リグレッションの紹介:2015年スペイン,カナダ映画。娘への暴行で逮捕された父親、容疑は認めても暴行の詳細は覚えていないという不可解な事件が起こります。担当刑事は心理学者を使い、父親と被害者の娘の記憶を回復させ事件の謎を解明しようとします。二人の記憶が蘇るにつれて、担当刑事は背後に恐ろしいカルト教団の魔の手があることに気がつきます。刑事は事件の謎を解明できるのでしょうか?『リグレッション』は2018年に日本公開となったエマ・ワトソン出演のサスペンス・スリラー映画です。
監督:アレハンドロ・アメナーバル 出演:イーサン・ホーク(ブルース・ケナー刑事)、エマ・ワトソン(アンジェラ・グレイ)、デヴィッド・シューリス(ケネス・レインズ)、ロテール・ブリュトー(牧師)、デイル・ディッキー(ローズ・グレイ)、ダーヴィッド・デンシック(ジョン・グレイ)、ピーター・マクニール(クリーヴランド)、デヴォン・ボスティック(ロイ・グレイ)、アーロン・アシュモア(ジョージ・ネスビット刑事)、ほか
映画「リグレッション」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「リグレッション」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
リグレッションの予告編 動画
映画「リグレッション」解説
この解説記事には映画「リグレッション」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
リグレッションのネタバレあらすじ:起・謎の親子暴行事件
1990年のミネソタ州ホイヤー市、ジョン(ディヴィッド・デイシック)が娘のアンジェラ(エマ・ワトソン)を暴行した件で取り調べを受けています。刑事ブルース(イーサン・ホーク)がジョンを尋問しますが、ジョンは暴行の罪を認めたものの詳細は覚えていません。警察は心理学者を雇うことを検討します。
ブルースはアンジェラの自宅で祖母(ジョンの母)とアンジェラの暮らす教会の牧師に会いますが、祖母は動揺します。ブルースは祖母からアンジェラの弟は家出したと聞かされます。ブルースはカルト教団のニュースをラジオで聞きます。警察では心理学者のケネス教授(デヴィッド・シューリス)がジョンの尋問を始めます。娘アンジェラへの暴行の詳細を聞き出そうとするケネス、ジョンは暴行の詳細を語ります。
ブルースとケネスはネスビットという同僚刑事が強姦に関与していることを知り、警察はネスビットを逮捕します。ブルースとケネスは教会にアンジェラに会いに行きます。怯えるアンジェラ、ブルースとケネスは紙に何がおこったか書いてくれと頼みます。ブルースは誰が強姦したか写真で指差せといい、アンジェラはネスビットを指差します。
リグレッションのネタバレあらすじ:承・カルト教団の謎にせまるブルースとケネス
テレビのニュースでは地元のカルト教団のニュースが流れ、警察は事件の解明を急ぎます。アンジェラの弟を見つけたという知らせを受け、ブルースとケネスは彼に会いに行きます。弟を尋問する二人ですが、弟は怒り出します。ケネスは弟の記憶を呼び起こそうとします。弟はカルト教団の儀式について語り始めますが、倒れてしまいます。
ブルースは祖母を再び訪れますが、祖母は「警察がまた来たか?」と怒りブルースを殴ります。警察はネスビットを尋問しますが手がかりはつかめません。警察署長はブルースにカルト教団について書かれたレポートを見せます。ブルースはアンジェラに再び会いますが、アンジェラはひどく怯えて悪魔が来るといい、彼女の腹部のカルト教団のシンボルの逆さになった十字架を見せます。
ブルースはアンジェラとの会話を録音します。アンジェラのテープでは彼女は車の中で暴行され、カルト教団のメンバーは幼児を食べて埋めたと証言します。警察もアンジェラの証言にもとづき、現場検証を行いますが幼児の遺体は見つかりません。
リグレッションのネタバレあらすじ:転・深まる事件の謎
警察では、事件の謎を解明する会議が行われますが、そこへアンジェラが突然ブルースを訪問します。ブルースはアンジェラの証言を得ようとします。自宅に帰ったブルースは不思議な老婆とカルト教団のメンバーに襲われる夢をみます。ブルースはジョンを再び尋問しますが、ジョンはカルト教団の絵を書くばかりで何も話さず、ブルースに怒鳴られます。教会で祖母とアンジェラは会いますが口論になり、祖母はアンジェラを嘘つき呼ばわりします。全国レベルの雑誌や、テレビがこのカルト教団のことを取り上げます。
祖母の自宅、祖母は子猫の鳴き声を聞き探しに行きますが、子猫はモンスターに変身し祖母を襲い、祖母は窓から飛び降ります。翌日、祖母の自宅を訪れる警察、アンジェラとブルースは家族の墓に行きますが、アンジェラは祖母とは会いません。アンジェラの弟が祖母の入院先の病院を訪れ、祖母は恐怖の体験を話します。病院を去るブルースにアンジェラの教会牧師はすべては悪魔の仕業と話します。
自宅に帰るブルースは再びカルト教団に襲われる夢をみます。夢の中では老婆がブルースを落ち着かせ、ネスビットらが赤ちゃんを食べる儀式を行います。赤ちゃんの血を飲めとせかされるブルースは夢から覚めます。警察に戻るブルースはネスビットが釈放されたのを見て動揺します。ブルースは警察からはこの件は忘れろと言われてしまいます。
リグレッションの結末:事件の解明?
運転中にブルースはスープの看板広告に夢の中で見た老婆がいることに気が付き愕然とします。ブルースはケネスを訪れ、老婆の広告の写真みせます。ケネスはすべての記憶の蘇りは集団ヒステリーが原因と話しますが、ケネスとブルースは口論になり喧嘩別れします。自宅に帰ったブルースは二人の男に襲われます。乱闘になりますが、一人の男はネスビットでした。ブルースは事件を話せとネスビットに言い、事件の謎を掴んだようでした。
ブルースはアンジェラの教会に行き、アンジェラと牧師に会います。ブルースはネスビットから事件に関係するものの名前を聞き出したといい、アンジェラは「父ジョンと祖母が嫌いで、この事件は最初から家族を崩壊させるための自作自演で仕組んだことだろう?」といいます。アンジェラは泣き出し「誰もあなたを信じない」とブルースを非難、ブルースは牧師から「教会から出て行け」と言われます。アンジェラはテレビと新聞に登場し自分が被害者であるかのように振る舞います。ジョンと会うブルース、ブルースは娘アンジェラを救うため、アンジェラから嫌われないため、に有罪を認めることにします。
以上『リグレッション』のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する