さらば愛しきアウトローの紹介:2018年アメリカ映画。1930年代の少年時代から強盗、逮捕と脱獄を繰り返してきたフォレスト・タッカーは、60歳を超えても「黄昏ギャング」なる犯罪組織を作り、強盗をやめません。そんな彼の強盗は笑顔で礼儀正しくという意外なスタイルでした。『さらば愛しきアウトロー』はタッカーを追う刑事と、恋愛関係になった女性との交流の様子が描かれます。ロバート・レッドフォード(1936年生まれ)の引退作とも呼ばれる作品。彼の演技は高く評価され、長い俳優人生の集大成とも言える作品です。
監督:デヴィッド・ロウリー 出演:ロバート・レッドフォード(フォレスト・タッカー)、ケイシー・アフレック(ジョン・ハント)、ダニー・グローヴァー(テディ)、チカ・サンプター(モーリーン)、トム・ウェイツ(ウォラー)、シシー・スペイセク(ジュエル)、ほか
ドラマ映画のネタバレ
「さらば愛しきアウトロー」のネタバレあらすじ結末
「晩春(1949年)」のネタバレあらすじ結末
晩春の紹介:1949年日本映画。鎌倉に住む大学教授の曽宮周吉は婚期を逃しかけている娘紀子のことが心配になってきていた。原節子と杉村春子が初めて小津作品に出演し、脚本家の野田高梧も戦後初めて小津とコンビを組む。1930年代に既に名声を確立していた小津の戦後の全盛時代の始まりを告げることになる。
監督:小津安二郎 出演者:笠智衆(曽宮周吉)、原節子(曽宮紀子)、杉村春子(田口まさ)、月丘夢路(北川アヤ)、宇佐美淳(服部昌一)、三宅邦子(三輪秋子)、三島雅夫(小野寺譲)その他
「藤十郎の恋(1955年)」のネタバレあらすじ結末
藤十郎の恋の紹介:1955年日本映画。菊池寛の原作の映画化。料亭の女将・お梶が名優・坂田藤十郎に寄せる人知れぬ思慕の情が露わになるとき、事件は起こった。映画の中で近松門左衛門が執筆する「大経師昔暦」に基づいて川口松太郎が書いた戯曲『おさん茂兵衛』を映画化した。溝口健二監督『近松物語』(1954年)では、長谷川一夫は茂兵衛を演じている。
監督:森一生 出演者:長谷川一夫(坂田藤十郎)、京マチ子(お梶)、小沢栄(近松門左衛門)、進藤英太郎(都万太夫)、柳永二郎(宗山清兵衛)その他
「ラヴ・ストリームス」のネタバレあらすじ結末
ラヴ・ストリームスの紹介:1983年アメリカ映画。女たちに囲まれて暮らす作家の弟。愛しすぎるせいで夫と娘と別れざるを得なくなる、「愛は流れ止まることがない」という姉。誰よりもお互いを愛している姉弟が再会してつかの間の共同生活を送る。カナダの劇作家テッド・アレンの脚本に基づきジョン・カサヴェテスの製作・演出で1981年にロサンゼルスで上演された同名の芝居を原型としている。実生活の夫婦であるジーナ・ローランズとカサヴェテスが姉と弟を演じた。
監督:ジョン・カサヴェテス 出演者:ジーナ・ローランズ(サラ・ローソン)、ジョン・カサヴェテス(ロバート・ハーモン)、シーモア・カッセル(ジャック・ローソン)、ダイアン・アボット(スーザン)、ジェイコブ・ショウ(アルビー)ほか
「モリー」のネタバレあらすじ結末
モリーの紹介:1998年アメリカ映画。施設の閉鎖により自閉症の妹を引き取ることになった兄。たったひとりの肉親である彼女を、とまどいながらも周囲の人々の助けを借りて理解し、心を通わせていく。
監督:ジョン・ダイガン 出演:エリザベス・シュー(モリー)、ルーシー・リュー(ブレンダ)、アーロン・エッカート(バック)、ロバート・ハーパー(シモンズ)、ジル・ヘネシー(スーザン)、トーマス・ジェーン(サム)、D・W・モフェット(マーク)、エリザベス・ミッチェル(ビバリー)、エレイン・ヘンドリックス(ジェニファー)、マイケル・ポール・チャン(ドミンゴ)、ほか
「シャンプー」のネタバレあらすじ結末
シャンプーの紹介:1975年アメリカ映画。ビバリーヒルズの有閑マダムを相手に美容師として働くプレイボーイの男が、自分の店を持つための出資を求めに行った先でかつての恋人に再会し、本当の愛を知る。
監督:ハル・アシュビー 出演:ウォーレン・ベイティ(ジョージ)、ジュリー・クリスティ(ジャッキー)、リー・グラント(フェリシア)、ゴールディ・ホーン(ジル)、ジャック・ウォーデン(レスター)、ルアナ・アンダース(デブラ)、キャリー・フィッシャー(ローナ)、ほか
