ナニー・マクフィーの魔法のステッキの紹介:2005年アメリカ,イギリス,フランス映画。妻亡き後7人の子供達と暮らすブラウン家のセドリックの元へやって来た18人目のナニー(乳母)であるマクフィーの不思議な力と7人の子供達のいたずらが心温まり、マクフィーの魔法の杖と子供達が次々に問題を解決していく姿は感動する作品です。
監督:カーク・ジョーンズ 出演:エマ・トンプソン(ナニー・マクフィー)、コリン・ファース(セドリック・ブラウン)、ケリー・マクドナルド(エヴァンジェリン)、アンジェラ・ランズベリー(アデレード)、セリア・イムリー(クイックリー夫人)、デレク・ジャコビ(ホィーン氏)、イメルダ・スタウントン(ブラザウィック夫人)、トーマス・サングスター(サイモン)、ホリー・ギブス(クリッシー)、ほか
映画「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ナニー・マクフィーの魔法のステッキの予告編 動画
映画「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」解説
この解説記事には映画「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ナニー・マクフィーの魔法のステッキのネタバレあらすじ:起
妻を亡くしたセドリックと7人の子どもたちが暮らすブラウン家では、17人目の乳母(ナニー)がまた悲鳴を上げながら家を出て行きます。ナニーを追い出し、ハイテンションで騒ぐ子供達。止めに入ったメイドのエヴァンジェリンにサイモンは「本も読んでくれないし遊んでもくれない」「今のパパは再婚の事で頭が一杯さ」と皮肉を言います。
セドリックは亡き妻の椅子に向かって話しかけ 「アデレード叔母さんも言っている」「私が今月中に再婚しないと仕送りを止めると言われた」と嘆きます。子供たちがキッチンで騒いでいると聞き、かけつけようとしたその時、玄関ドアに映る影に気づきドアを開けると、鼻の大きな歯の抜けた老女が立っていました。老女はマクフィーと名乗り、政府から派遣されたナニーだと言います。
ナニー・マクフィーの魔法のステッキのネタバレあらすじ:承
マクフィーは子供達の所へ行き、ベッドに行くように言いますが言うことを聞きません。マクフィーが黙って杖を床に叩きつけると子供達の意思とは関係なく物が動き出します。不思議な力を持つマクフィーに怯える子供達ですが、サイモンは今回のナニーも追い出そうと言います。サイモンの考えで仮病を使います。マクフィーが部屋を出る時に床を杖で叩くと、子供達に病気の症状が現れベッドから離れられなくなります。
セドリックは再婚の相手として以前から言い寄ってきていたクイックリー夫人の4度目の夫になろうとします。そんな時アデレード叔母さんがやって来ます。アデレード叔母さんは「あなたには子供が多すぎる。」「愚かな姪は家柄も考えずあなたと結婚した」「今後も援助を続けます」。安堵したセドリックでしたが、女の子一人を引き取ると条件を出されたのです。
帰ろうとした時、クリッシーがアデレード叔母さんにぶつかり「見つけたわ」と言うと、クリッシーを連れて帰ると言います。そこへ出かけていたマクフィーが帰って来て、杖で地面をたたくとロバが踊りだし、目が悪いアデレード叔母さんはロバを連れて帰ると言いますが、ロバを乗せるわけにはいかず、以前から学識の無い事を恥じていたエヴァンジェリンがアデレード叔母さんと行くことになります。
ナニー・マクフィーの魔法のステッキのネタバレあらすじ:転
再婚を止めようと、サイモンはセドリックの仕事場に会いに行きますが「大人には大人の事情がある」と言われ話を聞いてもらえずマクフィーに相談します。そして我が家にクイックリー婦人がやってきます。子供達のいたずらは全開で見事クイックリー婦人を追い出すことが出来ましたが、セドリックは子供達にブラウン家の状況では皆一緒には暮らせなくなると話します。
子供達はマクフィーを頼りますが、マクフィーは「あななたちは賢いわ、考えて」と言います。子供達はクイックリー婦人に謝りに行き、家庭の事情を話し、伯爵夫人の名を出すとクイックリー婦人はすぐに戻ってきてくれました。
結婚式当日、クイックリー婦人は子供達に「これからは私が主。素直に従わなきゃダメなのよ」と言います。そこにアデレード叔母さんがやって来ます。養女のエヴァンジェリンを連れて、そこにはメイドだったエヴァンジェリンはおらず、燐とした姿のエヴァンジェリンが立っていました。
ナニー・マクフィーの魔法のステッキの結末
結婚式は、子供達が「蜂が紛れ込んだ」と嘘をついた事で騒ぎになり、怒ったクイックリー婦人は帰って行きました。アデレード叔母さんがエヴァンジェリンを連れて帰ろうとした時、サイモンがアデレード叔母さんに「今日結婚したら約束を守って」「パパは今日結婚します」と言い、子供達がエヴァンジェリンとセドリックに聞きます。「私とでは身分が・・・愛してるわ」「今まで考えもしなかったこと・・・愛してる」。
クイックリーが地面を杖で叩くと、天気が一変し、8月の空に雪が舞い始めました。
そしてマクフィーが言う5つの教えを全て教え終わったマクフィーの顔は、既に老女ではなく美しい女性に変わり、エヴァンジェリンのドレスも純白のウエディングドレスに変わり、二人は手を取り神父の前に立ったのでした。
マクフィーはにっこり微笑むと雪だるまから帽子を取り、亡くなった妻の椅子に向かい一礼し、雪の中を一人去って行きました。
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