映画「日本統一4」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
日本統一4の紹介：2014年日本映画。信闘会を解散に追い込んだ侠和会では、功労者の三上が幹部に昇格しました。一方、氷室と田村はそれぞれ別々の刑務所で、思わぬ出来事が待っていました。日本統一シリーズ4作目です。別々の刑務所に入った氷室と田村のその後と、氷室不在中の侠和会内部の三上組と川谷が2代目になった山崎組のかけひきを中心に話は進みます。
監督：山本芳久 出演者：本宮泰風（氷室 蓮司）、山口祥行（田村 悠人）、小沢仁志（川谷 雄一）、古井榮一（三上 哲也）、川村亜紀（リョウコ）、白竜（工藤 雅信）、小沢和義（大宮和也）、岡田謙（宮本 稜治）、永倉大輔（植木 尚人）、哀川翔（秋本 照政）ほか
この解説記事には映画「日本統一4」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
侠和会と信闘会の抗争は、信闘会の解散で終結しました。その後、信闘会の残党らが死守するシマを侠和会が制圧し、侠和会の勢力は拡大しました。侠和会の幹部会では龍征会の活躍で三上が功労者となり、若頭補佐屁の昇格が決まりました。また若頭の座は幹部の中から功労者を抜擢するとも言いました。
山崎若頭の亡き後、二代目山崎組を継承し、直参となった川谷は一人落ち込んでいました。自分の親がやられたのに、自分が何も出来なかったことに一人悩んでいました。刑務所に入っている田村に対し、三上は親子杯を交わすための細工をしました。
その三上の前に子分を従えた一人の男がやって来ました。男は大宮という名で、三上組の舎弟頭でした。醤油さしに入れた酒を飲ませ、親子の杯を仕上げました。田村は大宮をおじきと慕い、刑務所内で行動を共にし始めました。氷室は工藤会長が任命した弁護士のおかげで、刑が軽くなり刑務所へ送られました。
刑務所には氷室の噂を聞いてちょっかいを出す宮本と植木がいました。また信闘会の残党も氷室の命を狙っていました。そして横浜時代に一悶着のあった秋本もいました。
刑務所内で暴れる大宮と田村には、付いてくる若い者が増え、次第に刑務所内の一大勢力になっていました。氷室は同じ部屋の宮本と植木に襲われました。しかし氷室が抑え込み、監視官に見つかり事情を聞かれました。氷室が宮本と植田が先に仕掛けたことを一言もしゃべらなかったことで、宮本と植田は氷室を慕い始め、舎弟にしてくれと頼みました。あまりのしつこさに負け、氷室は二人を舎弟にしました。
作業中に信闘会の残党が氷室を襲ってきました。秋本が助っ人に入り、宮本、植田も加勢しますが、監視官に止められました。そのころ、川谷は山崎の墓参りをした帰りに、山崎の姐さんに会いました。姐さんは川谷に、山崎の跡を継げるのは川谷だけだ、そして山崎の出来なかったことをやってくれと頼みました。ふん切りのついた川谷は、幹部を集め、これからは侠和会若頭の座をとりに行くと宣言しました。
氷室と田村が服役中の龍征会は理事長の斉藤が仕切っていました。しかし氷室の甥の健太が一人勢力を拡大すると言って、山崎組の縄張りを荒らし、組員に暴行を加えました。このことで三上は川谷に札束を持って詫びに行きました。三上の詫びを受け入れた川谷は、三上に対し氷室がいたら健太に重い処分を下すだろうと厳しく言いました。
その後、川谷は関東の藤島組を傘下に入れ、山崎組の勢力を関東にまで広げました。このことで工藤会長は川谷を褒め、氷室の事で耳打ちをしました。川谷は三上に話があると言ってバーで会いました。川谷はいきなり氷室をオレにくれ！と切り出しました。三上はびっくりしてワシの子分を何故？と問い返しました。川谷は理由は聞くなと言って迫りますが、三上は氷室の気持ちも聞いてみろと言って、その場では返事はしませんでした。
刑務所では氷室の舎弟となった植田が、野球の試合中に信闘会の残党にバットを振ると見せかけて殴られ死亡しました。翌日、信闘会の残党が氷室を襲いました。先手を取られた氷室は後手に回りますが、秋本の助けで攻勢に出ました。そして氷室は鉄パイプに信闘会の残党を突き刺し殺しました。
秋本が監視官らにこれは事故だと告げると、監視官も納得し事故として処理をしました。秋本は氷室に礼を言いました。それは横浜で自分の親分の安西を殺してくれたことで、自分が組を持ち、組長になれたからでした。
戸惑う氷室に宮本が、二人は兄弟分になったらいいと言いました。すると秋本はオレはなってもいいと言いました。氷室もそこまで言うならなろうと言って、かつて横浜で命を狙いあった二人は兄弟分となりました。
以上、映画「日本統一4」のあらすじと結末でした。
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