ONE PIECE FILM Z(ワンピースフィルム ゼット)の紹介:2012年日本映画。TVアニメ「ワンピース」劇場版第12弾。新世界を進むルフィ率いる「麦わらの一味」は、ある日海を漂流している人物を助けます。その人物は、助けたことに礼を言いますが、ルフィが海賊とわかると突然攻撃をしかけ、さらにその人物の仲間がサウザンドサニー号を包囲し、ルフィ達は命からがら逃げだします。助けた人物は、ゼットと名乗り、全ての海賊を抹殺するために新世界の海を焼き尽くすことを計画していました。ルフィ達麦わらの一味は、新世界の命運をかけてゼット率いるネオ海軍に戦いを挑むことになります。
監督:長峯達也 声優:モンキー・D・ルフィ(田中真弓)、ロロノア・ゾロ(中井和哉)、ナミ(岡村明美)、ウソップ(山口勝平)、サンジ(平田広明)、トニートニー・チョッパー(大谷育江)、ニコ・ロビン(山口由里子)、フランキー(矢尾一樹)、ブルック(チョー)、クザン(青雉)(子安武人)、ボルサリーノ(黄猿)(石塚運昇)、ゼット(大塚芳忠)、アイン(篠原涼子)、ビンズ(香川照之)、ほか
映画「ONE PIECE FILM Z ワンピースフィルムゼット」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ONE PIECE FILM Z ワンピースフィルムゼット」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ONE PIECE FILM Z ワンピースフィルムZの予告編 動画
映画「ONE PIECE FILM Z ワンピースフィルムゼット」解説
この解説記事には映画「ONE PIECE FILM Z ワンピースフィルムゼット」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ONE PIECE FILM Z ワンピースフィルムゼットのネタバレあらすじ:起
新世界のファウス島にある海軍基地が武装集団に襲われました。彼らはゼットと名乗る人物が率いるネオ海軍で、ゼットの目的は巨大なエネルギーを持つ鉱物「ダイナ岩」でした。そこに海軍大将のボルサリーノがやってきますが、ゼットはダイナ岩を爆発させてファウス島ごと破壊しました。
ルフィ率いる麦わらの一味は新世界を順調に航海していましたが、ルフィが漂流する人物を発見して救助しました。その人物はファウス島を破壊したゼットでしたが、ルフィ達はそのことを知りませんでした。
目を覚ましたゼットは助けてくれたことに礼を言いますが、ルフィ達が海賊であることを知ると、ルフィに攻撃を仕掛けました。さらに、サウザンドサニー号は、ネオ海軍に包囲され、サウザンドサニー号にゼットの部下であるアインとビンズが乗り込んできました。
ゾロ達がアイン達を迎撃しますが、ビンズの能力で身動きができなくなり、さらにナミとニコ、ブルック、チョッパーは、アインの能力により12歳若返ってしまいました。絶望的な状況となったことから、フランキーは緊急離脱システムを作動させて、ネオ海軍から命からがら逃げだしました。
ONE PIECE FILM Z ワンピースフィルムゼットのネタバレあらすじ:承
ドック島に到着したルフィ達は、半壊したサウザンドサニー号を修理している間に隣のセカン島に行き、ゼットに関する情報を集めることにしました。ルフィ達が温泉につかっていると、そこにクザンがやってきました。クザンとは因縁があるルフィ達は思わず身構えますが、クザンはルフィ達と戦う気はないと言いました。
そのころ、酒場で情報を集めていたナミは、海軍の兵士からゼットがセカン島にいて、ゼットの目的がエンドポイントの破壊であることを知りました。しかし、そこで海軍に正体がばれてしまい、ナミ達は逃げ出しますが、ルフィが追いかけてきた海軍の兵士を倒し、さらに指揮官からゼットが島の反対側にいることを聞き出しました。
ルフィ達は島の反対側に向かいますが、すでにゼットはダイナ岩を起動させており、セカン島の火山が大爆発を起こしていました。ルフィはゼットに戦いを挑みますが、ゼットの右腕にある武器で能力を無効化する海楼石でできたスマッシャーを避けたため、苦戦します。さらにルフィは、ゼットから海楼石でできた弾丸を打ち込まれ倒れてしまいました。
ゼットはルフィの麦わら帽子を持って立ち去ろうとしたため、ルフィは起き上がりゼットに立ち向かいますが、ゼットはルフィにとどめの一撃を放ち、ルフィは気絶してしまいました。ゼットはそのまま立ち去り、残されたルフィはゾロ達が抱え上げてナミ達が待つ海列車まで連れて行くと、崩壊しつつあるセカン島を後にしました。
