映画「ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒の紹介：2019年カナダ,アメリカ映画。風変わりな英国紳士ライオネルは、冒険をしてミッシング・リンクを見つけようとします。彼はアメリカで伝説の生き物ビッグフットに出会い、伝説の谷シャングリラへ向かうことになります。孤独に暮らすビッグフットの願いは、そこで同じ種族に会うことですが、うまくいくのでしょうか？『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』は、19世紀のイギリス貴族と謎の生物ビッグフットとの友情と冒険を描いた長編アニメ映画です。
監督：クリス・バトラー 声優：ヒュー・ジャックマン（ライオネル・フロスト卿）、ザック・ガリフィナーキス（Mr.リンク／スーザン）、ゾーイ・サルダナ（アデリーナ・フォートナイト）、エマ・トンプソン（長老）、マット・ルーカス（Mr.コリック）、スティーヴン・フライ（ピゴット・ダンスビー卿）、ティモシー・オリファント（ウィラード・ステンク）、ほか
この解説記事には映画「ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
自分勝手で風変わりな英国紳士であるライオネル・フロスト卿（ヒュー・ジャックマン）は、イギリス北部の湖で伝説の巨大怪獣を探しています。ライオネルは怪獣を見つけ、写真を撮ろうとします。しかし彼は湖に落ちてしまい、なんとかボートに戻りますが、あと一歩のところで取り逃がしてしまいます。
ライオネルはロンドンに戻ると、アメリカからの手紙を受け取ります。その手紙の内容は、ライオネルにアメリカの伝説の生き物”ビッグフット”の居場所を教えるというものでした。巨大なビッグフットは、類人猿が人間へと進化していく過程をつなぐ幻の未確認生物です。
貴族クラブへ向かったライオネル、ここは彼にとって憧れのクラブです。しかし貴族クラブのメンバーは、変わり者のライオネルをメンバーに加えたくない様子です。ライオネルは伝説の存在である、“失われた環（ミッシング・リンク）”を発見できれば、神がヒトを造ったと信じている貴族クラブの首領、ピゴット・ダンスビー卿（スティーヴン・フライ）にも認めてもらえるはずだと考えます。ダンスビー卿は、もしライオネルがビッグフットの存在を証明すれば、入会を認めると言います。しかし、進化論を否定するダンスビーはライオネルの殺害を計画します。
イギリスを旅立ったライオネルは、手紙を手がかりにアメリカの山奥に到着します。彼はそこで、人類の遠い祖先にあたる生きた化石である“ミッシング・リンク“こと、ビッグフット（ザック・ガリフィアナキス）に出会います。ビッグフットは、手紙を書いたのは自分だと話します。彼は種族の唯一の生き残りとして人間とは関わらないように長い間孤独に暮らしてきました。そしてビッグフットは、同じ種族であるイエティ（雪男）に会わせてほしいと、ライオネルに助けを求めて手紙を書いたと話します。
ライオネルは、ビッグフットの願いをかなえることで“失われた環（ミッシング・リンク）”の全貌を証明できると目論みます。ライオネルはビッグフットにMr.リンクと名付け、ヒマラヤにある伝説の谷シャングリラへと冒険に出ることにします。ライオネルはMr.リンクとともに、目的地へのヒントとなる地図を持っている元恋人のアデリーナ（ゾーイ・ザルダナ）を訪ねることにします。
ライオネルは、Mr.リンクと飲み屋にいきます。しかしそこへ、ダンスビーに雇われた殺し屋のステンク（ティモシー・オリファント）が現れます。ライオネルは、ステンクがダンスビーから送られてきた賞金稼ぎだと見抜きます。そしてライオネルとMr.リンクは、ステンクと乱闘になりますが、なんとか飲み屋から逃げ出します。ステンクはダンスビーに、二人を逃したという電信を送ります。ダンスビーは激怒します。
