映画「キン肉マン 奪われたチャンピオンベルト」解説
この解説記事には映画「キン肉マン 奪われたチャンピオンベルト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
キン肉マン 奪われたチャンピオンベルトのネタバレあらすじ：起
7人の悪魔超人との闘いを終え、チャンピオンベルトを死守したキン肉星の王子、“キン肉マン”ことキン肉スグルは自身の長年の夢である「キン肉マンランド」の建設に着手すべく政財界、スポーツ界、芸能界などの各界の著名人から寄付金を募っていました。キン肉マンは超人オリンピック史上初のV2を達成したこともあり、目標金額はすぐに達成するであろうと思われていました。
その時、空に暗雲が立ち込め、宇宙の彼方から宇宙船が飛来してきました。宇宙船から現れたのはメトロ星を本拠地とする宇宙一凶悪な超人レスラーの集団「宇宙地下プロレス連盟」のボス、オクトバスドラゴンIII世でした。オクトバスドラゴンIII世はキン肉マンからチャンピオンベルトを奪い、部下と共にキン肉マンを痛めつけると加勢に来たキン骨マンとイワオ、五分刈刑事も退けました。
続けてオクトバスドラゴンIII世はキン肉マンの恋人である二階堂マリをさらい、チャンピオンベルトを返して欲しかければ明日の12時までにメトロ星に来ること、時間に1秒でも遅れたらマリを巨大怪獣ギラザウルスの餌にすると告げて去っていきました。
キン肉マンは側近のミート君、親友のテリーマン、ラーメンマン、ロビンマスク、ウォーズマン、リキシマン、ブロッケンJr.ら正義超人たち、仲間のナチグロンと共にメトロ星に向けて出発しました。
キン肉マン 奪われたチャンピオンベルトのネタバレあらすじ：承
メトロ星に到着したキン肉マン一行は、ラーメンマンが持つメトロ星の地図を手がかりにマリが監禁されているとみられる場所へと向かいました。しかし、キン肉マン一行の行動はオクトバスドラゴンIII世の部下たちによって把握されていました。
部下たちからの報告を受けたオクトバスドラゴンIII世は宇宙地下プロレス連盟の超人たちをそれぞれの配置につけました。
キン肉マン一行の前に最初に立ちはだかったのは怪力レスラーのハリゴラスです。一行は渓谷に架けられた丸太橋の上でハリゴラスと対峙、リキシマンが相手をすることになりました。リキシマンは危うく追いつめられそうになるも土壇場で踏み止まり、決死の体当たりでハリゴラスを谷底に突き落としました。しかし、リキシマンも崖から転落しそうになり、キン肉マンたちは助けようとしましたが、リキシマンは先に行けと制しました。リキシマンの覚悟を読み取ったロビンマスクはキン肉マンを制し、リキシマンはそのまま谷底へと落ちていきました。
次に現れたのは忍者超人のボス、ウコンとその部下たちでした。キン肉マンはウコンを“ウンコ”と言い間違え、敵味方両方を呆れさせました。ここはラーメンマンとブロッケンJr.が引き受けることにし、助けようとしたキン肉マンをロビンマスクが制しました。ロビンマスクは仲間たちはキン肉マンを無事に辿り着かせるために来たのであり、その思いを無駄にするなと叱咤しました。
キン肉マン 奪われたチャンピオンベルトのネタバレあらすじ：転
続いてキン肉マン一行に立ちはだかったのは、鉄のボールを操る数十人のアメラグ超人でした。ウォーズマンはアメラグ星人の攻撃からミート君を庇って負傷してしまい、ここはウォーズマンとロビンマスクが引き受けることにしました。
一行はキン肉マン、テリーマン、ミート君、ナチグロンの4人だけになりました。そこに傷ついたウォーズマンが追い付き、ロビンマスクは敵数人を道連れにして火口へ飛び込んだことを涙ながらに語りました。
仲間たちの覚悟を知ったキン肉マンは、犠牲に報いるためにも必ず12時までに辿り着くと決意しました。しかしその時、反則技を得意とする反則超人たちが現れました。ミート君とナチグロンは協力して岩石で反則超人たちを圧し潰し、ウォーズマンも傷つきながらも残りの超人たちと死闘を繰り広げました。キン肉マンとテリーマンはようやく時間前にオクトバスドラゴンIII世のもとに辿り着きました。
オクトバスドラゴンIII世は電流が流れるリングを用意しており、12時30分までにオクトバスドラゴンIII世を倒さなければマリはギラザウルスに食べられてしまうというルールで、キン肉マンとテリーマンはオクトバスドラゴンIII世と猛虎星人とのタッグマッチに挑むこととなりました。
キン肉マン 奪われたチャンピオンベルトの結末
キン肉マンとテリーマンはオクトバスドラゴンIII世と猛虎星人の前に苦戦を強いられました。しかもオクトバスドラゴンIII世は自分たちがロープに当たる時だけは電流をオフにしており、キン肉マンとテリーマンは電流にも苦しめられました。
テリーマンは苦しみながらも何とか反撃に転じ、最後は“カーフ・ブランディング”で猛虎星人を倒しました。その時、オクトバスドラゴンIII世の用心棒・ガンマラーがテリーマンに発砲。テリーマンは負傷してしまいました。
絶体絶命に追い詰められたキン肉マンでしたが、このまま死んでは仲間たちに合わす顔がないと思い、“火事場のクソ力”を発動させて再起しました。キン肉マンはオクトバスドラゴンIII世との1対1の闘いに臨み、48の殺人技のひとつ“風林火山”でオクトバスドラゴンIII世に大ダメージを与えると、最後は必殺技“キン肉バスター”で逆転勝利を収めました。
しかし、オクトバスドラゴンIII世の手下は約束を保護にし、マリを繋いだロープを撃って彼女をギラザウルスの餌食にしようとしました。キン肉マンは間一髪でマリを救いましたが、あわやギラザウルスに食べられそうになりました。
キン肉マンの危機を救ったのは間一髪で駆け付けたラーメンマンでした。さらには谷底に落ちたはずのリキシマンも駆け付けて岩石を投げつけ、キン肉マンはリキシマンの助言を得てギラザウルスを崖に誘き寄せ、崖下に突き落として倒しました。
犠牲になったと思われていた仲間は全員生還を遂げました。キン肉マンはこの闘いを通じ、このチャンピオンベルトには歴代チャンピオンはもとより正義超人たちの血と汗と涙、そして闘いの末に結ばれた固い友情が染み付いていることに気づきました。改めて仲間たちとの真の友情を感じ取ったキン肉マンはマリとキスをしようとしましたが、そこに恐竜が現れて邪魔されてしまいました。キン肉マンはいつもの明るいキャラに戻っていました。
以上、映画「キン肉マン 奪われたチャンピオンベルト」のあらすじと結末でした。
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