「ディス/コネクト」のネタバレあらすじ結末
ディス/コネクトの紹介:2012年アメリカ映画。いたずら好きの少年ジェイソンはある日、目を付けた寡黙な少年ベンにSNSを経由して接触する。ジェシカという高校生を装い、ベンとやり取りを始め、彼から自身の猥褻な写真を貰う。ジェイソンは学校中にこの写真を拡散し、事態はとんでもないことになる。SNSでの成りすましによるイジメのターゲットとなった少年と父親。チャットで個人情報が漏れた夫婦。アダルトチャットに出演する未成年を取材する女性リポーター。3つのエピソードを同時進行させ、現代社会に潜む闇を描く。
監督:ヘンリー=アレックス・ルビン 出演:ジェイソン・ベイトマン(リッチ・ボイド)、ホープ・デイヴィス(リディア・ボイド)、フランク・グリロ(マイク・ディクソン)、ミカエル・ニクヴィスト(シューマッカー)、ポーラ・パットン(シンディ・ハル)、アンドレア・ライズブロー(ニーナ・ダナン)、アレキサンダー・スカルスガルド(デレック・ハル)、マックス・シエリオット(カイル)、コリン・フォード(ジェイソン・ディクソン)、ジョナ・ボボ(ベン・ボイド)、ヘイリー・ラム(アビー・ボイド)、ほか
「クスクス粒の秘密」のネタバレあらすじ結末
クスクス粒の秘密の紹介:2007年フランス映画。フランスの港町を舞台に、リストラされたチュニジア移民の初老の男が、クスクス料理を出す船上レストランを始めようと奮闘する。ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞。
監督:アブデラティフ・ケシシュ 出演:アビブ・ブファーレ(スリマーヌ)、アフシア・エルジ(リム)、ファリダ・ベンケタシュ(カリマ)、アリス・ユーリ(ジュリア)、アティカ・カラウイ(ラティファ)、ブラウイア・マルズーク(スアド)、サミ・ジトゥーニ(マジド) ほか
「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ」のネタバレあらすじ結末
ドルフィンブルー フジ、もういちど宙(そら)への紹介:2007年日本映画。沖縄の美ら海水族館で実際にあった、イルカと人間との温かい交流を描いたストーリー。水族館の人気者のイルカ・フジの尾びれが壊死し、新米獣医師が奮闘。世界初となる人工尾びれを付けたフジは、再び宙を舞うことができるのか?!
監督:前田哲 出演者:松山ケンイチ(植村一也)、高畑充希(玉城ミチル)、西山茉希(青山陽子)、永作博美(日下部七海)、山崎努(福原謙三)、池内博之(比嘉剛)、坂井真紀(望月ユリ)、利重剛(仲村圭一)、田中哲司(須藤勇治)、上間宗男(玉城のオジイ)、ほか
「ワイルドライフ」のネタバレあらすじ結末
ワイルドライフの紹介:2018年アメリカ映画。1960年代、カナダの国境近くモンタナ州の田舎町。14歳のジョーはゴルフ場で働く父ジェリーと母ジャネットの親子3人で、この新天地での生活をようやく落ち着かせたばかり。しかしジェリーが突然解雇されてしまうことに。次の仕事に選んだのは出稼ぎで山火事を食い止める仕事。ジャネットの反対を押し切り出ていってしまった。残されたジャネットとジョーも働くことを余儀なくされ、母はスイミング教室のコーチ、ジョーは写真館の助手の仕事を始めたが生活は一向に良くならない。やがて、優しかった母は車販売店オーナーのミラーと出会い、少しずつ距離を感じていく。父は雪の降る季節まで帰ってこない。愛する両親がひとつの危機をきっかけに変化し崩壊していく姿を見つめる息子ジョー。物語は彼の目を通して描かれおり、苦悩や幻滅、軽蔑など傷つきながらも愛に導かれている作品。監督は『プリズナーズ』などに出演した演技派スター、ポール・ダノ。鮮烈なデビュー作となる本作はサンダンス映画祭やカンヌ映画祭でも絶賛を浴びた。
監督:ポール・ダノ 出演:キャリー・マリガン(ジャネット)、ジェイク・ギレンホール(ジェリー)、エド・オクセンボールド(ジョー)、ビル・キャンプ(ウォーレン・ミラー)ほか
「お遊さま」のネタバレあらすじ結末