ONE PIECE FILM Z ワンピースフィルムゼットのネタバレあらすじ:転
ゼットはかつて優秀な海軍の軍人でしたが、家族や部下を海賊に殺され、さらに部下を殺した海賊が七武海となったことで海軍に絶望し、海軍を離れネオ海軍を組織したのでした。
ドック島で傷をいやしているルフィ達の元にクザンがやってきて、ゼットは、新世界に3か所あるエンドポイントの破壊を目論んでいると言いました。3か所のエンドポイントが破壊されると、新世界の海が焼き尽くされる大破局噴火が起き、新世界にいる海賊は全滅してしまいます。
3か所のエンドポイントのうち、ファウス島、セカン島はすでに破壊されており、残り1か所のエンドポイントが破壊されれば大破局噴火が起きてしまいますが、ルフィはそんなことは気にせず、ゼットに持ち去られた麦わら帽子を取り戻すため、ゼットと戦う決意をしました。
ゾロ達もルフィに付いていくことにしますが、クザンは、最後の島であるピリオ島の方向を指し示すエターナルポーズを渡しました。ピリオ島の海域には海軍の軍艦も多数いましたが、ルフィ達は海軍を強行突破するとピリオ島に上陸しました。
ピリオ島にはネオ海軍の兵士が多数いましたが、ルフィ達は苦戦しながらも戦い抜き、ルフィはゼットの元にたどり着きました。
ONE PIECE FILM Z ワンピースフィルムゼットの結末
ゼットはすでにダイナ岩のセットを終えており、ピリオ島の破壊も時間の問題となっていました。しかし、ルフィにはそんなことは関係なく、ただ麦わら帽子を取り戻すためにゼットに戦いを挑みました。
そのころ、サンジはビンズと、そしてゾロはアインとそれぞれ戦っていましたが、どちらも倒すことに成功し、アインの能力で12歳若返っていたナミ達は元に戻りました。
ルフィは先の戦いでは避けていたスマッシャーにひるむことなく立ち向かい、そして全力のパンチをスマッシャーに打ち込み、スマッシャーを破壊しました。スマッシャーを失ったゼットと海楼石により能力が使えなくなったルフィは、海賊の抹殺と海賊王になることという、それぞれの信念をかけて拳のみで戦いました。
激しい打ち合いの末、ルフィが勝利しました。そこにボルサリーノが海軍の兵士を引き連れやってきます。ゼットが海軍の兵士に立ち向かっていきますが、クザンが能力で氷の壁を作って、海軍の兵士がルフィ達の元に行かないようにするのと同時に、ダイナ岩を冷やしてピリオ島の爆発を防ぎました。
ルフィ達はその場を後にし、ただ1人海軍の兵士と戦ったゼットは、壮絶な最期を遂げました。
以上、映画「ONE PIECE FILM Z ワンピースフィルムゼット」のあらすじと結末でした。
「ONE PIECE FILM Z ワンピースフィルムゼット」感想・レビュー
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ルフィーが命を懸けて、己が信じる道を突き進む生き方に、共鳴するのだと思った。「私たちは、色々なしがらみに捕らわれて、本当の自由をなくし、命を懸けて生きることを遠ざけ、あざ笑ったりして生きているのではないだろうか」と思います。本心は真逆であることを知っていて、自由を奪おうとすることに対し、命を懸けて戦わなければいけないことを教えているように思います。 『本当の自由』は、好き勝手に生きることではなありません。己の責任を果たすことだと思います。人は弱いので一人では誘惑に負けそうになります。そこで志を共にする仲間を信じ、共に戦うことが大切であるのではないだろうかと思います。 ルフィーと仲間たちが海賊(自由の象徴)としてチームを作り、それぞれの役割を果たして、困難な敵を倒していくところに共感するのではないかと思います。
ワンピース原作の展開にマンネリ気味だった私にはこの内容ちょっとしびれましたね。正直また馬鹿騒ぎして終わりかと思いましたが、敵としてのZ、人間としてのZをしっかり描く事、原作の中でこれから描かれていく内容を映画で見せる事でただのスピンOFFな内容にしなかった事あげれば、きりがないですが。良かったです。
中田ヤスタカさんと児玉徹朗さんが織り成すオープニングがカッコ良かったです。ArmaniExchangeの衣装もカッコよかったです。Avrilのダブル主題歌期待してなかったけど、エンドロールにばっちり。ワンピースの世界観をしっかりと包み込んでました。麦わらの一味かっこよかったです。新世界編に入ってからの特にサンジのデザインに違和感を感じていたのがようやく慣れてきた!皆良かったです^^ワンピースファンには絶対見て欲しい一本ですね。