ライオネルとMr.リンクはアデリーナの屋敷に着きます。ライオネルはアデリーナに地図を要求します。しかしアデリーナは、死んだ夫の葬式にライオネルが来なかったことなど、彼の相変わらず身勝手な言動に激怒し、地図を渡さずに二人を追い返します。その後ライオネルとMr.リンクは、夜にアデリーナの屋敷に忍び込み、地図を盗み出すことに成功します。
ライオネルとMr.リンクは汽車で旅に出るため駅にいます。しかしアデリーナが追ってきていました。さらにステンクも駅に現れ、ライオネルを銃撃します。アデリーナも加わりステンクと戦います。ライオネル、Mr.リンク、アデリーナは馬車に乗って逃げ出します。三人は馬車の中で、ニューヨーク、ロンドン、インドを経由してヒマラヤに行くことを決めます。
ライオネル、Mr.リンク、アデリーナはニューヨークからロンドンを目指して船に乗りこみます。ダンスビーはロンドンで別の殺し屋を雇い、ライオネルがロンドンに到着したら殺すことにします。船の中、Mr.リンクの昔話を聞いたライオネルは、孤独な彼の境遇に共感して2人の間に友情が芽生え始めます。また、ライオネルはアデリーナの部屋を訪れ仲直りをします。アデリーナはMr.リンクのことが心配でした。Mr.リンクは船で一人孤独感に悩みます。
船で寂しげに海を見つめるMr.リンクに、ライオネルが心配して話しかけます。ライオネルはMr.リンクがその名前が好きでないことを知り、改名を勧めます。そしてMr.リンクはスーザンという名前を選びます。ライオネルはスーザンは女性の名前だと言いますが、Mr.リンクはスーザンに改名することにします。すると船内に潜んでいたステンクが現れ、ライオネルと乱闘になります。大嵐で船が傾く中、アデリーナは海に落ちそうになりますが、スーザンに助けられます。ライオネルたちは、小舟に乗り込みステンクから逃げます。ダンスビーはロンドンの港でステンクに会いますが、ライオネルに逃げられたことを知ると激怒します。
その後、ライオネル、スーザン、アデリーナは、汽車でヨーロッパを縦断し、インドに到着します。三人はインドから象に乗りヒマラヤを目指します。ライオネルは、村でイエティのいる場所を聞きますが、英語が通じない様子。三人は一人の英語を話す若い女性に出会います。その女性は三人を家の中に迎え入れます。彼女の祖母が家の中にいて三人に食事を与えます。祖母は彼女に、三人をイエティの居場所まで連れて行くように言います。女性とライオネルたちは、イエティのいる山へと向かいます。その後、ダンスビーとステンクが祖母の家を訪れ、ライオネルたちがどこへ向かったかを聞き出します。
ライオネル、アデリーナ、スーザンは山でイエティの集団に出会います。イエティの集団は三人を宮殿へ連れて行きます。三人は宮殿で長老（エマ・トンプソン）に会います。長老は、三人がなぜここにきたかを聞きます。スーザンは、自分に近い種族であるイエティに会いに来たと言います。しかし長老は「お前たちはここに属さない」と言い、三人を深い穴に閉じ込めます。
三人は逃げ出しますが、長老が追いかけてきます。そして三人は氷の橋を渡りますが、そこにダンスビーとステンクが現れます。ダンスビーは氷の橋を壊しますが、彼は橋から落ちてしまいます。三人も橋から落ちそうになりますが、腰に巻いた命綱のロープで橋にぶら下がります。ステンクも橋から落ち、ライオネルと乱闘になります。その後ステンクは谷底に転落します。そして三人は氷の橋によじ登ります。
宮殿から三人を見ていた長老とイエティたちに対し、ひどい仕打ちを受けたスーザンは悪態をつきます。三人は帰国の途に就くために港にいます。ライオネルはアデリーナに求愛しますが、プライドの高い彼女はライオネルをふって去っていくのでした。ライオネルと共にスーザンはロンドンに到着します。ライオネルとの信頼関係を築いたスーザン、今後もふたりは一緒に働いていくようです。
以上、映画「ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒」のあらすじと結末でした。
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