お遊さまの紹介:1951年日本映画。文豪谷崎潤一郎の名作「蘆刈」の映画化。原作では淡く描かれていた特殊な男女関係をメリハリのはっきりしたメロドラマに仕立てている。脚色を担当したのは、溝口の片腕とも言えるシナリオライター依田義賢。
監督:溝口健二 出演:田中絹代(お遊)、堀雄二(芹橋慎之助)、乙羽信子(お静)、柳永二郎(栄太郎)、進藤英太郎(久左衛門)、ほか
「約束の葡萄畑」のネタバレあらすじ結末
約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語の紹介:2009年フランス,ニュージーランド映画。自分の手で最高のワインを造ることに人生をかけ、葡萄農家から醸造家となった男と、彼を成功へと導いた天使、彼を支えた女性たちを美しい映像で描いたヒューマン・ドラマ。
監督:ニキ・カーロ 出演:ジェレミー・レニエ(ソブラン・ジョドー)、ギャスパー・ウリエル(天使ザス)、ヴェラ・ファーミガ(オーロラ)、ケイシャ・キャッスル=ヒューズ(セレスト)、ヴァニア・ヴィレール、エリック・ゴドン、パトリス・ヴァロッタ、ジャン=ルイ・スビーユ、ほか
「シティ・オブ・メン」のネタバレあらすじ結末
シティ・オブ・メンの紹介:2007年ブラジル映画。ブラジルの貧困地区ファベーラで生きる二人の少年を中心とした生きざまを描いています。話題になった全作「シティオブゴッド」や、テレビドラマ版の続編となる本作、監督もドラマ版の監督パウロ・モレッリが担当しています。
監督:パウロ・モレッリ 出演:ドグラス・シルヴァ(アセロラ)、ダルラン・クーニャ(ラランジーニャ)、ジョナサン・アージェンセン、ホドリゴ・ドス・サントス、カミーラ・モンテイロ、ナイマ・シルヴァ、エドゥアルド・BR、ルシアーノ・ヴィジガウ、ペドロ・エンヒケ、ほか
「パピヨン」のネタバレあらすじ結末
パピヨンの紹介:2017年アメリカ映画。1930年代のパリ、金庫破りで大金を手にして彼女と遊ぶパピヨンは身に覚えのない罪で逮捕され、南米のフランス領ギアナ(ブラジルの北側、当時はフランス植民地、現在はフランスの県)の刑務所に送られます。そこでの地獄のような日々、脱獄、独房に入れられることの繰り返し。この映画は、孤島に送られた終身刑囚パピヨンの波乱の運命と脱獄劇を描く『パピヨン』は1973年に当時のスター、スティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンの共演で大ヒットした映画のリメイク。ホフマンが演じたドガ役を『ボヘミアン・ラブソティー』でアカデミー主演男優賞を受賞したラミ・マレックが演じています。この映画は1969年に発表されベストセラーになったパピヨンことアンリ・シャリエールの自伝を元にしています。フランス領ギアナは19~20世紀半ば頃まで政治犯を中心とした囚人が送られた地で「呪われた土地」「緑の地獄」と呼ばれることもあった。
監督:マイケル・ノアー 出演:チャーリー・ハナム(パピヨン)、ラミ・マレック(ルイ・ドガ)、イヴ・ヒューソン(ネネット)、ローランド・ムーラー(セリエ)、トミー・フラナガン(刺青の男)、ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン(刑務所長)、ほか
「アマンダと僕」のネタバレあらすじ結末
アマンダと僕の紹介:2018年フランス映画。第31回東京国際映画祭でグランプリと最優秀脚本賞をW受賞した『アマンダと僕』。突然愛する家族を奪われ、残された7歳の姪と過ごすことになった24歳の若き叔父。お涙頂戴ではなく淡々と、しかし優しい視線で二人の日々を丁寧に描いた本作の監督は、これが初の日本劇場公開作となるミカエル・アース。奇しくもこの映画の撮影前に監督自身の母親が亡くなり、エンドロールでは<シャンタル・アースに捧ぐ>とクレジットされている。
監督・脚本:ミカエル・アース キャスト: ヴァンサン・ラコスト(ダヴィッド)、イゾール・ミュルトリエ(アマンダ)、ステイシー・マーティン(レナ)、オフェリア・コルブ(サンドリーヌ)、マリアンヌ・バスレー(モード)、ジョナタン・コーエン(アクセル)、グレタ・スカッキ(アリソン)