネットにかけより抱き合います。壊された扉から大量の感染者が押し寄せてきます。ヘリに救出されたのは、亡き父・シセコの形見を持ったアヤンダだけでした。
以上、映画「ラスト・オブ・ザ・デッド」のあらすじと結末でした。
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