パンダ・コパンダ 雨ふりサーカスの巻の紹介:2008年公開。監督・高畑勲、脚本・宮崎駿の黄金コンビによる、少女と親子パンダの交流を描いた短編アニメーション作品(1972年公開)ならびにその続編(1973年公開)です。2008年に2作品同時上映されています。
監督:高畑勲 声の出演者:杉山佳寿子(ミミ子)、熊倉一雄(パパンダ)、太田淑子(パン(第1作)、トラ)、丸山裕子(パン(第2作))、瀬能礼子(おばあちゃん)、山田康雄(おまわりさん(第1作)、サーカス団員(第2作))ほか
映画「パンダ・コパンダ 雨ふりサーカスの巻」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パンダ・コパンダ 雨ふりサーカスの巻」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
パンダ・コパンダ 雨ふりサーカスの巻の予告編 動画
映画「パンダ・コパンダ 雨ふりサーカスの巻」解説
この解説記事には映画「パンダ・コパンダ 雨ふりサーカスの巻」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
『パンダ・コパンダ』のネタバレあらすじ
天真爛漫な小学生のミミ子(杉山佳寿子)は東京郊外の自然豊かな環境でおばあちゃん(瀬能礼子)と二人暮らしをしています。ある日、おばあちゃんは法事のためしばらく街を離れ、ミミ子はひとりで留守番することになりました。ある日、ミミ子は自宅周辺で子供のパンダのぬいぐるみを見つけます。しかし、それは本物のパンダで、人間の言葉が話せるパン(太田淑子)だったのです。程なくして、パンの父・パパンダ(熊倉一雄)が家にやってきました。パパンダは両親のいないミミ子の父親代わりを買って出て、ミミ子は母親のいないパンの母親代わりになることを申し出ます。こうして、ミミ子と親子パンダの共同生活がスタートしました。
ミミ子は親子のために弁当を作ってあげます。ミミ子は父親というのはいつも会社に働きにいくものだと考えていましたが、パンダの世界にはそもそも就職という概念はなく、パパンダは家でお休みすることにします。一方、パンはミミ子の学校にまでついてきました。やむなくミミ子はぬいぐるみということにして、校舎の外で待ってもらいましたが、好奇心旺盛なパンは給食室に忍び込んでカレーをひっくり返し、学校中を大騒動に巻き込んでしまいます。そんなある日、街の人々はパパンダとパンの行方を探しだしました。実はパパンダとパンは動物園から脱走していたのです。一悶着の末に親子パンダは動物園に戻ることになりましたが、周囲の人々の計らいでミミ子の家から動物園に通勤するという形で、引き続きミミ子と一緒に暮らせることになりました。
『パンダ・コパンダ 雨ふりサーカスの巻』のネタバレあらすじ
ミミ子、パパンダ、そしてパン(丸山裕子)は楽しい日々を過ごしていましたが、おばあちゃんは未だに戻ってきません。そんなある日、ミミ子の家に泥棒らしき者が入りました。捕まえてみると、それはサーカス団から逃げ出した虎の子・トラ(太田淑子)でした。程なくしてサーカス団長(和田文夫)と団員(山田康雄)がトラを探しに来ますが、パパンダに遭遇して逃げ出していきました。ミミ子はトラを連れてサーカスを見に行きますが、いつの間にかパンがトラの檻の中に入っていました。ミミ子はパンとトラを交換します。
ミミ子はトラを連れ戻してくれたお礼にサーカスの招待券をもらいます。しかしその夜は大雨が降り、一晩明けると辺り一面は大洪水となっていました。ミミ子たちはサーカス団の動物たちを助け出すべく、ベッドをいかだ代わりにしてサーカス団の元に向かいました。そして逃げ遅れていた動物たちを無事救出すると、汽車に乗って脱出します。水の中を突き進んでいた汽車は道なき道を突っ走り、危うく市庁舎に衝突する寸前で止まりました。その後、ミミ子は、おばあちゃんに元気に暮らしているという手紙を書きました。
この映画の感想を投稿する