映画「orange 未来」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
orange －未来－の紹介：2016年日本映画。TVアニメ「orange」の劇場版。TVアニメの総集編とTVアニメのその後を描いています。高校2年生となった高宮菜穂の元に奇妙な手紙が届きます。差出人は10年後の菜穂自身というものでしたが、それを裏付けるように手紙に書かれた事が実際に起こります。始業式の日に寝坊すること、成瀬翔という転校生がくること、そして、翔を好きになる事…。しかし、手紙は、須和弘人など菜穂の友人達にも届いており、これは、翔を救うために送られた未来からの手紙でした。
監督：浜崎博嗣 声優：高宮菜穂（花澤香菜）、成瀬翔（山下誠一郎）、須和弘人（古川慎）、村坂あずさ（高森奈津美）、茅野貴子（衣川里佳）、萩田朔（興津和幸）、ほか
この解説記事には映画「orange 未来」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
高校2年生の高宮菜穂は、始業式の朝に寝坊して慌てて学校に行こうとしたとき、自分宛に手紙が来ている事に気が付きます。その手紙の差出人は、なんと菜穂本人でした。
手紙には、10年後の未来から間違いを繰り返さないように送った、と書いてありました。そして、これから起こる事と選んでほしいことが書いてあり、朝寝坊したこと、成瀬翔という転校生が来て、席は隣になる事、など、手紙にある内容が実際に起きたのでした。
さらに、手紙に書いてあったように、菜穂は、翔のことを好きになりましたが、しかし、手紙には翔は自殺して10年後にはいない、ということも書いてあり、さらに、菜穂のほか、須和、萩田、村坂、茅野といった菜穂の友人達にも、10年後からの手紙が届いていました。
10年後の世界、菜穂、須和、萩田、村坂、茅野は、翔の家に訪問した時に、10年前死んだ翔の死因は、事故死ではなく、自殺だった、と家族から初めて知らされました。
場面変わって10年前の翔が転校してきた時、須和は、翔に声をかけ、菜穂達と共に翔と友人となりました。さらに、無理矢理翔をサッカー部に入部させますが、これらは、10年前届いた手紙の指示に従ったものでした。
そして、手紙の中には、須和と菜穂が夫婦になっていることを示す写真が入っていました。これをきっかけに、須和は、菜穂の事を好きになっていきました。
10年後の世界、菜穂、須和、萩田、村坂、茅野は、10年前に手紙を出すことにしました。目的は、自殺してこの場にいない翔を救う事。勿論、過去に手紙を送ることなど不可能なことでしたが、須和は、届いてほしいと願いました。
そして、10年前、翔が突然姿を消し、翔が自殺することを知っている菜穂達は、必死になって翔を探します。そして、菜穂は、トラックの前に飛び出そうとする翔を見ましたが、翔は無事でした。翔は、死ぬつもりでしたが、菜穂達の事を思い出し、死にたくないと自殺を思い留まったのでした。
ここに、手紙を出した10年後の菜穂達の願いは叶ったのでした。
その後、菜穂と翔は、前にも増して惹かれ合い、須和は、そんな2人を応援しました。須和は、翔のいない10年後には菜穂と夫婦になっていると知っていて、さらに今も菜穂のことが好きでしたが、菜穂と翔の事を想い、身を引いたのでした。
それから10年後、菜穂と翔は、夫婦になっていました。そして、須和、萩田、村坂、茅野と集まり、思い出の地で夕日を眺めるのでした。
朝、須和は、目覚めると、傍らにいた妻の菜穂と夜に見た夢の事を話し合いました。翔、菜穂、須和、萩田、村坂、茅野の6人で夕日を眺める夢を。そして、翔から手紙をありがとう、と言われる夢を…。
以上、映画「orange －未来－」のあらすじと結末でした。
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