もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらの紹介:2011年日本映画。「もしドラ」の愛称で大ヒットとなった岩崎夏海の同名小説を映画化したもので、病に倒れた親友の代わりに万年弱小の野球部マネージャーになった女子高生が、ピーター・F・ドラッカーの書いたマネジメント本を手に部の改革を進めていく姿を描いた青春ドラマです。
監督:田中誠 出演者:前田敦子(川島みなみ)、瀬戸康史(浅野慶一郎)、峯岸みなみ(北条文乃)、池松壮亮(柏木次郎)、川口春奈(宮田夕紀)、大泉洋(加地誠)ほか
映画「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の予告編 動画
映画「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」解説
この解説記事には映画「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」のネタバレあらすじ:起
川島みなみ(前田敦子)は東京都立程久保高校に通う2年生です。7月の半ば、みなみは入院している幼馴染で野球部マネージャーの宮田夕紀(川口春奈)を見舞いに行き、万年弱小のチームを甲子園に行かせたいという想いを受け取り、代理で野球部のマネージャーに就任します。みなみは挨拶で、この野球部を甲子園に連れて行くと宣言しますが、エースの浅野慶一郎(瀬戸康史)をはじめとする部員の大半はやる気が全くなく、監督の加地誠(大泉洋)は彼らとまともにコミュニケーションがとれないという有様でした。
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」のネタバレあらすじ:承
みなみは本屋に立ち寄り、店主(石塚英彦)にマネージャーになるための本を尋ねたところ、経済学の父と呼ばれるピーター・F・ドラッカーのマネジメント理論本を薦められます。みなみはスポーツとは全く違うジャンルの本を買わされてしまったのですが、折角だからと本を読むうちに「マネージャーの資質とは才能ではない。真摯さである」との文言に深く感銘を受け、もしかしたら本の理論を野球部のマネジメントに生かせるのではないかと考えるようになります。
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」のネタバレあらすじ:転
みなみは早速ドラッカーの理論を部活動に置き換え、後輩の北条文乃(峯岸みなみ)やドラッカー愛読者の二階(鈴木裕樹)らの協力を得ながら野球部の改革に乗り出します。まず着手したのは信頼関係を失っていたチームの関係修復でした。加地監督はショート桜井(西井幸人)のエラーに気を取られて四球を連発してしまう浅野に対して面と向き合おうとせず、的確な指導も采配もしませんでした。そんな監督に遂に部員が本音をぶつけ、ようやく部はひとつにまとまります。
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の結末
みなみたちは練習方法や戦術を徹底的に練り上げ、これまでの既成概念を全て捨てる構造改革を打ち立てます。少しづつチームのレベルも上がりはじめ、作戦も軌道に乗り始めていた時、容態が急変した夕紀は息を引き取ります。そして勝ち進んだ県大会決勝の日、みなみはとうとう弱音を吐き自分はマネージャー失格だとこぼしますが、部員らは夕紀の遺言で、もしみなみがマネージャーを辞めたいと言ったら引き止めてほしいと言われていたことを明かします。ようやく目が覚めたみなみはドラッカーの「真摯さ」という言葉を思い出し、決勝戦に臨みます。試合は終盤まで劣勢でしたが、部員たちは今まで培ってきた全てをつぎ込んで見事逆転勝利を収め、遂に甲子園行きの切符を掴みました。
見たきっかけは単純に面白そうだから。
実際に見てみると面白いよりは感動の方が強かったです。
野球をメインにしたストーリーですが弱小野球部を急に甲子園に連れて行くと言ったみなみの心境の変化も楽しめます。
最初は強気であったが部員が男子なのもあり壁に当たってしまいます。ですがそんな中でも目標を成そうと必死で部員を引き止めます。
青春時代に一度は味わってみたい人生です。